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目的と手段、その結果

先日、作家、デザイナー、と呼ばれる方々を
家に招いて食事をしました
友達です。友達ですから
肩書きを一旦肩から下ろします
下ろして欲しかったんです

ですが、食事が進むと話も弾み
作家魂というなんとも根性論なお話に

けれど嫌いではないです、こういうお話は
売れない画家が集まった
フランスのモンパルナスのよう
駆け出しの漫画家が住んだ
トキワ荘のよう

だと良かったんですが
なんや思ってたんとちゃう...と感じました

モンパルナスやトキワ荘できっと繰り広げられた
夢や未来のお話ではなかった

「自分のイメージを壊したくない」
「個展をする場所は選ぶ」
「あそこは良くない、ここは良い」
「オリジナル性が...云々」
「やりたいことをやる...云々」

聞いてて、うん、そうか、ん?うん?
結局、それはプロになってからのお話では、と

プロってなんでしょう
この世にたくさんあるプロの世界

私はプロについてこう考えています

・自分の価値にお金を払ってもらう事をする人
・お金を払ってくれる人のために仕事をする人

あくまで私の考えなので
これを読んでくださっている方の意見はそれぞれ

(それぞれって書いておく逃げ道ですよ)

ただ私は、自分の価値を売ってお金にする
これがプロなんではないかと思うわけです

例えばね?

目的:プロになる
手段:自分を売り込む、あるいは作品を作る
結果:対価が支払われる=プロになった

ずいぶんと短絡的に書きましたけれども

ゲームで言いますと

目的:世界平和を目指す
手段:魔王を倒す
結果:世界平和が訪れる

ですね?

これを

目的:魔王を倒す
手段:勇者になる
結果:広がる魔界

みたいなことになると
もう勇者のレベルを上げることしか頭になくって
雑魚敵を倒した微々たるお金で装備を買って
また魔王目指して倒されて...の繰り返し

魔術を覚えるなどのプランBがない


なので、まだ無名で自分がお金を払って
場所を借りて個展をして
デザインをして
いる友人らは、ただの素人

なのに、もうプロの気でいる

装備だけがやたらと頑丈で
もう体も動かせないほど重くなっている
視界なんか兜の隙間しかありません
後ろから敵がきたりしたらあっという間です

まぁモテはやされますからね、アートの世界は

けれどプライドで飯が食えるほど
甘い世の中ではないわけですよ

っと思ったけど言いませんでした
人間関係も甘くないですからね

けれど、プロ意識をもつことは大事な要素
それがないと失敗したらそこで終わろうとする
ただの挑戦しただけの人になってしまいます
世知辛い世の中ですね

挑戦しただけでも偉いと思うけど

鎧や兜だって、高いですからね自腹を切るには

しっかしなに喋ってんのか
ぜんぜんわかんない彼らでした
特に「人に喜んでもらいたい」ってのが
一番胡散臭かったかな

世界平和を願ってる顔ではなかったもんなー

認めてくれない世界が悪いって顔、してるよ?



余談ですが、
ミラ・ジョヴォビッチ主演の「ジャンヌ・ダルク」
って映画、知ってます⁇

気になる方は是非どうぞ
目的、手段、結果がわかりやすく表現されています
あらすじは書きません


ご笑覧ありがとうございました

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