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火曜日のおやつ。映画【ホノカアボーイのマラサダ】大ざっぱレシピ


さあさあ、みなさん、そろそろ緊急事態宣言も解除されてお外へ出る頃でしょか?


もちろん、外の世界はコロナ前の世界とは少し違うものになったし、自粛生活を終えたからといって、コロナも終わったのかというとそうではないですが。


研究者たちの調べによると、ウィルスというものは必ず第2波、第3波があるようです。第2波は8月から9月頃と予想がされています。


今回運よく乗り切った方は、次も乗り切れたらラッキー。ですが、ただボーッと過ごすのではなく、次が来ても大丈夫なように免疫力をあげたり、仕事を見直したり、備えておくことが大切なのだと思います。


「ボーッと生きてんじゃねーよっっっ!!!」


チコちゃんに言われてしまいますからね。


家族や自分の命、経済的にも、失ってから気づくのでは遅すぎてしまいますからね。


というわけで、今日は自分を見つめ直し、未来に向かっていくあなたにオススメの映画をご紹介しつつ、大ざっぱレシピをお伝えしますね。


映画『ホノカアボーイ』は、次の場所へ行く前のひと休み


まずは映画のお話ね。

ハワイ島のホノカアという穏やかな街にやってきた青年レオが、その街で暮らすお料理上手なおばあちゃん、ビーと出会い自分を探す物語。


美味しい料理が数々登場し、登場人物も、クスッと笑ってしまうような穏やかなユーモアに溢れています。


そしてそして、サントラの「つきのにじ〜moon bow〜」がたまらなく好きです。優しくて夢見心地で、ホノカアという街にぴったり。


よく口ずさんでしまいます。たぶん、見た人はみんなそうだと思うなぁ。


お年寄りばかりのゆったりとした街にいると、なんだか自分もこのペースでずっとここにいたい、そう思ってしまいます。


別に楽しくいきていけるなら、それでもいいんです。


でもゆっくりと、ボーッと生きるのは今じゃなくてもできるかもしれません。


もっと歳をとってからでもできるかもしれません。


逆に、体の動く限り動いて、失敗もして、はしゃいで。心も体も感情も、全力で生きれるのは若い人の特権なんじゃないでしょうか?


もちろん、めちゃくちゃ元気なお年寄りはたーくさんいます。でも、多くの場合、できることに制限もあるものです。


よーく休んで、自分を見つめ直したら、さあ、そろそろ動き出してみましょうよ!できることからでいいからね。


映画の中の愛おしい言葉たち


この映画に登場するおじいちゃん、おばあちゃんから、若者レオへの言葉です。


「遊びがないといけない。人間と一緒」

「耳が遠いわけじゃない。ただのタイムラグだ。ただの食いしん坊。ただの無口だ。」

「みんなレオより先に逝っちまうんだぜ?」

「この街では死んだ人はみんな風になる。」

「若いんだから何でもできる。若いってそういうこと。」

「ずっとここにいちゃ、いけないよ。ここは変わらない。」

「これを飲むと良い夢が見られます。」


ひと休みしたら、勇気を出してさあ、一歩。


火曜日のおやつ「マラサダ」ってなに?


マラサダは、ハワイのドーナツ。


ポルトガルが発祥なんですが、そのエピソードが面白い。


昔のポルトガルは「灰の水曜日(マルディグラの日)」と言われる日がありました。


毎週水曜日は、ラード(油)や砂糖を食べちゃダメですよ!という日があったんです。



それが1878年にポルトガル人がハワイに移ったことをきっかけに、広まりました。


それ以降ハワイでは、「マルディグラ」は「マラサダの日」と知られています。


「灰の水曜日」の前日を「肥沃(土地が肥えて作物がよくできること)な火曜日」として、毎週火曜日につくられるようになったのです。


ちなみに、家族のうち、最年長の女性が調理をし、年長の子どもが揚げたてのうちに砂糖をまぶして手伝うのが伝統的な作り方です。


想像すると可愛いですよね。


アイスコーヒーと相性抜群!マラサダの作り方

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《材料》
・強力粉 100g
・薄力粉 100g
・塩 2g
・ドライイースト 4g
・砂糖 20g
・牛乳 60cc(常温または電子レンジでぬるく温めるとベター)
・卵 1個(常温がベター)
・ショートニング、またはバター 30g
・強力粉(打ち粉…こねる時にくっつかないようにするための粉)適量
・揚げ油 適量

※マラサダは揚げパンです。綺麗に発酵させるために卵や牛乳はぬるめ、または常温に戻してから使うと良いです。


①大きめのボウルに、強力粉、薄力粉、塩、、砂糖、ドライイーストを入れる。

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②別のボウル(小さめでOK)に、卵を割りほぐし、牛乳と合わせて混ぜておく。


③粉類の入った①のボウルのドライイーストをめがけて②を注ぐ。手を怪獣のように曲げて、よーく混ぜる。だんだん粉気がなくなって均一な淡い黄色になる。(この黄色は卵の色)

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④まとまってきたら、まな板や台に打ち粉をして生地をボウルから取り出す。そして、表面が滑らかになるまでこねる。
表面にボコボコがなくなったら、元のボウルに戻し濡れ布巾をかける。温かい場所で1時間休ませる。【一次発酵!】 

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※パンのこね方がよく分からないという方向けに、youtubeで詳しくお伝えしてます。チェックしてくださいね。



⑤せっかく膨らんだけど、中に溜まった二酸化炭素を抜くためし生地を両手でぐーっと押す。【ガス抜き】


⑥めん棒で、2cm程度の厚さにのばす。(形はいびつでOK)

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濡れ布巾をかけて15分休ませる。【ベンチタイム:生地に刺激を与えたので、グルテンを治癒してきめ細かくする時間】

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⑦ナイフやカードを使って8個に切り分ける。三角でも四角でも好きな形でOK!個人的には、形を揃えるよりも雑な切り方の方が可愛いと思う。
切れたら1個ずつクッキングシートに乗せておくと後で揚げやすい。

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⑧濡れ布巾をかけて再び40分休ませる。【二次発酵:生地を十分に膨らませる時間】

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⑨180℃に熱した油に、クッキングシートごと生地を入れる。美味しいそうなきつね色になったら裏返して両面で2分ほど揚げる。揚がったら、クッキングシートの上で油をきる。

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⑩グラニュー糖を多めに入れたバットやタッパーのなかで、マラサダを転がすせば、完成!温かいうちでないと、くっつかないので注意。

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ほぼ発酵の時間だけど、全行程で2時間ちょっとで完成します。のんびりした休日やお家時間にオススメのおやつです。


口の周りに盛大に砂糖がつくのが楽しいです。みんなで見せ合いっこしてね。


あー、ハワイ行きたいですね!笑
脳内旅行を楽しんで✈️


分かりにくいところや作ってみてほしいリクエストがあればコメントください。


そして、よかったらSNSも遊びに来てくださいね。


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2020.05.28
Mineko Koyama

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