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本当に投資する余裕なんてないのか(生命保険編)

  • まずは「つみたてNISA」を始める

  • 条件が合えば「iDeco」も追加して運用する

  • 証券口座(特定口座)でインデックスファンドに投資する

これまで、「普通の人さん」でも投資して資産形成ができることをお伝えしました。そしてその基本は「つみたてNISA」を満額利用すること、それにより65歳までに夫婦二人で約4,000万円とプラスアルファで5,000万円の金融資産を構築してしまおうという提案でした。

さて、その「つみたてNISA」ですが、満額となると年間一人40万円、二人だと80万円になります。月々33,333円 x 2となると

そんな投資資金など、ウチには全く余裕ない!

と叱られそうですが、果たして本当にそうでしょうか。
今の家計を見直せば、この程度の金額を捻出することは可能ではないか?
それが今回のテーマです。

まず一番最初に思いつくのが「生命保険」です。
日本人の約8割が加入していると言われるこの「生命保険」ですが、ほとんどの方々が過剰に加入していると言われています。

老後の資産形成に「生命保険」は欠かせないのでは

と思われている方は、「保険」と「貯蓄」の意味が混乱してしまってます。
…というか、保険の営業マンに騙されているといっていいと思います。

「保険」というのは万一に備えて、加入者がお金を出し合って助け合う仕組みです。決してあなたの資産を守ったり増やしたりするものではありません。
大体、そんな「相互扶助」の精神で存在する企業がなぜあんな立派なビルを持ち、テレビで有名女優などを使いバンバンCMを打てるのでしょうか。
その原資はどこから出ているのか。考えてみれば誰でもすぐ気がつくと思います。

たくさんの方々が加入している「積立年金保険」ですが、年利回りわずか0.7%程度と言われています。しかも途中解約すれば過剰な違約金を手数料として取られてしまう。良くもまぁこんな悪質な金融商品を、あのような立派な会社が恥ずかしげもなく販売しているなぁ…と感心するばかりです。

そうは言っても万一のときの保障はどうすればいいのか

日本の社会保険制度は世界でも類を見ないくらい手厚いです。
そのため、年収400万円程度のサラリーマンでも、月に自己負担で5万円くらい。また雇用主が更に同額の負担をしていますので、月約10万円。年間120万円もの様々な保険料を払い続けています。
そのおかげで

  • 厚生年金、遺族年金

  • 健康保険、高額療養費制度

  • 失業保険、労災保険

等々、様々な公的保障がすでに用意されています。
それ以上必要と思われるなら、掛け捨てで保険に入るのは問題ないと思いますが、それなら月2,500円程度で十分でしょう。探せばいくらでもあります。
それ以上の保険料を、将来のためと勘違いして解約もしにくい低い利回りの貯蓄型保険商品に月3万円以上も加入するのはもったいない。
少々違約金を払ってでも解約して、即刻「つみたてNISA」に乗り換えるべきだと思います。

参考までにつぎの動画を貼っておきます。是非ご覧になってみてください。


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