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「偏見ばかり」では敵が多くなる

偏見へんけん
 かたよった見解、中性でない意見を指す。

google調べより引用

わたしたちは、すくなからず
偏見の目を持ちます。

・声の小さい人は
 私生活もだらしない。

・愛想の悪い人は結婚できない。

・育児は女性の仕事だ。

事実はどうであれ、わたしたちは
相手を偏見の目で無意識に見ています。

どうして、
事実をねじ曲げるのでしょうか。


そして、同時に
事実をねじ曲げて相手を見ているうちは、
”あなたの周りは敵だらけ”になるでしょう。

「最近、人当たりがキツイな~」と
感じるなら、あなたは相手にたいして
知らず知らずのうちに、偏見的な思考で
対応している証拠かもしれません。

また、相手も返すように
あなたを偏見の目で見ているでしょう。

本当は、
心優しい人かもしれないのに…

相手を気遣える人かもしれないのに…

愛あふれる
素晴らしい人かもしれないのに…

「偏見の目」は、
あなたのポジティブな思考までも変える
恐ろしい”脳の病気”とも言えます。


今回のテーマは
「偏見ばかり」では敵が多くなるです。


ぜひとも、読み進めていただき
良好な人間関係のひとつの手段として
学びを深めていただけたら幸いです。

では、いってみましょう♬



✔偏見の正体

事実とは違った意味を持たせて
相手を見てしまう行為=偏見。

そもそもどうして、偏見の目で
相手を見てしまうのでしょうか。

理由は3つです。

①知識や経験の不足
②環境のもたらす影響
③自身の保護

それぞれについて解説します。


①知識や経験の不足
 
わたしたちは未知の情報にたいして
 恐怖や不安を感じる生き物です。
 
 自分自身にない情報の場合、
 判断基準になるのは
 これまでの知識や経験です。

 ただ、限定的な知識や経験で
 判断せざる場合、
 結果として偏った思考に陥ります。


②環境のもたらす影響
 
周囲の影響は、
 偏った思考を育てる要因になります。

 特定の価値観、差別的な意見など
 支持する人の多い環境に属すると
 必然的に偏見の目は養われます。


③自身の保護
 
自分の持つプライドを守るため、
 周囲にたいして偏見の目を持つことで
 「あの人は間違っている」と
 自己保護や不安の解消へつなげます。

 

以上の3つの理由が絡み合い、
わたしたちは相手の事実をねじ曲げて
「偏見の目」で見ます。

また、
体調が悪く、心に余裕がないとき。
ストレスでイライラするとき。
人間関係に上手くいかないとき。

不安でいっぱいに襲われたときに、
あなたの持つ駒(思考)のみで
悩めば悩むほど…「偏見の目」は
あなたに歩み寄ってきます。

「もう、いいじゃん。
 我慢してもツライばっかりだよ。
 自分の都合のいいように相手を見なよ」

そんな悪魔の誘惑に屈したとき、
相手の事実をねじ曲げて
都合のいい解釈をはじめるのです。




✔わたしの体験談

わたしの上司の話です。

上司は人情に厚く、
目上の人を敬う方です。

ただ、上司に
都合の悪い状況が降りかかったとき、
なにかにつけて”誰か”を原因にあげます。

そして、
出る言葉は「偏見の目」で見た
事実無根な内容ばかりです。

「あいつの性格が悪い」
「親の育て方に問題がある」
「最近の若いやつはいつもこうだ」

「それって、事実ですか?」
と言いたくなるほど、
自分を棚にあげて”相手のせい”にします。

もしかしたら、
「その人が原因ではない」にもかかわらず
あたかも”その人のせい”にするのです。

「偏見の目」で見る人は、
”言い訳の天才”でもあります。

口から出る言葉に重みを感じません。

結果、上司は部下から信頼されず
上辺だけの関係性にとどまるよう
立ち回られています。

なぜなら、関わったときに
何か問題を起こそうものなら、
”自分のせい”にされかねないからです。

事実をねじ曲げられ、
加害者にされる。

だったら、最初から「関わらない」と
周囲の人は判断するのは当然なのです。




✔バイバイ偏見

人それぞれ価値観は違います。

みんな違って、みんなイイんです。

「偏見の目」から解放されるには
”価値観を認め合うこと”だと感じます。

同時に「相手へ過度に期待しない」
「なにかを求めない」ことが大切です。


そう考えると、
承認欲求の強い人ほど「偏見の目」に
捕らわれている印象を受けます。




ときに『真実』は残酷で、
直視したくないこともあります。

「この価値を認めると、自分でなくなる」

そうした場面に遭遇したとき、
背後から「偏見の目」は忍び寄ります。

事実をねじ曲げて、
あなたの都合いいように解釈を始めます。


でも、考えてください。

相手の価値を認めると
自分の価値が下がる
ことは、
そうありません。

会社内の評価で考えれば、
時と場合によります。

ただ、なにものにも左右されない
『はかることのない価値』は、
その人のもつ価値観でもあります。

そもそも比べようがないのです。

「すごいね」
「さすがだ!」
「素晴らしい!」

相手の価値観を
自身の成長へ置き換えられる人ほど、
つぎからつぎへと前に進むステップを
踏んでいくでしょう。

「偏見の目」で相手を見透かしていては、
あなたの足は鈍化し、
最悪は後退する一方です。

変わらない事実をねじ曲げるよりも、
あなたの価値観を育てることに
時間を割くべきです。

そうすれば、おのずと周囲からも
あなたの価値観は認められ、
あなた自身も相手の価値観を尊重します。


ぜひ、「偏見の目」から
大手を振ってサヨナラしましょう。

あなただけの
普遍的な価値を育てるために…


では、また。
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!