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相手を納得させるには”材料”を揃えよう

突然ですが、
あなたは料理しますか?

「料理しよう」と考えるとき、
調理する材料が必要です。

「カレー」を作るなら、
カレールーは必須ですし
ジャガイモやニンジン、玉ねぎ、お肉と
様々な材料を揃えるはずです。

料理をするとき、
材料は必要不可欠です。

「なにを当たり前のことを
 言ってるんですか!?」

と、とうぜんの返答が
聞こえてきそうですが…

「料理」を「相手の説得」
に変換したとき…

じつは、なぜか
「相手を納得させたい」と考えたとき
”材料なし”相手を納得させようとします。

さて、今回のテーマは
「相手を納得させるには
 ”材料”を揃えよう」
です。

なぜ、人は相手を説得せっとくするときに
”材料”を考えないのか。

また、納得させるための
正しい材料とは何か?

この記事で、
相手を納得させる効率的な方法に
気づいていただけた幸いです。

では、いきましょう♬


✔相手を納得させる
 材料を揃えるべし

日常のさまざまな場面で
相手を説得せっとくすることは
多々、起きます。

「皿を下げておいて」
「この書類をコピーして」
「良かったら、購入を検討して
 いただけないでしょうか」

相手に、こちらの思惑通りに
動いてほしいとき、
必然的に相手を説得せっとくします。

さて、相手を説得せっとくするには、
もちろん相手に納得してもらったほうが
その後にトラブルになりにくいもの。

相手にとって重要な決断であればあるほど、
「そうだよね!そういう理由だよね」と
相手は深い納得を求めます。

つまり、相手を納得させるには
納得させるだけの「材料」が必要です。

とはいっても…
以外にも「材料」を揃えずに
相手を納得させようと試みる人がいます。

そういった方は、ずいぶんと
損をしているように思えます。

どうして、そもそも
「材料」を揃えないのでしょうか。



✔材料の必要性を
 感じていない

相手を納得させるだけの材料を揃えずに、
自分の都合で
思惑通りに動いてもらおうとする人。

間違いなく、嫌われますよね(;^_^A

では、そもそも、どうして
「納得させるための材料」を
揃えないのでしょうか。

一番の理由は
「材料の必要性を感じていない」
ことです。

「なんで、相手を動かすのに
 材料が必要なの?」

思っているということです。

こうした「材料」を求めない背景には、
当人同士の立場がおおいに関係します。

たとえば、
雇う側と雇われる側。

上司と部下。

亭主関白という夫婦の関係性。

兄や姉といった兄弟関係。

どこかで
「言わなくても分かってるよね」
という暗黙の制約ルールを相手に課すことで
「材料は必要ない」と思い込んでいます。

どうしても、
相手に納得させるだけの材料を揃えるって
面倒で大変なものです。

「そんなことのために、
 自分の時間を使っている場合じゃない」
と思うからこそ、必然的に「材料なし」で
相手を納得させようとマウントしてきます。


ここまでで、
一か所だけ矛盾が生じています。

あなたは気づいたでしょうか?

そうです。

「そんなことのために…」という一文です。

そんなこと=相手を納得させる材料

つまり、この一文は
けして「そんなこと」ではありません。

非常に重要で
人として大切な部分です。

こうした大切な部分に気づかずに
相手を説得するからこそ、
相手はあなたから離れていきます。


✔納得させるための
 正しい材料

相手に素直に動いてほしいと思うならば、
納得させるだけの材料が必要な点を
ご理解いただけたと思います。

ここで、もうひとつ考えてほしいのは
「正しい材料」についてです。

相手を納得させるうえで、正しい材料
あまり相応ふさわしくない材料と別れます。

正しい材料とは、
「この人の言い分なら理解できる」
という信頼関係の構築につながる
材料を指します。

たとえば…
・挨拶をする、きちんと返す
・目を見て話す
・名前で呼ぶ
・感謝の言葉を伝える
・相手の話を聞く(傾聴する)
・ウソをつかない

こういった…人として当たり前の
コミュニケーションそのものは、
相手を納得させるだけの材料になります。

つまりは、普段からの接し方、
コミュニケーションの積み重ねのないままで
どんなに相手を説得しても
表面的に話を聞いているようで、内心は
「何を言ってるの?
 納得させるだけの材料を揃えなさい」

と思われるでしょう。

また、正しい材料とは、つねに
相手への感謝、尊敬の気持ちによって
”生まれる感情が入っているか”どうかで
変わります。

コチラの記事を参照していただけると
理解が深まります☟


反対に、独りよがりで
相手のことを考えていない材料では、
相手は納得しません。

「ここまでやったんだから、
 あなたにもやってもらう権利はあるはず」
「わたしは上の立場だから、
 話を聞いて当たり前」
「所詮、能力は下なのだから
 黙って指示に従うべき」

こういった気持ちを感じさせるような
材料は、残念ながら「間違った材料」です。

相手からすれば、すぐに悟られて
良い気持ちには なりません。

もちろん、結果として
あなたの思うように動かない確率は高い
と言えます。



✔納得させる材料を作ろう

ここまで読んでいただき
相手を納得させるための材料について
必要性を感じていただけたと思います。

「でも、わたしには
 相手を納得させるだけの材料が
 揃っていません」

と、悲観する人もいるかと思います。

大丈夫です。

”材料がない”のであれば、
作ればいいのです。

たしかに、あなた自身の
アイデンティティに
関わることかもしれません。

もちろん、その気持ちも
すごく分かります。

自分の積み重ねてきた考えをくずしてまで、
相手に動いてほしいと思わない気持ちも
理解できます。

だからこそ、相手に
納得して動いてほしいのであれば、
材料を作り出し揃えてほしい
と強く主張します。

そこには、ロジカルな考えとは違う
人の温かさによって
「この人のために動きたい」
という心理が隠されています。

正しい材料とは、まさに
相手の感情に訴えかけるための
素晴らしい武器になります。


「最近、わたしの言い分を
 聞いてくれないな~」と思ったら、
もしかしたら「納得させる材料」を
揃えていない
かもしれません。

ぜひ、心当たりのある方は、
この記事を参考にしていただけたら
幸いです。

では、また。
失礼します。

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