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「つみたてNISA」で日経平均に毎月20年間投資してみたら

つみたてシミュレーション。最後はわが日本株式へのつみたて投資です。
日経平均(日経225)に投資するインデックスファンドは多数あり、つみたてNISAの投資対象にもなっています。

条件は米国株同様、2002年12月末~2022年11月末まで、毎月定額33,333円の240ヶ月つみたて投資です。信託報酬や販売手数料は加味しません。

2002年12月~2004年12月投資シミュレーション

日経平均、つみたて2年後の投資成績
投資資金799,992円、評価損益74,459円、損益率+9.31%

なんとかプラスを維持しています。問題はこれからです。
リーマンショックは米国だけでなく全世界を駆け巡ります。

リーマンショック時の投資シミュレーション

最大ドローダウン(損失率)は米国株同様△37%強。ここまでは一緒なのですが、その後もなかなかプラス圏内に復帰することができません。
日本はリーマンショックへの対応が遅れました。
良く覚えているのですが、当初は「対岸の火事」のような見解が多く、政府を初め金融・経済界でも楽観視する発言が多かったです。だが日を追うごとに景気は大きく低迷し、ようやく日本もリセッションのショックに気づいくことになります。

投資開始10年後のシミュレーション

日経平均、つみたて10年後の投資成績
投資資金3,999,960円、評価損益△558,741円、損益率△13.97%

10年間で400万円も投資して約56万円の損失。厳しい現実です。
2012年、日本は民主党政権の傘下、具体的な金融政策を全く打ち出せないまま沈む船を見守るしかなかったのですが、そんな中ついに政権交代が実現し、翌年からアベノミクスによる大胆な金融緩和が実施されることになります。

20年後の投資結果シミュレーション

つみたて20年後の投資成績
投資資金7,999,920円、評価損益7,905,600円、損益率+98.82%

日経平均はアベノミクス効果により、8~9,000円台の株価が一時30,000円を突破するまでに回復し、その後も日銀のなりふり構わぬ緩和策により、20年後の投資資金はなんとか約2倍にまで増やすことができました。
もちろん米国株に比べると見劣りすることは拭えませんが、20年間も投資すれば日経平均でさえも何とか格好がつくことを証明できたように思います。

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