閔曉江-민효강-

詩を書く・絵を描く・俳句を詠む・夜ふかしの凡人・島暮らし MIX JP&KR・…

閔曉江-민효강-

詩を書く・絵を描く・俳句を詠む・夜ふかしの凡人・島暮らし MIX JP&KR・치유의시간 ・Cillaxing ご笑覧ありがとうございます・あなたのいいねが私の支えです なんてね、えへへ

最近の記事

お前はバカになれる

バカはバカで バカのままでいるがいい 誰の目も気にしないがいい 掛け値なしのバカのまま 走りきれ 息継ぎもせず 振り返りもせず 大声張り上げて 腕振り回して 泣きたいときは擦り切れるまで泣き 笑いたいときは腹を抱えて笑い 正直でいい 天才になろうとするな その努力もするな 力づくでどうこうしようとするな 流れ流され着の身着のまま 誰にもなれないバカになれ

    • ただひたすら

      ぱたり ぴたり ぺたり ぴたりぴたぴた ぴったりぺったり ぷったりぽったり ふたりふかふか ぷっつり ばったり ぱたりぱたぱた ぽたりぽたぽた へったりふえたり ぷっつりふたたび ひたりひたひた ひとりただひたすら

      • You never take a walk with me,would you?

        . Yin&Yang:陰陽 陽:積極的、男性的、春、奇数、天、ポジティブ 活発、能動的、対一人ではない 陰:消極的、女性的、秋、偶数、地、ネガティブ 柔らか、穏やか ───── 元始、女性は実に太陽であった 真正の人であった 今、女性は月である 他に寄って生き 他の光によって輝く病人のような 蒼白い顔の月である 私共は隠されて仕舞った我が太陽を 今や取戻さねばならぬ ─引用─ 平塚らいてう ───── 今の時代、この言葉や陰陽を用いて

        • Someday over the rainbow

          家から歩いて行ける距離にビーチがあります 特に1人で行くことはあまりないですが、友人が遊びに来たときなどは連れて行ったりします そんなある日の、友人を連れ立ったビーチにて 自撮りなどでキャッキャしている私たちに ヘーイ!写真を撮らせてくれないかな?と 海外の方が声をかけてきました 私たちはもちろん水着です しかも水着はパーリーピーポーなタイプ 大きなサングラスにフープピアスもつけていたりして まわりを見渡してもきっと目立っていたと思います なのでちょっと浮かれて快諾

        お前はバカになれる

          悪魔が来たりてなんかいう

          おなじ会社の15年来の友人に ずっと裏で悪口を言われたことを知り 友情とは?とか皆が使い古した疑問よりも 体を壊しました。体がビタ一文動かねぇ それについて会社はその友人を言及せず 私の欠勤について責めてきました 病院は行くんですか?休んでる間の療法は? 寝られてる?睡眠薬で寝てるんですか? 皆に説明できますか?説明した後の対処法は? 皆の不信感を取り除けますか? 自分から動いてもらわないとどうにもできないんで これはパワハラになるんかの 会社には相談窓口がありません

          悪魔が来たりてなんかいう

          夜道

          夜道を歩いてたら しょんべん小僧と目が合った 知らんぷりして通り過ぎたら しょんべんしたままついてきた という歌がありますが 今日は私は今まで出会った 様々なオッサン、オジイの 話を書こうとふと思い立ち ここに記し残しておきます 少々長いですが お付き合いいただけますと幸いです ◇月◯日(◎) 私の腕のタトゥーを見つけた見知らぬオジイが「あぃ!コレ何⁇ 彫ったの?」と聞くので「そうだよ。彫ったの」と言うと、何度も「彫ったの⁇」と聞き返したあと、「ほれ」と言って自分の腕

          ネガティブケイパビリティ

          ネガティブケイパビリティ という言葉を知った “事実や理由を性急に求めず 不確実さや不思議さ懐疑の中にいられる能力“ ネガティブにとらわれず ポジティブな側面を理解し 不安や焦りを受け入れながら 日々の生活を淡々とする それはとても尊いこと とのこと そんなもん 初めっっっから 知っとるわ! ボケェ! なんでこうも世の中は 不安なんてあって当たり前なんだよ 自分らしくていいんだよ 受け入れていこ! ポジティブに! みたいな世界なん。いつからなん 私、僧侶でもな

          ネガティブケイパビリティ

          24時間戦えますか

          戦うような気持ちで 働く時代はもうとっっっくの昔のおはなしで 私はすっかり生きた化石なのかもしれない がしかし! 私はあなたの言葉に耳を傾ける あなたの行動をサポートする そしてちゃんと責任を肩代わりすることもできる なぜなら私はプロだから 勝ち取りたいものがあった 今もある 誰にも負けない気持ちがあった もちろん今もある プロとはプロフェッショナルの略 プロフェッショナルとは本職とすること 高い意識を持って能力を有して 質の高い仕事をすること、できること 目指

          24時間戦えますか

          エゴイスト

          映画『エゴイスト』を観た 冒頭の10分ほどのセリフで体が固まって苦しくなった 「憎むほど嫌いだった故郷の田舎から逃げるように 18歳で東京に出た。そんな僕にとって服は鎧だ」 というセリフが心と頭にぐゎんぐゎん音を立てた 除夜の鐘の中に閉じ込められてしまったみたいに マイノリティー 私の子供の頃にそんな言葉ははなかった 私は、人と関わるのが著しく苦手だ できれば、できるのなら、1人で過ごしたい 地元を出たのもその思いからだった 誰にも、誰とも触れ合いたくなかった

          No Barbenheimer

          今さらやけど誤解を恐れずに言いたい 物議を醸したNo Barbenheimer について やったら、ヤッターマンにも怒っていいんちゃうか と思うわけです 日本はすでに負けているのに認めずに 二つもの爆弾を落とされてしまったけど アメリカはパールハーバーを奇襲されているし 911のテロも受けている 捕虜は助けられず見せ物のように殺された もう起こってしまったことを 今、1人が、そしていろんな人までもが 発したミームに しかもポップアートとして発信したものに怒るのは 非常

          世界で一番美しい病気

          恋をしました それはひとときの恋でした それは霞んだ夜空に浮かぶ薄い月のような恋でした それは朧げで儚げで泡のようなあっけない恋でした それはサクッと噛めばほろほろと崩れる しっとり甘いクッキーのような恋でした 恋をしました それはほんの一瞬の恋でした それでも 淡雪のようで木漏れ日のようで 燦々と降り注ぐ太陽の光のようで 全身をくまなく濡らす大雨のようで 溜息でさえも響くような静かな恋 雨はあなたの肌にも降り注ぐことでしょう その雫は今の私よりもあなたに近く

          世界で一番美しい病気

          この広い世界で

          この広い世界で 世界が広すぎると考える どこにも居場所がないと感じるとき どこかに想いを馳せる どこかに行きたい どこにも行けない いや、行ける まるで意識が肉体を裏切って 爆発するような自己崩壊感覚 たとえばなぐさめ、賞賛 女性としての力も価値もあるということの確認 抜け出したいのは 人生こんなもんだという状況から “自分がキライで力が欲しくて 心も身体も記憶も破り捨てたのに” “この広い世界でどこにも居場所がない 今夜の君を昨日より愛しているのに” ご笑覧

          この広い世界で

          京都慕情

          京都ていうても端のほうで生まれ育ったわけどすが それでもなんやヨソさんに 自慢できることはギョウサンあって 小野小町が髪を洗った井戸のある随心院とか 随心院とか随心院とか アラおかしいな、あんまり思い出されへん 思い出すんは、そうやねぇ、和菓子やろか 京都いうても端のほうやけど 和菓子屋さんはちゃんとあって 小そうてサッと買える店から 立派な店構えのもんまで キチンと揃ってましたんえ よぉお母さんと一緒に行く市場の角に おばあちゃんが座って売ってはる和菓子屋さんで 桜餅や

          チチ

          チチは魚なのでなにも考えていない かもしれないけれど 泣いている私のそばでずっと泳いでいる チチは魚だけれど目がいい らしいので 泣いてる私を慰めるようにして妙な泳ぎ方をする チチは、ベタという魚で、熱帯魚で、闘魚で オスで、ハーフムーンという種類 なので名前を“チチ”にした ウチナーグチで“月”という意味 ブルーや赤や金色の体をしていて 尾ビレは日に透けると消えそうな水色になる チチは魚だけれどきっと頭がいい 知らんけど 銀蝿2匹分の脳みそしかない私よりもずっと

          夏がとまる

          この季節がきた 風がぐぅんと湿気を帯びて海のにおいを運んでくる 窓のすきまから堂々と悪びれもせず吹いてくる風の あの季節 私はあの頃、ここから逃げ出せると思っていた 1人で借りた6畳の部屋は歪な角部屋で 五角形だった そこに無理やり本と服とベッドとを詰め込んで その隙間に暮らしており 疲れたらこれまた台形のベランダから川を眺める よく行ったあの海を サーフィンのできる海を サーフィンボードは一枚しかなく 私は砂浜で待っているだけだったことを 思い出しながら 逃

          幸せと書いた手紙

          ひさしぶりに書く なのになにも書きたいことがない あいかわらず一日はすごく長いし 人がやっぱりすごく嫌いだし怖い これが棺桶に入るまで ずっと続くんだろうと思う 今日は一日そんな日だった 遠くに行きたい すべてが他人事のような風の吹く街に 誰もふりかえらない街に そう思って嫌がる体を引きずって 玄関をむりやり開けた すると 思いがけず人の優しさや誇りにふれた この気持ちのまま家に帰ろう 「幸せ?」と書いた手紙に 「幸せ」と返事を出そう 明日もおなじとは限ら

          幸せと書いた手紙