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Week 5-5 自分の癖を知る
マインドフルネスのプラクティスの目的の一つは、自分の習癖にアウェアネスという光をあててみることです。
その癖は、私たちにとって利益となるものもあれば、私たち自身や周囲にとってストレスや複雑さをもたらすものもあります。
深く一旦停止する。
そして、私たちの習癖に一度強く注意を向けてみる。
自分の習癖に目を向けることから得られるものは、非常に大きなものになります。
癖を良い方向に修正するということは、人生を変えることに繋がります。
癖は、無意識のうちに我々の行動を規定しています。
マインドフルネスのプラクティスによって、私たちは、自分の癖を意識的によりはっきりと見ることができるようになります。
実は、私たちは、瞬間瞬間の経験に注意を払っていくということ以外の何事も行ってはいません。
もし自分の「悪い癖」に気付いたとしたら、即価値判断をして、自分を変えなければ!という感覚が生じます。自分にムチ打ってしまう場合もあるでしょう。
確かに「変わらねば」という気持ちは大きな原動力となるでしょう。しかしその様な時に、この習癖、たとえ悪い習癖も、その時点において、なんらかの目的があっての習慣付いた行動なのだと理解することがとても大切です。
そして、これらの習癖は、その固定されたやり方によって、私たちを守ろうとしているものだということを、まずとても大切に思ってあげる必要があります。この癖や習慣が自分を守ってくれていたことを。
そしてよく観てみると、この習癖の背景には何らかの必要性があったことに気付きます。
でもその癖は、今ここに置いて、本当に必要性を満たすものでしょうか?
その必要性は一度手放した方がよいものかもしれません。
自分の癖に、意識的に注意を向けてみる。
その癖を持った自分を、あたたかく受け入れる。
そして、思い切って、手放してみる。
このようにすると、その状況に対してオープンさとコンパッションが生まれます。
このような振り返りが、「変わること」への動機付けをその都度新鮮なものしてくれるのです。
「変わること」は、自分自身を思いやる気持ちから湧き出るものであって、私たちの習癖に対する戒めや価値判断によるものではないのです。
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