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「何度も復習したい」アドラー心理学の3つ言葉

大ベストセラーとなる
自己啓発の有名な著書といえば、
アドラー心理学の「嫌われる勇気」を
あげる人も多いと思います。

わたしも愛読書として購入して、
いまだに人間関係の悩みにつまづいたとき
著書を開き復習します。

アドラー心理学の提唱する
人間関係の悩みを解決する方法は、
「承認欲求を捨てる」という考え方です。

著書を読む中で、
つねにハッと気づかされることばかりで…

本当に、人生の考え方を
180度変えられた感覚におちいります。



そんな…

「嫌われる勇気」より、今回は
みなさまにぜひ覚えてほしい言葉を
ご紹介させてください。

ズバリ!

「悪いあの人」
「かわいそうなわたし」
「結局、どうしたいのか」

です。


上記の3つの言葉は、
どういった意味合いで生まれたのか。

ひとつずつ
ひも解いて説明しますので、
読み進めていただけたら幸いです。

では、いきましょう♪


✔現状は
 なにも変わらない

「悪いあの人」
「かわいそうなわたし」
「結局、どうしたいのか」

上記の文章で、最初に着目すべきは
「悪いあの人」
 「かわいそうなわたし」

という二つの言葉です。

この…ふたつの言葉を聞いたとき、
思い当たるふしはありませんか。

ドキッとした人は勘が良いですね。

上記のふたつの言葉は、
人間関係の問題に直面したとき
脳裏によぎる言葉です。

言葉のニュアンスは違っても、
おおよそ「悪いあの人」
「かわいそうなわたし」に集約されます。

たとえば…

「どうして、
 あいつばかり評価されるんだ」
「あの人の考え方は間違っている!」
「あの人の目は節穴だ」

といった具合に、
相手を強烈に批判する行為は
まさに「悪いあの人」です。

そして、続けて…

「正しい評価を受けないわたしは
 かわいそうだ」
「だれも共感してくれない」
「見てほしい…振り向いてくれない」

と、「悪いあの人」から
自分に対象をうつして
「かわいそうなわたし」と表現します。

このふたつの流れは、
”人間関係にわだかまりを感じた”とき
まっさきに考えるはずです。


「あの人が悪いから、
 わたしはかわいそうだ」

そして、胸の痛い言葉ですが…

上記の言葉は
「現状解決を起こさない
 何も起きない言葉」でもあります。

つまり、ぼやきですねm(_ _ )m



✔つまり、
 どうしたいのか?

人間関係に悩む人の多くは、
「悪いあの人」=「かわいそうなわたし」
をずっとループします。

頭の中で、
ふたつの言葉を交互に繰り返しては
自分の気持ちを落ち着かせているつもり
になっています。

ただ…
ふたつの言葉をループしている状態では、
現実は変わりません。

むしろ悪化する可能性も秘めています。


では、どうすれば
解決の糸口を見つけられるのか。


それは…

「結局、どうしたいのか」です。


ここで、三つ目の言葉
「結局、どうしたいのか」が出てきます。

つまり、
「悪いあの人」=「かわいそうなわたし」
から脱却したいのであれば、
「結局のところ、どうなればいいの」
へ脳内をシフトすべきです。

すると、
泥沼な人間関係の悩みにも
光明が見えてくるはずです。



✔悩む自分に
 酔いしれている

アドラー心理学では、
「不幸な自分を生み出しているのは、
 あなた自身」
と説きます。

つまりは考え方次第で
どんなにツラい状況、不幸な環境でも
「あなた自身が不幸ではない」と思えば、
「それは不幸な人生を歩んではいない」
と言っています。

この考え方に起因するように…

「悪いあの人」「かわいそうなわたし」で
人間関係の悩みをループさせる人は、
言ってしまえば
”悩める自分に酔いしれている状態”です。


「わたし、こんなにも困っているの」
「俺は悪くない、あいつのせいだ」

そういった感情を表面に出して、
共感を求める人が
あなたの周囲にいませんか。

もしかしたら、その人は
悩める自分に酔っていて
つねに承認欲求を欲しています。

いつも認められないから…

悩める自分を演出して、
周囲の人の気を引こうと
行動を起こしているのです。


もしも、あなた自身に
上記の考え方に身に覚えがあるのであれば、
すぐにあらためてほしいと思います。

あなたの時間は限られています。

悩める自分に酔っている時間はありません。

早急に「結局、どうしたいのか」と
次のステップに足を踏み出した方が
よほど建設的な考えを持てるでしょう。



* * * * *




今回は、アドラー心理学の著書
「嫌われる勇気」より、
3つの言葉を解説しました。

「悪いあの人」
「かわいそうなわたし」
「結局、どうしたのか」

わたしは上記の言葉を知ったとき、
”人間関係の悩みの解決方法”
光を見い出しました。

「どうして、いつも人間関係の悩みに
 答えを見つけられないのか」

それは、最初の二つの言葉
「悪いあの人」「かわいそうなわたし」で
完結していたから、いつまでたっても
答えを見つけられませんでした。

つまり、自分の都合で
思考を停止させていたのです。

本当に大切なのは、
「結局、どうしたのか」です。


仲の悪い上司とは、
結局は、どうなりたいのか。

仕事だけの関係にとどまるのか。

それとも深い関係を目指すのか。

どういった方向へ舵を切ろうとも、
最初のふたつの言葉にある
「悪いあの人=かわいそうなわたし」で
ずっと脳内ループを繰り返すよりも
前に進めている自分に出会えるはずです。


あなたの人間関係の悩みは、
どこで止まっていますか。

もしかしたら、
悩める自分に酔っていませんか。

もしも、人間関係の悩みを解決したいなら
ぜひとも「結局、どうしたいのか」と
考えを発展させてみてはいかがでしょうか。

では、また。
失礼します。

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