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海外進学 志望校の選び方(交換留学にも!)

こんにちは。
今回は、海外の大学へ進学する際に、どういった基準で出願する志望校を選ぶのかについて紹介します。

私がイギリスの大学を受験したため、イギリスの大学を中心に書いていますが、他の国でも応用できる点があると思うので、ぜひ読んでくれたら嬉しいです:)


環境面から見る基準

基準は環境面アカデミック面の2つに分けて書いていきます。
まず環境面から志望大学を選ぶ上で考慮する点を3つ紹介させていただきます。

1.都市 VS 地方

まず1つ目が都市と地方どっちがいいのか?という点です。

🏙️都市に住むメリット
買い物/文化/芸術/食など娯楽が多い(勉強の息抜きになる)
・公共交通機関が発達していて車がなくてもどこへでも行ける
・雇用の機会が多い(現地でバイトやインターンをやりたいと考えている場合)
・日本からの直行便があり、空港が近い場合が多いので、移動が楽

🏙️都市に住むデメリット
娯楽が勉強の妨げになる可能性も
・家賃、生活費、学費、すべてが地方より高い
・満員電車、通学時間確保などのストレスがたまる。
・通学に電車を使うので、交通費が毎日かかる。
・人が多い。
・治安が地方より悪い

🏞️地方に住むメリット
比較的娯楽が少ないため、勉強に集中しやすい
・学費、生活費、すべて都市より比較的安い
・オンキャンパス/キャンパス近くに住めるので、通学時間は短く効率的。交通費もかからない場合が多い。
・自然が多い
・治安がいい


🏞️地方に住むデメリット
比較的娯楽が少ないため単調な生活になる可能性がある
・公共交通機関がそこまで発展していないため、移動が少し大変
・海外へ行く際の交通の便も悪い
・コミュニティが少ない/狭い可能性がある
・雇用の機会が少ない



人によってメリットかデメリットか異なるもの

都市型の大学(キャンパスは点在し、キャンパス外に居住する)か、
キャンパス型の大学(キャンパス内で買い物や住居が完結する海外ならではのタイプ)のどちらがいいか。

多様性のある環境がいいか(都市)、現地の人が多い環境がいいか(地方)
大都市は移民も留学生も多く、大学内で現地の学生より留学生が多いケースもあります。地方にも留学生が多い大学はありますが、地方の方が留学生の割合が低い場合が多いです。

・自分の趣味を考えて選ぶ
例えばカフェ巡りやショッピングなどが好きな場合、確実に都市の方がいいですね。アウトドアが好きであれば、地方の方が趣味には都合がいいですね。

私が考えてみたメリットデメリットはこんな感じでしょうか。大学生であれば4年(イギリスは学部3年)は住むので、自分に合った環境を重視するのも大切です。


2.気候・水のタイプ

2つ目は気候と水です。

イギリスと言っても地域ごとに気候に特徴があります。
北東部はイギリスの中で最も寒いです。
イギリス南西部は年間を通して暖かく、
西側の方が東より湿気が多く、降水量も多いようです。

また、硬水で有名なイギリスですが、実は軟水エリアがあるのを知っていましたか?ロンドンなどの南東部は「最も強い硬水」に分類されますが、北部(マンチェスター、スコットランド)などは軟水だそうです。

硬水はマグネシウムとミネラルが多く含まれるため苦みを感じやすく、飲みづらいと感じることも多いです。さらに硬水により肌や髪に悪影響が出る場合もあったり、石灰が残ってしまうためシャワー室の掃除が大変だったりするそうです。

水だけで選ぶのはちょっと偏っている気もしますが(笑)、参考程度に調べてもいいかもしれません。都市別に軟水(soft)か硬水(hard)かを書いているサイトを貼っておきます↓ moderateは中間です。


3.日本からのアクセス

似たようなことを上のメリットのところで書いてしまいましたが、頻繁に日本と行き来するなら日本からのアクセスも便利なほうがいいです。

イギリスであれば日本から直行便で行けるのはロンドンくらいですが、他の英語圏だと複数都市へ直行便があるので、日本からのアクセスも判断材料にはなるかと思います。


学術的な面から見る基準

1.ランキング

1つ目はランキングです。トップ大学へ行こうと意気込んでいなくても、ある程度ランキングは知っておくといいかなと思います。

その中でも特に見るべき項目は、自分の専攻のランキングです。
イギリスは専攻によって大学ランキングが大きく異なってくるので、全体ランキングよりも専攻のランキングを参考にするのをおすすめします。

下に違う学問ごとにイギリス国内のランキングをまとめてみました。学問ジャンルの選び方にセンスがなければ申し訳ないのですが、
これを見て、総合ランキングと学問ごとのランキングがかなり異なること、伝わるといいです🥺 ランキングはQS世界ランキング2024参照です。

特に開発学1位のサセックスはQSランキングによると開発学世界1位!
さらに哲学1位のLSEは哲学で世界2位です。

その大学の強みとなる学問は、
・教授が豊富
・選択授業にもバライエティがある
・研究資金が相対的に多い
など、何かと潤っていて、メリットだらけです!

そのため自分の専攻のランキングを調べるのを強くおすすめします。


2.モジュール

イギリスでは科目のことをモジュールと呼びます。
モジュールは、大学のコースページから見ることができ、学年ごとに何が必須で、選択科目は何か、など細かく確認できます。

そこで、自分の興味のある授業はちゃんとあるのか、を見ておくといいかなと思います。

私が志望大学を決めるまで

ここからは私が実際どうやって志望大学を絞ったかをお話しします。

まず当初私は、地方大学のみの出願を考えていました。
理由は地方の方が生活費が安いから

その時は、上に書いたように自分の専攻のランキングを調べてある程度大学を絞りました。ウェールズやスコットランドにも大学はありますが、アクセスの面でイングランド内に絞って情報を集めていきました。

私の専攻は言語学です。その中でも特に興味のあった英語教授法と言語習得のモジュールがある大学に絞りました。

そして昨年秋に、実際にイギリスの大学へ足を運ぶ機会があり、自分が志望した大学を見学しに、地方まではるばる行ってきました。

実際に訪れたイギリスの地方都市。あまりにも穏やかだった。

その時、自分が学ぶかもしれないキャンパスや街を目の当たりにして、4年間も海外生活を送れるなら、大都市で刺激を受けて、たくさん成長できる時間にしたい(つまりロンドンに進学したい)、と感じました。

そこからはまたランキングやモジュールを参考にしつつロンドンにキャンパスがある大学に絞って情報を集めました。結局ロンドンにある大学2校に出願して、合格したKCLを最終進学先としました。

もう1校にも合格しましたが、完全に滑り止めで、「KCLダメだったら既に合格を頂いていた地方の大学にしよう」と決めていました。これは希望していたモジュールを提供していないためですが、つまり私は実質KCLのみを受験したようなもんです笑 本当にドキドキでした。


ちなみに私のこの体験談?から学んだことは、とりあえず何でも希望があれば親に相談することです。当初、経済的な面を心配してロンドンの大学を選択肢から除外していましたが、私をロンドンにある大学に通わせられる経済力があるかは、親が決めることでした。ダメもとでも相談してみれば良かったです。

そして海外進学する際に、実際に大学を見に行くかどうか、はマストではありません。私はこのイギリス視察ありきの進路選択でしたが、人によって見学をおすすめされたり、しなくてもいいんじゃない?と意見が分かれました。

もし大学を見に行くなら、オープンキャンパスを行っている時期をおすすめします。専攻ごとにセミナーとかやっていて、私もちゃんと予約していきました。
当初日本の夏休みに行こうと思いましたが、海外大学は夏休みは学生がキャンパスから消えると言われていることを知り、やめました(笑)。
実際の大学生活は感じにくいと思います。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました:)
丁度去年の今頃、大学調べに没頭していたので、今同じようなことをしている人がいたら、参考になると嬉しいです。

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