見出し画像

躁鬱人には「どっちにも効く」が有効なのか? | アロマテラピーと漢方の話

こんにちは、みつまめです。
今日のテーマはアロマテラピーと漢方について。
タイトルの通り、「どっちにも効く」といった性質のものが、躁鬱人の性質(?)に合っているのでは?という思いつきを記事にしてみます。

アロマテラピーはAEAJの資格を取りましたが、なんの活動もしていないただの野良です。
漢方については全くのド素人です。
あくまで個人の体験の話から思いついたことを書いていますので、ご了承の上で先に進んで頂ければと思います。

アロマテラピーも漢方も、人によって合う合わないがあります。
同じ人でも、その時の体調や環境によって違いが出たりもします。
もしご興味が出てきましたら、出来るだけプロにアドバイスを受けて、知識を身に着けてから試してみてください。

そもそも躁鬱人って?

躁鬱人とは、坂口恭平氏が著書『躁鬱大学』で使用していた表現です。
要は双極性障害(双極症/躁鬱病)の人の事です。

気分の波がジェットコースターのように激しく、躁(イケイケだったり、怒りっぽかったり、散財したり)と、鬱(一般的にうつ病と同じような状態)を繰り返します。
人によって波のサイクルは様々ですし、躁や鬱の症状の出方も人それぞれです。
躁と鬱の混合状態、なんて時期もあったりします。

私は正式な診断は受けておらず、診断名は休職時につけてもらった適応障害のままです。
ですが、双極性障害の特徴がかなり当てはまるし、飲んでいる薬も双極性障害の治療に使われるものを服用しています。
なので、「躁鬱人疑惑」を名乗っています。

私の気分の波は明らかに仕事と連動しています。
「波」というだけあって、躁と鬱はキッパリと分かれるものでもなくて、繋がってグラデーションになっています。
今自分がどんな状態なのかは?は、リアルタイムで把握するのが難しく、見失いがちです。
あとからnoteを読み返して、今週はこうだったのか、この時期はこうだったのか、とやっとわかる感じです。

躁鬱人による「実験」

このまま激しい波に翻弄され続けるなんて、あまりにしんどすぎると思った私。
この生きづらい自分を何とかしたくて、昨年から色々な「実験」を始めました。

精油の中でも、どんなブレンドをしたら私に合うのか?
カフェイン中毒だったけど、カフェインを減量してみたらどうなる?
漢方はどうだろう?

という感じで、思いついたことを試しています。

※実際に記事にした実験結果は、記事の最後にまとめてリンク貼ります。
もしご興味がありましたら、ぜひそちらも読んでみてください。

「効果あり」と感じるものに共通点がある…気がする

色々実験していく中で、効果があったと感じて繰り返し使っているものに、なんか共通点がある?と思い始めました。 

ジュニパーベリー

私が集中力を出したいときに欠かせないジュニパーベリー精油。
(精油の組み合わせは只今実験中)
私は過集中(≒躁)にもなりやすいので、冷静さや落ち着きをもったまま程々に集中するのに良い精油です。
ジュニパーベリー精油には、こんな研究結果があります。

1分間のジュニパーベリー精油の芳香浴後、まず副交感神経が活性化し、その後交感神経が活性化したという報告があります。気分転換やリフレッシュをしたいときに香らせてみましょう。

公益社団法人 日本アロマ環境協会
『アロマテラピー検定公式テキスト 1級・2級』


温清飲

うつの入り口の時期に飲んでいる温清飲。
飲んで30分くらいでお腹が温かい感じがして、不安感が少し和らぎます。
この温清飲の中身を見てみるとこんな記載が。

【処方構成】8味
温清飲は、四物湯と黄連解毒湯の合方で、四物湯で内を温め、黄連解毒湯で外の熱を清す(冷やす)意がある。四物湯は、滋養強壮、血液の循環を改善し月経を調整し、鎮痛・鎮静などに働き、体を温めたり、肌をしっとりとさせる。黄連解毒湯は、消炎・解熱・鎮静・止血・利胆・降圧などの作用があり、体を冷やし、熱感や炎症をとる。合方することで、それぞれの処方の寒熱が緩和されて、用いやすくなっている。

漢方処方解説「温清飲」
小太郎漢方製薬株式会社


スイートオレンジ×スイートマジョラ厶 (精油のブレンド)

レム睡眠もノンレム睡眠も細切れになりがちな私が、睡眠の質を良くしたい時に試すスイートオレンジ×スイートマジョラムのブレンド。
手持ちのスマートウォッチでの比較なので参考程度ですが、レム睡眠の時間が比較的長めになり、夢を見る事が多いです。

2つの精油の効果はこんな感じ。

スイートオレンジ

睡眠前・睡眠中のスイートオレンジ精油による芳香浴により、寝る前のリラックスを誘うとともに、すっきりした目覚めを得られたという報告があります。


小学生38人を対象に、スイートオレンジ精油を嗅いでから百ます計算を行ったところ、水だけを嗅いだ場合に比べて計算ミスが減少する傾向がありました。また、「やる気がある」「きびきびしている」など、気分にもよい影響が見られました。

公益社団法人 日本アロマ環境協会
『アロマテラピー検定公式テキスト 1級・2級』

スイートマジョラム

ストレスによって起こる免疫力の低下、心拍数・血圧の上昇が、スイートマジョラム精油の香りを嗅いだ後に回復したという報告があります。


夜勤を行う看護師50人が、スイートマジョラム精油を用いたアロマトリートメントを受けたところ、休息のみの場合と比べて、睡眠の質や睡眠障害が改善しました。

公益社団法人 日本アロマ環境協会
『アロマテラピー検定公式テキスト 1級・2級』


副交感神経が活性化し、その後交感神経が活性化した
内を温め、外の熱を冷やす
寝る前のリラックスを誘うとともに、すっきりした目覚めを得られた」+「睡眠の質改善

「リラックスします!」「身体の熱を出します!」「寝付きが良くなります!」みたいにはっきり言えない感じで、「どっちの作用もあります」みたいなところが似ているなぁと思ったのです。

よくよく考えたら、今飲んでいる薬も「双極症のうつに効く」が主な作用ではあるものの、躁の上がり過ぎを抑える効果もあるようなのです。 

躁鬱をジェットコースターのように繰り返し、何かと極端な感じの躁鬱人。
なにせ疾患名に「双極」とつくくらいに極端。

「◎◎に効く」を使うと◎◎に傾き、「××に効く」を使うと××に傾いてバランスが悪い。
だから、「どっちの作用もある」みたいなものがしっくりくると感じるのかもしれません。

「どっちにも効く」でバランスが取りやすくなるのかも?

あくまでも素人の妄想ですが、「どっちにも効く」が鍵になっている気がしてなりません。

中庸、といったら良いのか。
アーユルヴェーダとか、中医学(陰陽五行説)とか、「バランス崩れるとよくないからバランス大事」(超訳)って言ってますし。

少なくとも、なんでも極端な私にとって「どっちにも効く」はバランスを取りやすく、合っているような気がします。
引き続き「どっちにも効く」の要素があるものがあれば、実験をしてみようと思います。

ここまで素人の妄想にお付き合い頂いた皆さま、ありがとうございました。
少しでも何かのヒントになりましたら幸いです。

もし気になるから試したい、という場合は出来るだけプロにアドバイスを受けてくださいね。あなたにとっての「丁度良い」「心地良い」が見つかりますように。


*****

実験の記録

アロマテラピー関連

漢方(温清飲)


実験の様子などをまとめたマガジン


『躁鬱大学』感想文

当アカウントのメイン


この記事が参加している募集

やってみた

いただいたサポートは、日々を乗りきるため「自分へのご褒美」に使わせて頂きます🍀 ちょっと良いコーヒー、ハーブティー、豪華ランチ、大好きな本を買う、お出かけ資金…何に使おうかな🎵