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Someday over the rainbow

家から歩いて行ける距離にビーチがあります
特に1人で行くことはあまりないですが、友人が遊びに来たときなどは連れて行ったりします

そんなある日の、友人を連れ立ったビーチにて

自撮りなどでキャッキャしている私たちに
ヘーイ!写真を撮らせてくれないかな?と
海外の方が声をかけてきました

私たちはもちろん水着です
しかも水着はパーリーピーポーなタイプ
大きなサングラスにフープピアスもつけていたりして

まわりを見渡してもきっと目立っていたと思います

なのでちょっと浮かれて快諾しました。ファッションスナップのノリで。彼も私たち以外も撮っている様子でしたので

立派なカメラをこちらに向け、ポーズを指定したり、ワンダフルと言ったりいかにも撮り慣れている風。何枚もシャッターを切ります

ひとしきり撮り終えたあと、他愛ない会話をし、”さぁそれではさようなら”のタイミングで彼はインスタグラムのアカウントを聞いてきました

これも快諾して教えます。彼のも教えてもらう
さして興味はなかったのですが

その後、飲みに出かける予定を彼に伝えてみました。私ではなく、友人が
友人は英語がとても流暢です

返事は夜に来ました
私にではなく、友人に

“今夜は滞在している街にいるから行けない”
とのことでした。来るって言ってたのにねーなんて言い合いながら

“ok”と返事をしました
これはなぜか友人ではなく私が

次の日は友人とまたビーチへ。その後、彼を思い出すことなく、ワチャワチャ遊んで友人は帰路へ

数日後、彼のインスタストーリーに友人の写真がアップされたので、元気?と尋ねてみました

するとこんな返事が...

“申し訳ないんだけど、私はトランスの人に興味がないし、友好関係が築けない。通りすがりの挨拶もしないかもしれない。君次第だ”

は?誰がトランスて?急にカムアウト?私次第?
私が彼を無視するってこと?

私は、元気?と尋ねただけでしたが、「恐れずに正直に言えるなんて素晴らしいことですね。その勇敢さに少し感動しました」と返事をしました

だって本当に名前しか知らない相手に自分がトランスなんてカムアウトする勇気はすごいと思ったのです。しかし、ふと気づきます。

あら?これって私のこと言うてんちゃう?

以下、私のお里言葉で失礼します
感情が乗せやすいので

正直でえぇと思うけど私はノンケやし、ほならなんでインスタ聞いてきたん? “私は私の基準を維持しなければならない” ってお前の基準なんか知らんがな。あのノリはなんやったん。挨拶もせぇーへんてそれはもう無視するっちゅーことやな?

私は英語があまり流暢ではないので、彼がトランスだと思ったのです、なのですぐ

「でも私はトランスではありません。ストレートですよ」と、付け加えて送り返しました

彼はすぐに謝ってきました。が、やっぱ見かけで判断してるやーん言うてコレ。人は見た目が9割説、ほんまやで。そらオジイオバアにもびっくりされるわな。けどジワジワ腹立ってきました。ってかそれ、言う必要ある?

私は確かに道を歩けば、トイレに入れば、オジイオバアオッサンオバサンにビックリされるほど男のような姿格好です。背も高く、ヘアスタイルも頭頂部以外は刈り上げています。大丈夫ね?と聞かれることもしばしば...なにが大丈夫やねん

だがしかし!お前が名前しか知らん相手に“黒人とは友人になれない”て言われてみぃ!国中あげて暴動するやろがい!

っつかよぉ見てみぃ!お前水着のとき先に私に声かけて先に写真撮ってきたやろがい!Fカップに釣られてきたんちゃうかい!

最後のハグ!私の足が浮くくらい抱き上げられたん覚えてんど!そんなハグしながら “コイツはトランストモダチナレナイ” とか思っとったんかい!

“僕の勘違いだった。謝るよ。君とは友達になれそうな気がする!きっとなれるよ”

急に手のひら返しすぎじゃ!
手首捻挫するわ!ボケ!

なにがレインボーじゃ。昔っから、自分が知ってる歴史で言うたら江戸時代からいろんな性がおるわ

なにが多様性を認めるじゃ。お前らに認めてもらわんでもこっちは勝手に生まれて生きてきとんねん

なに上から目線で喋ってんねん
クチ縫うたろか

耳の穴と鼻の穴貫通さしてのぞみ号走らしたろかっちゅーとんじゃ!ポンコツ!


以上、最後はしょーもない愚痴になりました
起承転結無視でお届けしましたこと
心よりお詫び申し上げるか!ボケ!あーハラタツ
たまには書き殴らんとな!

ご笑覧ありがとうございました

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