ミナミのやっちゃん📈

投資歴40年超ということくらいしか自慢できることがない弱小ファンドマネージャーが、個人…

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投資歴40年超ということくらいしか自慢できることがない弱小ファンドマネージャーが、個人の資産形成はどうあるべきかを考えてみたnoteです。ここで儲ける気はないのでずーっと無償です🤗 Twitter↓

マガジン

  • インデックス投資の資金調達と最終出口を考えてみよう

    投資資金の見つけ方、資産の取り崩し方などを色々考察してみました。 皆さんそれぞれのライフスタイルに合った、無理のない資産形成に取り組んでみましょう。

  • アセット・アロケーションで安心して長期投資を続けよう

    長期投資で資産形成する上で、金融商品を選別するより重要と言われているのが「アセット・アロケーション(資産配分)」です。 個人の資産運用でもこれを行うことにより、相場の動きに振り回されることなく、安定的に投資を続けることができるようになります。 金融専門用語でいかにも難しそうですが、簡単な方法で誰でもできるようになりますので、ぜひ学んでいってください。

  • とにかく「つみたてNISA」からはじめよう

    ハードルが高かった個人の資産形成において、まず最初に始めて頂きたいのがこの「つみたてNISA」です。「つみたてNISA」の対象となる金融商品、その成果、将来における期待値などを誰でもわかるように説明しています。

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noteを始めるにあたって(目次)

弱小ながら投資や資金管理の仕事を続けて40年。 世に名を知られるほどの成果もないまま、それでも「ブラックマンデー」を始め、「バブル崩壊」「ITバブル崩壊」「リーマンショック」「コロナショック」と経験だけは積んできました。 そんな中、バブル崩壊後、まさか20年以上も日本株が高値を更新できないとは夢にも思っていませんでしたし、米国の家計金融資産に比べて日本人の資産がこれほどまでに低迷し続けるとも思っていなかったです。 日本人の金融資産は低金利の貯金・預金に滞留し続け、その結果大

    • 「つみたてNISA」で日経平均に毎月20年間投資してみたら

      つみたてシミュレーション。最後はわが日本株式へのつみたて投資です。 日経平均(日経225)に投資するインデックスファンドは多数あり、つみたてNISAの投資対象にもなっています。 条件は米国株同様、2002年12月末~2022年11月末まで、毎月定額33,333円の240ヶ月つみたて投資です。信託報酬や販売手数料は加味しません。 なんとかプラスを維持しています。問題はこれからです。 リーマンショックは米国だけでなく全世界を駆け巡ります。 最大ドローダウン(損失率)は米国株

      • 「つみたてNISA」でNASDAQに毎月20年間投資してみたら

        実際の指数の動きに連動させて、積み立て投資をシミュレーションしていくこの企画。今回は米国成長株指数の代表NASDAQ総合指数(IXIC)。 まぁ、今ではGAFAMと呼ばれるIT世界企業に偏りすぎて分散が効かず、残念ながらリスクが大きすぎてNISAの投資対象銘柄にはなっていませんが、仮に積み立て投資が可能だったと仮定して、20年間シミュレーションしてみましょう。 条件はS&P500のシミュレーション同様に、投資に関わる手数料と税金は考慮せず、毎月33,333円(年間約40万円

        • 「つみたてNISA」でS&P500に毎月20年間投資してみたら

          年利5~8%の上昇が見込めると言われる"S&P500"インデックスファンド。 しかしながら、相場の世界には〇〇ショックなど急落の年もあり、単純な右肩上がりの相場ではないことは説明しました。 では、5%という想定の利回りでなく、現実の株価で投資シミュレーションをしてみたらどうなるのか? エクセルで各月の株価に投資したとして、実際に資産の変化がどうなるのかを計算してみました。 今回は2002年12月末~2022年11月末の20年間(240ヶ月)で対象はS&P500指数そのもの

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        • インデックス投資の資金調達と最終出口を考えてみよう
          6本
        • アセット・アロケーションで安心して長期投資を続けよう
          7本
        • とにかく「つみたてNISA」からはじめよう
          9本

        記事

          NISA枠拡大で何が変わるのか

          政府・与党はつみたて型の年間枠を2024年より、現行の3倍の120万円、一般型は2倍の240万円に拡大することを発表しました。しかも制度の恒久化と非課税期間の無期限化という大盤振る舞いで、非課税投資枠は年間360万円に大幅アップします。 金額はもとより、NISAにおいて最も使い勝手の悪かった「途中でリスク資産を売却し換金すると、空いた枠が使えない」というデメリットが改善され、「枠の再利用」が可能になるとのこと。 これなら「枠の減少」を気にすることなく、気軽に資産を売却でき、

          NISA枠拡大で何が変わるのか

          アノマリーについて考える

          「アノマリー」とは理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のことです。「相場格言」として伝えられているものが数多くあります。 まぁ「当たるも八卦当たらぬも八卦」なのですが、投資の世界では結構重要視されています。 一応、検証してみます。 10月末買い、4月末売り 「Sell in May and go away, and come back on St. Legers Day」(5月に(株を)売って去りなさい。そしてセント・レジャー・デイ(9月)に戻って来な

          アノマリーについて考える

          レバレッジとは何か

          東証の売買代金ランキングでいつも1位2位を争っている、日経平均レバレッジ上場投信(日経レバレッジETF)。 また、コロナ後の米国株上昇で大人気だったのがiFreeレバレッジ NASDAQ100(通称:レバナス)。 これらレバレッジとは何でしょう。 レバレッジとはいわゆる「てこ」のこと。投資では「レバレッジをかける」という表現を良くしますが、これは対象の指数や個別株に対し、その値動きを増幅させて売買益を得ようとする行為です。 例えば信用取引を利用すると、現物株の30%の担保金

          レバレッジとは何か

          では高配当株投資なら良いのではないか

          株の上昇による利益をキャピタルゲインと呼びます。 わざわざリスクを犯してキャピタルゲインを狙わなくても、日本株には高配当の銘柄がたくさんあります。 これらを集めて集中投資すれば、インデックスファンドより高い利益を生むのではないか。 こう考える人は多いと思います。 これは一見良さそうですが、実は大きな問題が含まれています。 それは配当金課税の問題です。 株式売却による利益と同様に、日本では配当金についても一律20%の課税が存在します。(無論NISAは非課税なので関係ありません

          では高配当株投資なら良いのではないか

          株は安いところを買って、高いところを売るのものではないのか

          結論から言います。違います。 未来を的確に予想できる神様でもない限り、そのようなことは絶対できません。 なので一般の「普通の人」さんたちは、このような考えを捨てた方がいいです。 まず、「株価が高い」とはどういう状態なのでしょうか 株価が高くなっている状態というのは、相場に参加している人たちが「株価はまだ上がる」と思っているから高いのであって、参加者が「ここが天井で安くなる」と思っているなら、株価は既に下落し始めているはずです。 (これを「相場は織り込み済み」という表現を使

          株は安いところを買って、高いところを売るのものではないのか

          個別株への投資をどう考えるか

          やれ「成長株」だ「テンバガー」だなど、個別銘柄への投資はとても魅力的に聞こえます。 「何がインデックスファンドだ。株の醍醐味は個別株しかないだろう。」 大きく資産を増やし、大成功を収めた著名投資家が「インデックスファンドで一財産築いた」などという話はあまり聞いたことがありません。 正直、私も個別株から相場の世界に入り、投資塾などを主催して個別株投資指南などもしていた経験があります。 ただ、永年の経験を伝えるのは本当に難しい。 唯一、テクニカル(ローソク足などチャートを利

          個別株への投資をどう考えるか

          本当に投資する余裕なんてないのか(その他編)

          投資資金を探し出す、「本当に投資する余裕なんてないのか」シリーズ。 生命保険と携帯電話で月約30,000円程度の資金を振り替えることができれば、これで「つみたてNISA」の満額に近い額を捻出することができます。 他にも、 月々、定額の利用料金のモノに目をつけると、投資資金が捻出可能 なものがあると思います。 いわゆる「サブスクリプション」と呼ばれるもの。 大して利用もしないのに、面倒だからと毎月定額で引き落としされているものはないでしょうか? Amazonプライム(月額

          本当に投資する余裕なんてないのか(その他編)

          本当に投資する余裕なんてないのか(携帯電話編)

          家計の見直しで投資資金を作ろうという記事の第二弾は携帯電話料金です。 MVNOという言葉を知っている方は、もう既に安い通信会社を利用しているでしょうから、ここは飛ばして下さい。 さて、結論から書きます。 月々7,000円以上の携帯電話代を払っている人は高すぎます 今や携帯料金は月2,000円以内で十分使えます。 もちろん、ゲームなどでどうしても高品質のデータ通信が必要な方や仕事でスマホを利用してデータのやりとりを行う必要のある方は別ですが、それ以外のスマホの用途として

          本当に投資する余裕なんてないのか(携帯電話編)

          本当に投資する余裕なんてないのか(生命保険編)

          まずは「つみたてNISA」を始める 条件が合えば「iDeco」も追加して運用する 証券口座(特定口座)でインデックスファンドに投資する これまで、「普通の人さん」でも投資して資産形成ができることをお伝えしました。そしてその基本は「つみたてNISA」を満額利用すること、それにより65歳までに夫婦二人で約4,000万円とプラスアルファで5,000万円の金融資産を構築してしまおうという提案でした。 さて、その「つみたてNISA」ですが、満額となると年間一人40万円、二人だと

          本当に投資する余裕なんてないのか(生命保険編)

          「4%ルール」で出口戦略を考える(2)

          前回のシミュレーションでこのようなことが分かりました。 では、次に4%取り崩しルールにこだわり、定額200万円の消費ではなく、毎年総資産の4%ずつ計算しながら取り崩していくとどうなるでしょう。 消費できる額(取り崩し額)は年々減少していきますが、その分資産も残り、25年後でも約3,426万円を保持しています。 例えば、年金や事業収入などで生活費を十分確保し、65歳でこの運用と消費シミュレーションを実施した場合、年齢を重ねるとそうお金も必要ないと考える方なら、25年後の90歳

          「4%ルール」で出口戦略を考える(2)

          「4%ルール」で出口戦略を考える(1)

          「つみたてNISA」や「iDeco」そして特定口座(総合口座)でのインデックスファンド運用により、ある程度の金融資産を持つことができたとします。 しかしながら、私たちはいつまで収入を得て投資を続けなければいけないのでしょうか? 老後やFIREで新たに投資できる資金がなくなった場合、今度は積み上げた金融資産を取り崩しながら生活することになります。 またそうならなければ、多くの日本人の高齢者が陥っているように、使い切れない多額の預貯金を残して亡くなってしまう。。。 その結果、つ

          「4%ルール」で出口戦略を考える(1)

          「普通の人さん」の資産形成はどうあるべきなのか

          「資産所得倍増プラン」に向けて、昨今政府もNISAのさらなる拡充を表明しました。 「資産所得倍増プラン」などというネーミングが、いかにも怪しそうな政策ですが(失礼)、NISAの拡充はいわゆる「普通の人さん」たちにとって悪い話ではありません。 ただ、あくまで資産を増やす政策の根幹は投資にあるので、ここをしっかりとした知識を持って対応しないと、預貯金とは違って逆に資産を減らすリスクがあります。 そこで、おすすめの 「時価総額加重平均インデックスファンド」を中心に「つみたてNI

          「普通の人さん」の資産形成はどうあるべきなのか