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人間関係で傷付きやすい原因とは?

こんばんわ。AKERUです。

自分はこれまで人間関係で苦しんできたことが多かったように思います。別に喧嘩ばかりしてきた、とかトラブルメーカーだったというわけではありません。

どちらかといえば大人しい性格なので、誰かの冷たい対応や不機嫌な様子に勝手に傷つき、苦しんできました。そういう言動がキツかったり、人の気持ちに配慮できない人っていますよね。(以下、そういう人のことをプレデター系と書きます)

ただ、そんなプレデター系が側にいても、そんなに傷つかないで平気な人もいます。そんな人たちに比べて、自分の何が問題なのでしょうか。

適応障害になってダウンしたり、双極性障害と診断されて休職したり、色々あった上でわかったのは、自分がアダルトチルドレンだったということが、かなりマズかったように思います。

アダルトチルドレンとは、自分なりに簡単に説明すると、幼い頃に感じていた両親に対する不満を、大人になってからも解消しようともがいている人のことです。

自分の場合、不機嫌な両親の顔色を伺う機会がかなり多かったので、「もっと自分を大事にしてほしい」「不機嫌になるのはやめてほしい」「親なんだから年相応にしっかりしてほしい」といった不満を抱えていました。

そのため、大人になってからもその不満を解消しようとしてしまった結果、例えば会社の上司や、友人、配偶者など、両親以外の人に対しても、「自分を大事にしてもらうこと」「不機嫌にならないでいてもらうこと」「年相応にしっかりしてもらうこと」を期待してしまっていたのでした。

そして、残念なことに、他人は思い通りになりません。思い通りにならない不確定なことに期待しても、高い確率で期待は外れます。

言い換えると、他人に期待している以上、常にガッカリしたり、不満を抱いたり、傷ついてしまうということです。人生の幸福度は著しく低下します。

ですので、特に自分のようなアダルトチルドレンが苦しみを減らすためには、幼い頃に両親に抱いていた不満を、他の人に対して「期待」という形でぶつけないということが大事なんだと思います。

両親に感じていた不満は、本来、両親との間で解消すべき問題です。他人は無関係です。

そう考えれば、他人が何をしようと、そこまで気にならなくなるかもしれません。あくまで他人は他人です。自他の区別をしっかりつけられるようになります。

心理学者のアドラーは「課題の分離」が大切だと言っています。今までは、そのことを頭ではわかっていたのですが、どうしても不機嫌な上司に耐えられなくて、休職してからも思い出して不眠症になったりしていました。

全く「課題の分離」ができていませんでした。

その原因は、自分の両親に対して抱いてた幼少期からの「不機嫌にならないでほしい」という不満を、上司に対しても抱いてしまっていたからなのだと思います。

それを理解してから思うのは、別に上司がプレデター系でも、「そういう人間もいるよね」「自分には関係ない」「なるべく関わらないでおこう」という風に、折り合いをつけることができるのではないかということです。

そもそも期待をしなければ、傷つくこともありません。全ての人が優しい心を持っているわけありませんよね。プレデター系は、もしかしたら前世に悪いことをしたから「周りに嫌われて愛のない人生を送る呪い」をかけられたのかもしれません。

話を元に戻すと、他人に期待しないということは、減点方式ではなく加点方式で物事を考えるということと同じです。その物事を当然だと思わなくなります。

例えば、他人の優しさに期待しなければ、逆に他人の優しさが目立ちます。少しでも優しくしてもらえたら、嬉しくなります。

例えば、お腹が空いて適当に入ったラーメン屋にそこまで期待しないですよね。「食えればいいや」「不味くても適当に入ったから仕方ない」と思います。万が一美味しいラーメンが出てきたら、当たりを引いたような気持ちで嬉しいです。

そんな風に、どんな物事も、嬉しいことやプラスなこと、失ったものではなくて手にしていることに注目できれば、もっと人生の幸福度は上がるのではないかと思っています。

まとめると、誰かに対する不満や怒りは、実は幼い頃から両親に懐いていた未消化の不満が投影されているからこそ、根深いものになってしまっている場合があって、それこそが人間関係で傷つきやすい原因になっているのかもしれない、という話でした。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。








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