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こんにちは!みらいまちラボです!

はじめまして!みらいまちラボです!こちらのnoteをご覧くださり誠にありがとうございます!みらいまちラボは富山県朝日町を拠点とし、地域にフォーカスして日本を元気にすることを目的に活動しています。

代表は藤野英人、坂東秀昭が合同で務め、副代表は朝日町在住の善田洋一郎、事務局長を藤野の妻である藤野麻裕美、ホスピタリティー・マネージャーを坂東の妻である坂東法子が務めています。この流れでいくと、善田の妻の野口がリエゾン・スペシャリストを務めています、となりそうですが、野口と善田は極めてシンプルなよきお友達であり、夫婦ではありません。

メンバー紹介詳細は「みらいまちラボwebサイト メンバー紹介」を是非ご覧ください!!

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このnoteでは、みらいまちラボ リエゾン・スペシャリスト野口を主な執筆者としてみらいまちラボでの活動や、その他日本を元気にするであろう情報をどんどん発信してまいります。野口のみならず、事務局メンバー、運営に携わってくださっている方も執筆予定ですので、是非フォローのほどお願いいたします!!

本日は、みらいまちラボの始まりについてご紹介していきます!

そもそも、どうしてできたの?

みらいまちラボ、なんのためにどうしてできたの??なんで朝日町を拠点に活動しているの?そもそも朝日町ってどこ??という方もいらっしゃるのではないでしょうか。是非、設立の経緯をご紹介させてください。

ことの発端は、遡ること2017年。TV番組「カンブリア宮殿」の放送が起点です。合同代表藤野が代表を務めるレオス・キャピタルワークスが特集され、進行を務める村上龍さんから「信頼と希望のファンド」と〆られたこの放送は全国に大きな反響を呼びました。内容を覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。

合同代表の坂東も視聴者のひとりで、放送にたいへんな感銘を受けていました。富山県と新潟県の県境にある人口1万人の町、過去には「消滅可能性都市」と評された朝日町の厳しく寒い2月の気候の中、番組を見ながら、ひとり震えていました。寒さからではなく、熱い闘志を震え上がらせていました。

「この藤野さんに、朝日町に来てもらいたい。朝日町が消滅しないためには、藤野さんの力が必要だ」

直感的にその想いを強め、絶対に藤野さんとの縁をつくるのだ、と心に決めた坂東でした。

藤野と坂東の出会い① 朝日町という町、坂東という人間

朝日町ってどこ?まだその質問が解消されてないですよね。

ご説明しますと、朝日町(あさひまち)は富山県にあります。富山と新潟の県境、日本海に面した人口1万人の町です。ちなみに「朝日町」という自治体は全国に3つあります。山形県あさひまち、三重県あさひちょう、そして我々富山県のあさひまちです。我々の活動拠点は富山県朝日町にあります。

海も山もあり、自然豊かな町で、春には桜や菜の花チューリップが織りなす「四重奏」と呼ばれる景色、夏には日本海とは思えない穏やかで透明な海、秋には畑や米の豊かな実り、冬には水墨画のような景色を楽しめる、絶景に溢れた日本の心のような町です。

春の四重奏 チューリップ、菜の花、桜、残雪の朝日岳が織りなす素晴らしい景色です!
ヒスイ海岸 日本海とは思えない穏やかで透明な海。海岸では翡翠探しもできます!

その魅力は是非、朝日町の観光協会WEBサイトをご覧いただくとおわかりいただけると思います。是非ご覧ください。

豊かな自然、魅力あふれる環境の一方、少子高齢化という大きな波が朝日町にも打ち寄せており、人口は約1万人、現在の高齢化率は40%を超えており、2014年には「消滅可能性都市」というカテゴライズをされました。

このレッテルは強烈なインパクトがあり、町民には相当のショックを与えましたが、同時に「なんとかしなければいけない」と、奮起させるものでもありました。その衝撃とそこからの立ち上がりについては以下の記事に詳しいので、是非ご一読ください。

坂東は、生まれ育った朝日町がなくなるなどということには耐えられない、絶対にその未来を迎えないように、自分ができる努力をしようと踏ん張ってきていました。

彼の本業は建築士で、朝日町にて家印株式会社という会社を経営しています。自称「建築バカ」の坂東は家を設計すること、建てることをライフワークとしていますが、その建築への愛と同じく、あるいはそれ以上に朝日町を愛しています。

「朝日町が消滅しないために建築士の自分ができることは」

と考え尽くした彼は、朝日町の空き家問題の解決に奔走します。そのよき伴走者になったのが、副代表の善田です。当時役場職員であった善田は空き家の発見と情報提供をくまなく行うことで広く利活用につなげ、坂東は象徴的な空き家の改善事例を作り出すことで朝日町に注目を集めました。そんな二人の活躍もあり、朝日町は「空き家増加数0」を実現しました。その奮闘については以下記事を是非ご覧ください。

藤野と坂東の出会い② 藤野がついに朝日町へ

合同代表の坂東、副代表の善田、また朝日町の素晴らしい仲間たちと必死で取り組んできた空き家問題、結果は出てきていましたが、結果が出れば出るほど「このスケールではダメだ、、、、消滅可能性都市という言葉を乗り切ることができない」という想いが坂東を焦らせていきました。

朝日町の仲間だけでは超えられない壁がある。その想いを確かにしていた坂東がたまたま見ていたのが先ほどのカンブリア宮殿です。そこで語る藤野の姿に雷で打たれたような衝撃を感じた坂東は、「絶対に藤野さんに朝日町に来てもらう」という目標をたてます。

思い立ったらすぐ行動の坂東は、すぐに藤野にFacebookメッセンジャーでコンタクトをとります。

「番組に感動しました。朝日町に来てもらえないでしょうか。」

しかし、番組は全国で大反響を呼んでおり、藤野にはメッセージが殺到していました。この時点ではまだ坂東の存在は一般の番組視聴者。1000通以上きているメッセージ、数多ある視聴者からのものであり、1通だけ特別に対応するわけにもいかず、藤野からも「近くで講演がある際に是非お越しください」と返す他ありませんでした。(ちなみに藤野はSNSでの交流を丁寧に行っており、どんな方にも基本的にフラットに対応しています)

坂東はそのメッセージを真正面から受け止め、持ち前の行動力で、藤野のあらゆる講演に出かけていき、常に最前列に着席するようになりました。

「毎回最前列に坂東さんという富山の方がいるのだけど」

と藤野も気になり秘書に相談し、「さすがに一度朝日町に行ってみようか」という運びになります。坂東の圧倒的な熱量が藤野を動かした瞬間です。

(野口はこのエピソードが大好きで、「人間やっぱり熱量だよなあ」といつも思ってしまいます。いまnoteを書きながらその思いを強めてます!)

藤野と坂東の出会い③ ダーラダチャ誕生!

もともと富山県出身の藤野。都市圏に限らず地方の優れた企業に投資して飛躍的な成長を遂げてきたレオス・キャピタルワークス。藤野が36歳のときに起業した会社です。「ひふみ投信」というわかりやすく徹底的に生活者の立場にたった投資信託を発明・運用し、圧倒的な顧客からの支持により驚異的な成長を遂げてきました。2018年頃には運用する額も1兆円規模を見通すほどになっており、「そろそろ地方に拠点を構えて地域への恩返しもしていこう」という想いを藤野自身が持っていたときでした。

そこに現れた富山県出身の坂東。講演会でもたくさんの藤野節を聞いていた他、著書もくまなく読んでいました。さらに、レオスの投資先である富山の超優良企業朝日印刷社長(当時)である濱氏にも協力を仰ぎ、藤野の朝日町初訪問を念入りに準備します。

富山市での仕事を終えた足で、朝日町に向かった藤野一行。「富山市から1時間なのか、そこまで遠くはないね」などと話しながら軽い気持ちで朝日町に入ると、町をあげてというレベルでの大歓待が藤野を待っていました。

これまで空き家問題に一緒に取り組んできた仲間たちと手作りであたたかいもてなしをこしらえ、藤野一行を迎えた坂東。このような温度感、ぬくもりのある時間が藤野を癒やしたことは間違いありません。

「あの藤野さんが目の前にいる」坂東が人生で最も感動したといっても過言ではない瞬間、常人であれば、そこに満足してしまいそうですが、坂東は自身の空き家問題への取り組みを丹念に説明していきます。そして最後にひとこと

坂東:「新規ゼロが続いていたのですが、新しく1件空き家が出てきました。藤野さん、この家を買ってもらえませんか」

(間合い10秒)

藤野:「いいよ」

会場は大混乱するほど盛り上がったとのこと。

あの藤野さんが朝日町に家を買ってくださる!拠点をつくってくださる!!

そんな未来を誰が予測したでしょうか。誰も予想しないような未来を、坂東はまさにその熱量で引き寄せました。そして、常に予想を超えた予想をしている藤野だからこそ即断できたのだと思います。まさに運命の二人。運命は定められていたとしても流れていくもの。そこに楔を打ち込めるかは、当人たち次第ですが、この日朝日町の歴史が変わったといっても言い過ぎではないように思います。

藤野が買った空き家は極めて大きく、80人は優に集えるような広さです。住んでいた方の手入れが行き届いており、いわゆる「古民家」として素晴らしいものでした。非常によい状態ではありましたが、時間をかけてさらに手を入れて、富山県内外の人が交流に使えるような場所にしよう、と藤野が決め、これが私達みらいまちラボの活動拠点「ダーラダチャ」となりました。

レオス・キャピタルワークスのレポートから ダーラダチャの前での一枚!

朝日町や富山県の魅力、ダーラダチャの語源や由来、その詳細については藤野が代表を務めるレオス・キャピタルワークスの記事にも詳しいのでそちらも是非ご覧ください。

次回はみらいまちラボ活動の開始についてご紹介します!

みらいまちラボのはじまりについて書いてきたところ、野口の想いと熱量も強すぎて、信じられないほど多い文字数になってしまいました。

そしてラボのはじまりではなく、ダーラダチャが生まれるまでしかたどり着けませんでした・・・・。ここまでお読みくださりほんとうにどうもありがとうございます!!

次回は、みらいまちラボの組成、その活動についてご紹介します。是非またお読みいただけたら嬉しいです!フォローいただけたら泣いて喜びます!

次回のみらいまちラボnoteも熱量高めに書きます!是非ご一読のほどお願いいたします!!

文責:野口真理子(みらいまちラボ リエゾン・スペシャリスト)

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