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軽躁な1週間と、マネージャーとしての進歩 復職75~79日目 | 復職日記 #18

こんばんは、みつまめです。

プロジェクトのサービスインを控えた繁忙期間が先週よりスタート。

先週は明らかに軽躁に傾いていました。
週末も普段なら面倒がってやらないタイプの「小掃除」を次々に実施。
さほど休まないまま今週が始まりました。

先週の振り返りで

今週は明らかに軽躁に傾いていたものの、フラットな状態にやんわり切り替わるという経験をしました。
軽躁をコントロールする糸口をつかめたかもしれない、今週を振り返ります。

引用:軽躁をコントロールするには…? 復職70~74日目

なんて書きましたが、今週も明らかにずっと軽躁でした。
コントロール出来てない。
ひよっこ躁鬱人は見極めがまだまだ甘いです。

ひたすら走った今週を振り返ります。



・軽躁のハイペースに大反省 75日目

前日は子どもたちと一緒に21:30就寝。
中途覚醒はあったけど、いつもよりもスッキリとした目覚めでした。

中途覚醒は内的な要因ではなく、久々に子どもたちと一緒に寝たからかもしれません。
子どもたち、寝相?足癖?が悪くてやたら蹴られるのです…。
(普段は子どもたちが眠った後、別室の自分の布団に移動しています。)

スッキリ爽やかな(?)週始め。
毎週月曜日にチームの細かいスケジュールを確認して調整をします。
前週がタイトだったにも関わらず予定通りの進行だったので、「来週のチェック時丁寧に確認したいから、もう少し巻いて余裕を持たせたい」と欲を出してしまいました。
気づけば「全員が頑張ればギリ行ける」くらいのラインでスケジュールを組んでしまっていました。

上司から

今は何も起きていないし何の根拠もないけど、このままだと何か起きそうな危なっかしさがある。
疲弊しているメンバーがいないか、良く確認した方がいい。
良いペースで進んでいるからこそ、優先度を改めて整理して、適切にブレーキを。

と指摘を頂きました。

これには大反省。
先週自分がプレイヤーとして動き回っていた事もあり、「自分のプレイヤーとしてのペース」を基準にしスケジュールを考えていました。

私の場合 "プレイヤー業務≒軽躁状態" なので、どうやら相当なハイペースで仕事をしているようなのです。
つまり、自分を基準にスケジュールを組むと、自然とメンバーに無理をさせる事になってしまいます。
普段であれば冷静に、各メンバーの様子を見ながらスケジューリングが出来るはずが、先週プレイヤーとして業務していたこともあり冷静さに欠けていました。

自分がしんどいならまだしも、メンバーにしんどい思いをさせるのは本意ではありません。
メンバーに謝り、先週よりもペースをゆるめたスケジュールに組み直しました。


・続・軽躁のハイペースに反省 76日目

前日メンバーのスケジュールをゆるめに組み直したところ、はみ出した業務が出てきました。
これは予定通りの進行にならないかもしれないと1人焦り、はみ出した業務をひたすら遂行。

1日必死に業務をこなしたらあっという間に疲れてきました。
なんでこんなに疲れてるのか…とよくよく考えたら、昨日メンバーの対応優先度を下げた業務を、全部私が巻き取る計算になっていました。
いくら軽躁の勢いでハイペースに仕事してるとはいえ、限界があります。
「私なら4時間程度で完遂できる業務」でも、それが複数重なれば、当然4時間では終わりません。
当たり前ですが、自分のスケジューリングをするとついその辺りを忘れがちです。
私は1人しかいないのに、私が複数居るような見積もりを立てがち。
私の悪い癖です。

自分のスケジュールも一からやり直して、優先度をつけ直して、ようやく週内に形になるスケジュールが組めました。

・手をつける仕事がくるくる変わる 77日目

軽躁状態が全然落ち着かず、そのくせ帰宅後の疲労感が自覚出来るほどになってきました。
これはまずい、とこの日は極力プレイヤー業務からは離れるようにしました。

プレイヤー業務から離れれば少し冷静になれると期待したのですが、プレイヤー以外の業務でも症状が出ているような気がしてきました。
30分~1時間おきに、やっている内容がくるくると変わっていくのです。

私の仕事のメインはディレクションとマネジメント。
かなり雑なまとめ方をすると「何でも屋」です。
プレイヤー/マーケティング/マネジメントと、頭を働かせる箇所が全然違う業務を兼務しています。

今日は仕事中にプレイヤー→マネジメント→マーケティング→マネジメント→プレイヤー…といった感じで、地続きになっていないジャンルの違う業務に、次から次へとくるくる切り替わっていました。

今まで意識したことはなかったのですが、これってもしかして「1つのことを完遂できない」という、躁の症状だったりするんでしょうか…?

業務中無理をしている自覚は全くないのですが、脳は確実に疲弊していきます。
1日の終わりには完全にオーバーヒート状態で、おでこの辺りが熱くなり、頭のてっぺんからは煙が出て、こめかみ辺りが血流に合わせてドクドクと脈打っているような感覚になります。
あと、普段なら考えにくいような小さいことで、パニックを起こしたりします。

先週「外出がいいかも」なんて書きましたが、昼休憩で外に出て昼食を取る程度じゃ、勢いが落ち着かない事も分かってしまいました…。
かなりしっかりめに、自然のある場所を散歩しないとダメなのかもしれない。

躁鬱人のマネージャー…って探すのは結構ハードルが高い気もしますが、そうした方がいらっしゃるなら業務の取り組みかたについて、聞いてみたい気がします。

・フォローとメンバーのミス 78日目

引き続きS-in前の追い込み期間。
この日締切の業務があり、各メンバーで間に合わない部分は私がフォロー。
午前中にほぼ完了して微調整をし、午後にはチェックを済ませて夕方納品予定でした。

ところが最後のメンバーから完了報告が上がったのが16時。
さほど重い仕事じゃなかったのに、何でこんなに時間がかかったんだろう?と思いつつチェックを開始。
そしたら、細々としたミスが多発していました。
小さいミスでも重なると修正に時間がかかります。

そして、担当したメンバーの退勤時間は17時。
全ての修正をお願いしたらかなりの残業になります。
30分の残業をお願いし、残り時間でメンバーがフォローできるよう引き継ぎをお願いしました。

朝イチでヒアリングをした時は、深刻な進捗遅れもなかったし、遅れそうな箇所は私もフォローに入っていました。
何でもっと早くアラートを出さないの?と若干いらっとしました。
しかし、元々は余裕がないスケジューリングをしていた私のミスです。
メンバー全員忙しいから…と声をあげるのを躊躇ってしまったのかもしれません。

1つ1つミスを潰して行って、最後に退勤するメンバーの定時にギリギリ間に合うかどうか、微妙な状態。
そして、納品間際に見つかったミスにメンバー全員が慌てている。
気づけていないだけで、何か致命的なミスが隠れているかもしれない。
結局関係先に謝り倒し、締切を翌午前中に延ばしてもらう判断をしました。

上司から週始めに言われていた「疲弊しているメンバーがいないか、良く確認した方がいい。」という事。
私が気づけていなかっただけで、このメンバーは疲弊し、適切なアラートが出せなかったようです。

チーム作りがうまく行っていると感じていた矢先に、アラートを出す判断が出来なかった(躊躇ってしまった?)メンバーがいた事。
そして、締切を破り、関係先に迷惑をかけてしまった事。
ショックでした。

帰宅後は何かにつけて悲観的になってしまいました。
ここ2週間突っ走ってきた軽躁モード。
ついに終わりがきたようです。

・進歩 79日目

1週間ぶりの在宅勤務。
昨日のショックを引きずり、朝から「仕事行きたくない」モード。(在宅だけど)
この日は午後休だし…と何とか始業報告をして業務開始しました。

私の会社はフレックス制なので、出勤、退勤時間はバラバラです。
そのためメンバーが全員揃ったタイミングで毎日「朝礼」を実施しています。

その日は私が勤務開始してから朝礼まで1時間。
悩みに悩んで、最近のチームの雰囲気について発信をすることに決めました。

最近引っ掛かっていた出来事やメンバーの発言を1つずつ整理して考え、まとめ、「皆様へのお願い」という形で部署チャットに発信。
上司にも「みつまめさんの発信は、 私も同じ想いです」とフォローの発信を頂けました。

さらに「朝礼」で補足するような形で、口頭でも話しをしました。
私だけ在宅だったので、メンバーの反応はいまいち分かりません。
正直、来週月曜日に出社するのが怖いです。苦笑

締切を延ばしてもらったクリエイティブの最終チェックと、来週以降の業務の整理をして終業でした。



・クリエイターの性と、マネージャーとしての進歩

以前の記事にも書きましたが、私は復職して3ヶ月間、チームビルディングに力を注いできました。


全員が自由に発言できる雰囲気を目指して、この3ヶ月間試行錯誤してきました。
結果チームの雰囲気は良くなり、クリエイティブのクオリティも上がってきました。
本当に数字に現れる成果を作れるまであと一歩、というところまで来ています。
ただ、ここ最近になって「内輪ウケ」のような雰囲気が見られるようになりました。

クリエイターの性みたいなものだと私は思っているのですが、プロジェクトを深める過程でどうしても「ユーザーのこと」が抜け落ちる瞬間があります。

盛り上がったら、そのまま形にしたくなる。
形になったら嬉しくなって、「ユーザーが本当に必要としているのか?」の視点を欠いたまま不要な箇所に拘ったり、そのまま突き進もうとしたくなる。
上司に指摘頂いた「危なっかしい」というのは、恐らくこの辺りなのです。

「説教くさいと思われたくない」「せっかく良い関係が築けてきたのに、メンバーから距離を置かれたくない」と躊躇う気持ちはありました。
でも、今回は「発信する」という決断をしました。

今のままではいつかチームが変な方向に進み出すのではないかという危機感と、作り上げた良いチームをダメにしたくないという想いの方が勝ちました。
休職以前の私だったら、おそらく出来なかった判断だと思います。

今回の決断は果たして良かったのか。
月曜日がちょっと怖いです。

それでも、発信が出来たことは大きな進歩だと自分で認めることは出来ました。
どうかチームが良い方向へ進みますように。

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