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適切な休み方を学んだ休職期間

こんにちは、みつまめです。
私は昇進がきっかけで適応応障害になり、3ヶ月間休職していました。
今は元の職場・ポジションに復職し、100日以上が経過しました。

休職中は毎日がとても長く感じ、「こんなに休んでしまって、私は本当に復職出来るのか」と毎日不安でした。
でも、復職したら100日って本当にあっという間で。
90日の休職期間は、本当に貴重な時間だったんだなぁと改めて考えています。

100日の区切りを過ぎた今「 #我慢に代わる私の選択肢 」のテーマに沿いつつ、休職についてを振り返ってみたいと思います。

※ダイジェスト版的な内容の為、お馴染みさんには読んだことがある内容もあるかと思います。 
もしよろしければ、お付き合いください。

※詳細に書いた記事へのリンクは、記事の最後に掲載します。
もしご興味があればぜひご覧下さい。


仕事は「頑張る」だけでよかった

現職は30歳を過ぎてから転職で入社しました。
異業種・異職種での転職な上、次男が育休明けすぐで保育園に通い始めたばかりの0歳児。
転職者としてはなかなかの悪条件でしたが、今の上司が私の経歴を面白がって、拾ってくださいました。
(面接では前職の業界について盛大な悪口を語ったような気がするけど…よく採用したなぁ。笑)

転職当初は仕事内容にも、企業文化の違いにもカルチャーショックの連続で、毎日が勉強でした。
でも前職とは違い、頑張れば頑張るほど出来ることがどんどん増えるし、成果もすぐ見える。
何よりも仕事が楽しい。
「頑張った」結果、入社2年目で昇進し、マネージャーとなりました。

「生涯プレイヤーでいたい」派で、出世欲はありませんでした。
そして、私に昇進という道があるなんて、考えた事もありませんでした。

現在所属しているのは老舗企業の子会社。人事システムは親会社の旧態依然としている部分を踏襲しています。
そんな企業で入社2年目、しかもワーママ。本来であれば昇進なんて道は現れないはずなのです。
それにも関わらず私をマネージャーにと言って貰えたことが嬉しく、お引き受けする事にしました。

頑張る=我慢するに変化した

綻びが出始めたのは昇進後でした。
前職で現場リーダー程度の経験はありましたが、きちんとしたマネジメントは初めて。

チームマネジメントについてあれこれ読み漁り、いくつか実践もしてみましたが、上手く行かない日々。

さらに、コロナ禍で急激に社会の状況が変化していた時期だったこと。
プライベートでは長男が小学校に上がったばかりなのに学校は休校中という、極めて特殊で先も見えない毎日だったこと。
次第に頑張る=自分を抑える、我慢する方向へと舵を切ってしまいました。

指示してるのにどうしても上手く伝わらない、どんなに言葉を尽くしても正しく受け取って貰えない。
それであれば、私が夜間や休日にプレイヤー業務をすればいいんだ。

コロナ禍で大変な状況なのだから、旅行も我慢しなければ。

長男も本当は学校に行きたいのに家の中で我慢しているんだから、休憩時間くらいはきちんと相手をしてあげなければ。

保育園が開いているだけでも、ありがたいと思わなければ。

特に自分をリセットする機会である旅行が封じられてしまったのは、本当につらかったです。
放浪癖レベルの旅行好きな私にとって、旅行はライフワークとも言える貴重な時間です。

自分を抑え続けた結果、2020年9月頃から身体に症状が現れ始めました。
体調は上下の波を繰り返しつつ、2021年4月には大きく調子を崩してしまい、休職に至りました。

休みかたを学んだ休職期間

休まなければならないほどの抑うつ状態に至った私は、何も出来ずにただぼんやりと布団の中で過ごしました。
夫は仕事、子どもたちはそれぞれ学校と保育園。
朝起きられず、朝の見送りもあまりできない。
何も出来ずただ横になる事しか出来ない自分を責め続けました。

そんな毎日でも次第に回復し、回復にしたがって自分が好きなことや、やりたいことが甦ってきました。
長い期間自分を抑圧し続けた結果、私は自分を見失い、「好き」という感情すら抑圧してしまったようでした。

「好き」をきっかけに少しずつ動けるようになり、結果として自分に合う休み方も身に付けていきました。

我慢する自分から、適切に休める自分へ

復職してからもうつの波が来ることはありました。振り返ってみるとだいたい月1ペース下降し、直近では結構な大波が来ました。

うつのサインが出始めたら、とにかく睡眠時間を確保すること。
眠れないのであれば、薬を飲んででも眠ること。

「好き」の感情が生きているうちに、好きなことで自分を満たすこと。

どうしても仕事に行けない、行きたくないのなら、仕事を休むこと。

休職し、底から自分の力で上がってきた経験があるからこそ、自分にとって適切な「休み方」を選択できるようになりました。
罪悪感なく、ためらわず、自分のために休む選択が出来るようになりました。
私が少しだけ生きやすくなったのは、休職したお陰だと思っています。


みんなが休む事を選択できる世の中に

今では「休職」は私にとって必要な経験だったのだと、前向きにとらえることが出来るようになりました。
ただ、世間一般的にはネガティブな経験であることも事実。
その為休職したことは、プライベートでは夫以外知りません。
聞かれれば答えるし、話の流れで必要なら話しはしますが、自ら言う必要もないのかなと考えて。

毎日学校や仕事へ行ける事は、素晴らしい事だと思います。
ただ、身体を壊してまでも毎日行かなければいけないのだと我慢し続けるのは、やはり間違っていると感じます。
(仕事の場合は雇用「契約」なので、ある程度契約に沿って仕事をする必要はありますが、休む権利だってあります。)

休む事が出来ないと、どんな人でも疲弊します。
休み方は人によって様々なので強制するのも違うのかなと思いますが、限界を迎えてしまう前に、ためらわず「休む」選択を出来るような世の中であるといいなと思います。


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私にとっての「旅行」について

「好き」を取り戻したあたり

休職期間の集大成の記事

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(諸事情により有料記事にしてありますが、内容は普段の記事でちょいちょい小出しにしています)


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