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王座奪還へ!今年もD1グランプリ出場

みなさん、こんにちは。デジタルイノベーション開発部のケビンです!
覚えてくれていますでしょうか?前回と部署名が違うので…忘れましたか?
私のことを忘れた方は、是非こちらの記事を参考ください。
思い出していただけましたか?
はい。ケビンです。
昨年、CISCO社が開催するMeraki D1グランプリに出場し、特別審査員賞をいただきました。
今年も、8月に開催された第3回 D1グランプリにチームで出場しました。結果含め、初めてアプリ開発を行ったチームメンバーの西村さんにD1グランプリを振り返ってもらいたく、ここからは西村さんにバトンタッチします!

みなさん、はじめまして。西村です。私は、2023年入社した2年目社員です。今回、1年目ではチャレンジできなかった開発を担当させていただきました。そんな私が今回が振り返り含めレポートいたします!

私の自己紹介写真です!

■D1グランプリってナニ?

改めて説明いたします。D1グランプリは、シスコシステムズ合同株式会社のCatalyst Meraki D-1 グランプリ事務局が主催する技術ハッカソンです。
全国から技術者が集まって、新しいソリューションの開発に挑む場です!
ミツイワは、第1回で優勝し、第2回で審査員特別賞を受賞しており、今回は王座奪還を目指して参戦しました!

■開発までの道のりについて

まずは、ゼロから開発してみました!
開発期間は5月から6月末までの約2か月間!プロジェクトチームは、プロジェクトリーダーのケビンさん、技術バックアップのFさん、そして私、西村が開発担当として編成され、各メンバーが持つ技術と知識をフル活用して開発に取り組みました。
私はChatBot開発を担当し、以下の3つの機能を実装しました!

1.温度センサーとAPI連携し、部屋のコンディションを把握する
2.Office365とAPI連携し、予定が空いている人をアサインする
3.RAGを用いて、専門的な質問にエビデンス付きで回答する

開発前にはしっかりWBSを作成し、計画を立てていましたが、実際の開発で次の2つの課題に直面しました。

★技術的な課題
1.新しい技術スタックの導入
初めてクラウド(Azure)環境やAPI(Azure/Meraki/Webex)を使うことになり、ゼロから理解する必要がありました。

2.利用予定だったクラウドサービスが利用できなかった
リファレンスの手順通りに設定しても、何故か利用できませんでした。

これらの課題に対して、以下の方法で解決しました!
★解決方法
1.新しい技術スタックの理解
リファレンスをゼロから読み込み、QiitaやZennの関連する記事も追加で参照!さらに、先輩の開発物からコードを引用して、どのように使っているかを理解しました。

2.開発方針変更の判断
グローバルのコミュニティに質問を投稿し、同じ事象が世界的に発生していることを確認しました。バグ解消時期が不明だったため、他の手段で実装することをチームメンバーに提案しました。

このように、新しい技術スタックに対して必要な知識を効率的に習得し、コミュニティもフル活用しながら開発を進め、ChatBotの開発を無事完了することができました!

■開発を通して学んだこと

今回の開発で学んだことは主に3つです!
1.明確な計画を立てることの重要性
開発前に各フェーズのタスクを洗い出し、予定工数からスケジュールを算出して計画を立てることで、どのタスクで遅延が発生しているか、どこがクリティカルになるかが明確になり、関係者への説明もスムーズに!

2.スモールステップでの実装
特に短納期の開発では、スモールステップで進めることで進捗確認がしやすくなり、バグの発生を最小限に抑えることができました。

3.コミュニティの活用
社内にナレッジがない場合、コミュニティを利用することで問題解決のスピードアップを実感!英語が苦手な私でも、生成AI(MAIなど)を使って翻訳することでグローバルなコミュニティに投稿できるようになり、コミュニティ利用のハードルがグッと下がりました。

初めての開発プロジェクトでいくつかの課題を乗り越え、無事に開発物を納品できました!
その結果、第3回D1グランプリではアイデア賞を受賞しました。

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■Ciscoからの評価コメント

プレゼン資料の1部と発表中のケビンさん

3 チーム目はミツイワ株式会社の「イノベーション.Lab」。Meraki Connects to AI という生成 AI を活用した作品で、プレゼンテーションいただいたユースケースとして、医療介護業界の 2040 年問題にアプローチしたものでした。医療・ケアスタッフの業務を AI で支援したり、利用者のユーザーエクスペリエンスを DX で向上、というサービス提供者、利用者双方に寄り添う素晴らしい内容でした。本当にこのような生成 AI がいろいろな業界・業種で利用されていくだろうというリアリティを感じました。
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審査員らからは、先見性が高く今後の生成AIを使ったビジネスのイメージを湧くことが出来たとコメントいただいたり、ある審査員からは、最高得点を付けていたとの発言もありました(/_;)嬉しいかったです。

目標の優勝には惜しくも届きませんでしたが、今回の開発プロジェクトを通じて多くのことを発見し、経験できたことは個人的にとても良かったです!
正直、優勝を目標にしていたので悔しい気持ちもありますが、今回作ったソリューションは生成AIを使った新しいビジネスになると考えております。
次回のD1グランプリこそは優勝を勝ち取りたいと思います!(^^ゞ

■最後に

今回の作品はD1グランプリだけではなく、Ciscoが主催しているCisco Partner Innovation Challengeという技術ハッカソンにも応募することになりました。結果は10~11月に出ますので、こちらの結果わかり次第ご報告いたします!
Introducing the 7th Annual Partner Innovation Challenge: Featuring an Exciting New Prize Category - Cisco Blogs

これから生成AI×Cisco製品で様々なコラボレーションを生み出していきたいと考えておりますので、お楽しみに!
以上、西村からのレポートでした!