カブトムシにトキメク
2024年7月13日(土)
家庭菜園の雑草を抜いて、午前中からギャラリーへ。
ギャラリー・・・久々のような気がする。
浅草のWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOに藤嶋咲子、Pedro Inoueの2人展「On Double-dealings, Demos, and Discontent」(https://x.gd/SaM0X)を見に行く。
浅草は本当に日本人より外国人の方が多いような・・・驚くばかりだ。
藤嶋咲子さんは知人なんだけども、ひいき目無しに面白い展示だった。
特に、政界での女性比率の低さをテーマに、メタバース上でのデモに参加できる作品と、女性活躍担当相の加藤鮎子大臣にFAXで意見を送れる作品が、どちらもアクションという点では共通しているけれども、最先端の技術と前時代的な技術のコントラストが出ていて面白かった。
急いで国立西洋美術館へ。
上野も外国人だらけだ。
楽しみにしていた板津悟さんのトークイベント「リトグラフ再発見:技法と表現 刷り師の視点から」(https://www.nmwa.go.jp/jp/experience-learn/detail/event_73.html)を聞く。
板津さんのスゴさを改めて思い知った。
リトグラフの歴史、技法、自分の経験してきたアーティストとの協働、過去の摺り師とアーティストとの協働・・・などなど、豊富な写真・映像と共に幅広くお話して下さって、めちゃくちゃ勉強と刺激になった。
特に美術館が持っている昔の作品についての、摺り師目線のお話が新鮮で興味深く、何より板津さんの愛や静かな情熱が伝わって良かった。
技法については、加川日向子さんの制作風景を最初から最後まで追った映像を流しながら解説を加える形で、お話があった。
会場には加川さんも来ていて、制作について、アーティストの立ち場からのコメントをしていた。
突然のフリだったのに、淀みなく、的確に話していて、感激した。
このトーク、1回限りなのが本当にもったいない。
こんなに勉強になる教材、他に無いぞ・・・。
記録映像を何かの形で公開して頂きたい・・・そして大学の授業とかに活用して頂きたい・・・。
加川さんは自分のtheLetter(https://hinakokagawa.theletter.jp/posts/be512b60-419a-11ef-afc4-77f619a86147)で、今回のトーク用の映像制作の裏話や、板津さんとの出会いとこれまでの時間のことを丁寧に振り返っているので、是非読んでみて欲しい。
二人の出会いとかは聞いていたけど、今に至るまでの、まだ聞いたことの無い話もあって、感動した。
あと、加川さんのtheLetter、読み応えあって面白いので、是非登録してみて下さい。
谷中のHIGURE 17-15 casへ。
谷中も外国人が多い。
今日は近所の子どもたちが主役のスイカ割りと花火なので、僕はひたすらお手伝い。
子どもたちが割ったスイカをひたすら切りまくり、安全確保をし・・・。
まぁHIGUREでイベントごとがあるといつもこうなんだけども、自分もおっきくなったもんだ。
今日は大人も含め、とにかく人が多かった。
久々の人にも挨拶が出来て良かった。
お手伝い頑張ったら、嬉しいことにご褒美みたいなことが起きるもので。
ほろ酔いの帰り道。
家の近所の樹液が出ているクヌギの樹に、今日はどんな虫がいるかなと見てみると、カブトムシのオスと出会った。
最高だ。
今日は良い日になった。
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