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右膝をやってしまった。 経過観察23日目

このコアラもSNSで何回か載せてます。当時アデレード(オーストラリアの南側にある都市)に住まわせもらっていた家のそばにある大木に、ある期間ずっといた野生のコアラです。
日本ではあり得ない光景なので写真に撮りましたが、コアラについて調べたら24時間のうちに20時間は寝ているという事実とそこまで大人しい生き物ではないということがわかったのであまり近寄らないようにしていました。その起きてる4時間くらいのパワーはきっと凄いのでしょう。


術前のトレーニング


このnoteを書きながら膝の曲げ伸ばしリハビリをしています。
一番痛いの膝蓋腱あたりですね。(膝の皿の下周りらへん)これは伸ばしても曲げても痛いです。痛い箇所を指でグっと抑えながらリハビリするとやりやすいし痛みも多少軽減しながら曲げ伸ばしが出来ます。といってもまだまだかばいながら実施しているので他の箇所にだいぶストレスが溜まっているので脚全体をほぐしてやらないとすぐ固まってしまいます。これら全てをある程度やったら休む。これの繰り返しです。
入院まであと6日なので、今日から少し強めにトレーニングをしていきます。

そういえば、、、

前回の診察で「膝の脂肪が固まってるから曲げられていない」という会話をリハビリトレーナーと交わした時に
「そういえば中学の時に左肩を骨折した時も3カ月くらいギプスをはめていてずっと肘が曲がっている状態だった。それが取れた後の肘を伸ばすリハビリが地獄のように辛かった」というのを思い出しました。

大怪我をするということは、そういうことなんだ
固定させて動かなくさせるっていうのはそういうことなんだ。
一度固めてしまったものを、元に戻す、元の動きを取り戻すリハビリを行う。っていうのは簡単じゃありません。


何かに似ている

この「カタマリとほぐす」の関係、何かに似ている。
例に出してみると、もしも僕が物心ついた時から”物凄く思考が凝り固まった頑固人間”だとしたら、凄く狭い世界で生きてきたことになるしこれからもそういった生き方しか出来ないでしょう。そういった中で何らかのふとしたキッカケでもし違う世界に飛び出さなければいけなくなった時に、すぐにその世界に馴染むことは中々難しいものです。一気に色んな現実を受け入れることには時間がかかります。そのリハビリは険しく厳しく大変です。
この表現が合ってるかは別として、これって”子供の教育”にも似てるなって感じました。


死役所

「死役所」という、先月に一気に読み進めてしまった漫画を思い出しました。死刑宣告をされた人間たちが闇の役所のようなところで働くという内容なのですが、結構本質をついてたり恐ろしい内容も含まれていて、その中でもかなり興味深かった「岩清水直樹」の回を紹介します。
スキマwebという漫画サイトで無料で読めるので興味ある方はぜひ。(ちなみに宣伝ではありません。)

直樹くんはお父さんが目の前にいないと何も出来ない子でした。
家でも食事もお父さんが「食べていいぞ」というまで食べてはいけないし、その様子を見た父が「2回食べこぼしたな。一度に多く噛みすぎだ。気をつけなさい。」と指摘します。他にも、「明日はこれを着ていきなさい。」「算数のドリルを見せなさい」などと、

「お前は一流の人間になるんだから、しっかり頑張りなさい。」

と言って躾を受けます。しかしそれは暴言や暴力のような卑劣なものではなく物腰の柔らかいモノです。表面的には。
ずっと指示待ちの直樹くんはお父さんの許しが出てからでないと動かないので考える必要のない生活を送っていました。お父さんの言う事を聞き続けた結果、一流の中学と高校へ進学に成功します。しかし大学受験は上手くいきません。


与え続けると・・・

東京大学へ行くこと以外考えていない、というよりお父さんに東京大学へ入学しなさいと言われている岩清水君。高校で先生との面談との際に、「このセンター試験の結果じゃ無理。他は受ける気ないの?」と言われます。

「ないです。ダメです。お父さんに東大へ行けって言われています。

先生から留年を促された岩清水くんは帰宅後にお父さんに相談します。

「東大以外を受験する意味はない。浪人しなさい。」

「はい、お父さん。」

この光景を目にする母。

お父さんに言われ、浪人してまで頑
張る岩清水くん。
「来年こそは合格しなさい。」と拍車をかける父。
そして過去問で最高得点を取る我が子。そこで母が訪ねます。

「直樹は本当に東大へ行きたいの?」

行きたいよ。お父さんが行けって言ってるから。」

「・・・そのあとは?」

「卒業してから?それはお父さんに聞かなきゃ」

「・・・直樹、自分が本当に歩みたい道を考えてね」

直樹はキョトンとした浮かばない表情をします。

なんだか前に書いたnoteと酷似してきました。笑



何をすればいいの?



とある日の
食事中、お父さんが食べ終わるのを待っている直樹はお父さんから報告を受けます。

「癌が見つかった」

もう末期であること、どのくらい生きられるかわからないこと、お父さんがいなくてもちゃんと勉強することを伝えられます。

こんな時にも直樹は心でつぶやいています。「ご飯、いつ食べは始めたらいいのかな・・・」

そして数日後、、、

直樹はまたもセンター試験で結果を残せませんでした。
病室にいる父へ報告へ行き、「また来年がんばるね、きっと合格するね」と伝えます。

「もういい、好きに生きなさい。お前はよく頑張った。」

「はい、お父さん」

横で涙する母。

なにそれ―――

好きに生きるってどういうこと?

東大は来年も受けるんでしょ?
そのあとはどうすればいいの?


僕はこれからどうやって生きていくの?


だから恐ろしい。


このあとも話の続きがあって、岩清水直樹は結局10人以上殺してしまいます。そして死役所行きです。
岩清水直樹のような人物になってしまっている人も現実に多分います。
この回を読んでいて、日本の教育の仕組みからするとこういった人物は比較的に生まれやすいのではないかと、恐ろしくなりました。
もしまだこういった人が世の中に埋もれているのだとしたら、僕らがいつ被害者になるかはわかりません。
だけど僕たち大人が、こういった人物を生み出している可能性もあるわけです。
だから恐ろしいんです。
自分の意思を持って考えて行動が出来ないと最悪こうなってしまい兼ねないのです。
漫画の一部と思って侮ってはいけません。


周りを見渡せば参考になるものはたくさんある

僕はたまたま見つけた漫画からこういった参考文献を得ました。漫画だけでなく今の世の中には実に参考になる情報がたくさん転がっているんです。
その情報を選んでしっかり調べて理解して落とし込む作業をしなきゃいけないので、やはり考えることをやめてはいけません。
情報化社会によって便利になってきたのに、情報によって踊らされて、全く予想してなかったものにいつの間にか支配されてるかもしれません。
常に見直しが必要ですね。


ひとつよしなに。


株式会社美好所属
市川SC所属

みのってぃ。


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