ことば屋 美空

えいって背中を押す そんなチカラはないかもしれないけれど あなたの隣にしゃがんで そ…

ことば屋 美空

えいって背中を押す そんなチカラはないかもしれないけれど あなたの隣にしゃがんで そっと背中をさすれるような そんなことばを届けられたら あなたにとっての ちいさな光になれたら そんなことばを綴っていられますように 願いを文字にのせて ことば屋 美空

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日本一周したはなし。

もうすぐ5月もおわり。もうすでに夏の気配がする。 今年の夏は花火大会とか、野外音楽フェスとか、縁日とか、そんな夏の風物詩はどうなるんだろうか。ビアガーデンは大丈夫かなぁ。 旅に出ることはできるだろうか。青春18切符でどこか行きたいな。 旅が恋しくなってきたので、今日は日本一周したはなしをしようかなと思う。 2019年6月24日から12月24日の184日間でぐるっとしたはなし。 特に目的はなく、ただ47都道府県全てに行って一泊以上するのが唯一の決め事。 移動手段は公共交通機

    • 好きなことのはなし。

      少しずつ、本当に少しづつだけれど 春の気配を感じるようになってきた。 昨日はまさしく冬そのものの寒さで 冷たい雨がこの世界を包んでいたけれど、 今日は起きて台所に立ったら 太陽の光が清々しく なんとも幸せな気分にさせてくれた。 開け放った窓から入ってくる風は、 まだ少し冷たいけれど どこか優しくて春の香りを連れてきてくれるし、 シンクのステンレスをそっと撫でて キラキラ光っている。 電車の音や遠くで聞こえる誰かの声 鳥の囀りや上の住人の物音もひっくるめて 今ここにある生と

      • 自分と向き合ってたよっていうはなし。

        寒さでキーボードを打つ手がとても冷たい。 立春は過ぎたけれど、空気はまだまだ冬のそれだ。 右手だけ氷のように冷たくなるのは何故だろう。 左手だって同じように空気に触れているのに。 美空七不思議のひとつ。 前にnoteを綴ってから、もう一年以上経っているらしい。 あっという間を超えてなんなら一瞬すぎて この一年以上の記憶がそんなにないのだけれど、 住むところがたくさん変わって、仕事もたくさんして。 充実といえばそうなのかもしれないけれど、 そしてそれを選んだのは誰でもない自分

        • ☺︎2023年美空カレンダー予約販売中☺︎

          わたしはアーティストとして 書き始めたときから 「毎日のなかに そっと背中をさすってくれるような そんなことばがあったなら そんなひだまりみたいな ことばを届けられたら」 そんな想いが根底にあり その想いを叶えるひとつとして 2022年からオリジナルカレンダーを制作しています そして今年も! 2023年のカレンダーを 完全予約にて販売させていただきます☺︎ ✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴

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        日本一周したはなし。

          これから飛ぶはなし。

          目の前には大嫌いな飛行機がたくさんだ。 なんて言ったら飛行機好きの人に怒られちゃうかな。 いや、とても便利だし、すごくかっこいいとも思うんだけれど。 そうそう、飛行機自体は嫌いじゃない。 むしろ見るのは好きだし憧れだ。 嫌いと言ったのは 何を隠そう、いや隠してもいないけれど。 わたしは高所恐怖症&閉所恐怖症だからだ。 タカイトコロコワイ セマイトコロコワイ でパニックになるからだ。 だからずっと どんなに時間がかかろうとも どんなにお金がかかろうとも どんな遠距離だと

          これから飛ぶはなし。

          今を生きるはなし。

          大きな窓から 老舗の年季の入った看板と眩しいくらいの灰色の空が見える。 季節は今ちょうど変わり目だ。 でも足早に行き交う人たちの首元には あったかそうなマフラーがグルグル巻かれている。 きっと少しずつ、 でも確実に季節は前に進んでいて ほんの少しそれに遅れながらわたしも前に進んでいる。 昨日のままじゃいいられないし この瞬間も今は常に過去になる。 ひとつ残らず過去になる。 食べ残しはノーだ。貯蔵もできない。 好きなひととの楽しい時間も 悔しさに泣き喚いてもう立ち上が

          今を生きるはなし。

          虹と逢えたはなし。

          薄い雲が空全体を覆っている。 太陽の光は少し弱められているけれど それでもわたしが寒く感じないように熱を届けてくれている。 一昨日から富良野にいる。 昨日は富良野と日本で一番好きな場所美瑛を一日歩き回った。 雨が降ったりやんだりの中 ひたすら何となく気が向くほうへ足を進める。 大好きな美瑛だし晴天の中回りたかったのにな、 雨かぁ・・・なんて少しだけ残念に思いながらも でもやっぱり好きな場所にいる幸せ感に背中を押される。 一度行ってみたかったお店でお昼ご飯食べようと 地

          虹と逢えたはなし。

          飛行機が飛ばなかったはなし。

          最近雨は昔ほど嫌いじゃない。 むしろいろんなものが浄化されるようで 神々しいなって思ったりもする。 だけど、だけどだ。 台風はあかん。 あかんのよー!!!! ってことで。 ことば屋 美空は10月2日に札幌にて個展 『旅する個展vol.3〜旅する情熱〜』 を開催するのだけど、 そのために今日、札幌入りする予定なのだ。 本来なら飛行機で。 いや、そもそも嫌いなのよ飛行機。 だって美空は高所恐怖症。 (”空”がつくのに!!!???なんてツッコミは全て却下) だけどね

          飛行機が飛ばなかったはなし。

          心地よいを整えるはなし。

          太陽の復活だ。 夏はまだ行かないでくれていた。 わたしの一番好きな季節。 とは言え最近は暑さが体に堪えるようになってきているけれど。 ここのところずっと雨が降り続いていた。 何かを拭い去るかのように。 わたしの住んでいる場所もかなり降ったけれど 幸い大きな被害はない。 どうかどうか、あの人の場所も あの日出会ったあの人の場所も これ以上被害が大きくなりませんように。 あなたの場所もどうか無事でありますように。 最近の世の中の情勢から なかなか旅にも出られず 天気も

          心地よいを整えるはなし。

          何もできなかった日のはなし。

          セミの勢いがすごい。 緑のキラキラも、空の青も圧倒的な夏真っ最中。 太陽絶好調。 「今年の残り日数」ってやつをTwitterでフォローしてるんだけど 今日で今年はあと144日。39.5%らしい。 正直ちょっと焦る。まじか。 焦ってしまうくらいなら見なきゃいいのにね。 でも自分をわざと焦らせていたりもする。 「ほれほれ、真剣に生きてるか」 って。 明日が来る保証なんてない。 誰であっても絶対はないのだ。 だから毎日精一杯生きる そんな生き方ができたらいいのかもしれ

          何もできなかった日のはなし。

          旅立ちのはなし。

          長い間、ずっと一緒にいてくれた人がいる。 横に並んで共に歩いてきた。 その人とお別れすることになった。 なった、と言うか、した。 少しずつ荷物を運び出している その後ろ姿を見ていたらたくさんの思い出が行ったり来たり。 寂しくないと言ったら嘘になる。 と言うか、すっごく寂しい。 自分から言い出したことなのに。 きっと寂しくて泣いちゃう夜も これからたくさん迎えるんだろう。 耐えきれなくて深酒することだってあるだろう。 本当にこの選択があっていたのかって 自分を疑う

          旅立ちのはなし。

          選択のはなし。

          ひぐらしが鳴いてる。 その声に少しの切なさと懐かしさを感じながら 自宅のベランダに座りことばを綴っている。 雲が行進をするかのように一定のスピードで流れていく。 見上げると上弦の月が薄い紺色の空に浮かんでる。 西の空の下の方からオレンジの帯が天に向かって伸びてる。 正面には富士山の立派な円錐形のシルエット。 昼間のうだるような暑さは嘘だったかのような爽やかな風が 木々を揺らしていく。 なんて贅沢な場所にいるんだろう。 なんてさ、少しの間パソコンに目を落としていた間に

          選択のはなし。

          最近のはなし。

          ついさっき、 日付が変わった。 でも別に何も変わらないのにね。 でも。 昨日が今日に変わって、 そしてまた今日は明日へと変わる。 例外なく。遅れることも早まることもなく。 そして、多分わたしも変わってるんだろうね。 気付かないくらいのスピードで。 変化はゆっくりでも、 月日が流れるのは早いもの。 あれよという間に何も投稿できない日がびゅーんとすぎて、 気がつけば今年も半年が過ぎたようだ。 皆さんはどんな半年だった? わたしは。 一言で言えば。 「激動」 本

          最近のはなし。

          続けることのはなし。

          前回の記事、いつ書いたっけなって思って見てみたら、なんと去年12月じゃないか。なんてこった。 でもただただサボっていたわけじゃない。 何度も書こうとして、保存して、書き終えられずに下書きが溜まっている。 頭の中が常にごちゃごちゃしている。片付けが苦手だ。断捨離せねば。ぬーん。 最初にカミングアウトしておこう。私は三日坊主だ。そこには自信がある。 興味のあることはたくさんあるし、すぐ食いつくけどすぐに飽きる。 今までどれだけのことに手を出してきたかわからない。 親にも言われ

          続けることのはなし。

          日本一周ひとり旅のはなし。

          窓の外に富士山が見える。雪を纏い太陽の光でほんのりピンクだ。朝の光はやわらかくて希望のようなものであふれている気がする。 ここ数日で一気に最低気温が下がった。今日は1度だったらしい。もう完全に冬だ。冬がきた。 しかし12月ってこんなに寒かったっけ。寒いのは苦手だ。全身に力が入って疲れちゃう。できることなら冬眠したい。 でも、綺麗な景色を見ることができるんだよなぁ。今日の富士山もそう。 夏生まれのわたしは夏が大好きで、寒い冬は動けなくなるから嫌いだった。でも、ここ数年で冬

          日本一周ひとり旅のはなし。

          わたしにとっての旅のはなし。

          窓の外、自由に揺れるハンガーたちの向こう側に、朝のグラデーションが広がっている。同じように見えても毎日違う。 それはきっと、あなたも。そしてもちろん、わたしも。 起き抜けに白湯を飲みながらベランダに出る。裸足ではもうかなり寒いけれど、嫌じゃない。 自然も人間も、変わってゆくものだ。変わらないことなんてこの世界にあるのだろうか。あらゆるものが変化し続けるのだから、人間の心だって変わるのが常なんだろう。 ずっと変わらない想いなんて、ないのかもしれないな。絶対なんて、きっとない

          わたしにとっての旅のはなし。