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クラウドファンディング出品ではどのサービスがいいのか? コーヒードリッパー開発秘話 #4

そもそもクラウドファンディングってなに?

今回は、クラウドファンディングについて。
クラウドファンディングとは、クラウド/Crowd(群衆)とファンディング/Funding(資金調達)を組み合わせた造語です。
クラウドコンピューティングのクラウド/Cloud(雲)ではありません。

わたしが行ったクラウドファンディングをすごくカンタンに言えば、(実際にはいくつか種類があるのですが)「インターネットをつかった予約販売」です。

つまりクラウドファンディングは、販売数が事前にわかってから製造を進めれば良いので、①在庫リスクが少ないというメリットがあります。

このほかに、クラウドファンディングプラットフォームにもよりますが、
すでに新しいもの好きの消費者が集まっているので購入に繋がりやすかったり
③プロモーションになる
④購入してくれる消費者の分析ができるので需要予測ができる
・・・
などなど、テストマーケティングとしても有効です。

どのクラウドファンディングサービスがいいのか?

2020年後半時点では、少なくとも10社以上がクラウドファンディングを提供していました。
そこから、出品できるかどうかや規模が大きいところなどを選別していくと、MakuakeとCAMPFIREの2択となりました。

【Makuake】
・手数料 20%
・サービス開始 2013/8
・累計調達金額 123,300,000円
・メディア掲載の可能性が他より高い
・サポートがある
・独自分析ツール

【CAMPFIRE】
・手数料 17%
・サービス開始 2011/6
・累計調達額 30,000,000,000円
・国内成立件数No.1(矢野経済研究所調査)

普通であれば手数料の差は大事なところ・・・なのですが、昔ながらのBtoB企業なので、今回は初のBtoC&初クラウドファンディング
もともとオンラインでの発信力のなさからクラウドファンディングを計画しているため、プロモーション部分でメディア掲載の強さ、はじめての試みというところでサポート、今後事業として伸びていく可能性を考えて分析・・・という3点を重視し、Makuakeでの出品を決めました。

もちろん現在では違う点もあるでしょうしそれぞれの強みがあると思いますが、そのプロジェクトはなにを目的としているのか?というところから決めていくことがどんなサービスを選ぶときも重要です。

申し込んだはいいものの進まない

ということでMakuakeへの出品を決定し、早速申し込み。
すぐに返信もいただきオンラインミーティングを行いました。

しかし、そこで求められたのはテストサンプルの写真や製品概要
その時点ではテストサンプルがない状態だったため、いったんMakuakeサイドとの連絡は保留になります。

進み始めたかと思われたクラウドファンディング。
つぎの回からは実際のクラウドファンディングの流れをベースにポンプ屋の奮闘記をお伝えしていきます。

▼実際のクラウドファンディングページはこちら/Mitsuwa Seahorse Dripper▼

▼連載リンク▼

#1 閉塞感から始まったコーヒードリッパー開発
#2 ひとつめの落とし穴
#3 科学的な味の追及方法
#4 クラウドファンディング出品ではどのサービスがいいのか?(本ページ)
#5 プロダクト開発で問われる〇〇力
#6 カンタンにユーザーの声を集計する方法
#7 プロトタイプのチカラ
#8 デザインに"賭ける"のはコストの無駄遣い
#9 素人とプロの違い
#10 食品プロダクトの壁
#11 プロモーションがもっとも効果をあげるタイミング
#12 達成率95%と29%のボーダーライン
#13 設定ミスで失ったメリット
#14 プロダクト販売に使うECサービスはどれがいい?

▽きっかけ編▽
#2 -1 きっかけとなった派生品開発プロジェクト①
#2-2 きっかけとなった派生品開発プロジェクト②
#2-3 きっかけとなった音声メディアの言葉
#2-4 体系化されているアイデアのつくりかた

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