最近よく聴く「心理的安全性」ってさ
最近になってよく耳にするようになったのは気のせいだろうか?
「心理的安全性」。
GDでもインターンでも まぁいわゆる「グループで議論を行うという就職活動における選考の一環」ではよくこのワードを耳にする気がする。
別に「なんでも相手の意見をホイホイ肯定しろ」っていうことではないし、コンサルなんかの殺伐とした空気には恐ろしいほどに似合わない言葉だ。
「誰でも意見を言いやすくする」、「意見をいうことに対して抵抗を感じない」っていうのは大事だと思うが、どうしても誰かの意見を"否定"しなければならないので、その"言い方"が問題になってくる。
否定さえもせずスルーすることによって誤魔化す人もいる。「とりあえず勝手に言わせておけば良いか」、みたいな。
別にどの方法が正しいとか間違っているとかではないけれど、なんらかの方法で「心理的安全性」が確保?担保?されていた方がより良い議論になるのはほぼほぼ間違いない。
1人だとゴールに辿り着くスピードは早いかもしれないけれど、1人では遠くには行けない、なんていう先生の言葉を思い出す。
1人でも多くの考えを結集し整理していくことで、より良いアウトプットが出せることは多いだろう。視点の数も増えるだろうし、チームとしての強みも多方面になるだろうし。
最近思うのはインターン内における「マウンティング」だ。それが意図したものなのか無意識のものなのかに関わらず、メンバー内に格差が生じる。だからアイスブレイク等で就活状況を聴きすぎるのは要注意だ。情報収集がしたくて根掘り葉掘り質問してくるタイプの人もいるけれど、その段階で例えば「ゴリゴリのコンサル志望」の人が1人でもいたら、なんとなく他のメンバーは引け目を感じてしまうかもしれない。(コンサル業界以外のインターンの場合、ね。)
インターン参加者数マウンティング。とにかくテクニックを語るマウンティング。
いろいろあるけれど、誰か1人を「すごい」と思いすぎることはメンバー内に"ランク"を生むことにつながってしまうと思う。
もちろん優れていると思われる人がリーダーになるパターンは多いし、「仕切る人がいない」という状況もそれはそれで困るので、絶対にチームでの議論では"ある程度先頭に立ってみんなを引っ張っていく人"が必要なわけだけれど。
しかし優れている人の意見ばかりが採用されて、自分が意見を言ってもスルーされてしまう。どうせ議論の役に立ってない。足を引っ張っている。
"発言しても、「どうせ」...."とメンバーに思わせないことは、リーダーの重要な役割になってくるのではないかと思っている。
とにかく人の意見に賛同すれば良いというわけではないし、1人がずっと話せば良いというわけでもないし、否定してはいけないということでもない。
「心理的安全性」をまず定義することに、難しさを感じている。