Mimmi

都内の広告代理店で働く20代の女。言葉を扱う仕事をしていますが、noteは無法地帯です…

Mimmi

都内の広告代理店で働く20代の女。言葉を扱う仕事をしていますが、noteは無法地帯です。恋愛、心理学、自己肯定感、時々マーケティングなど、好き放題に徒然。

最近の記事

本当の恋

本当の恋を見つけた時 私は臆病で、それを疑った でもすぐに分かった それは暗闇の中でもキラキラ輝き それは静寂の中でも聞こえる それはいつもすぐそばにあって 私は少女のように自由になる 本当の恋を見つけた時 怖かったの、それを失う日が来ること でもあなたは言った ふたりは100まで一緒に数えて 白髪になる日も歩けなくなる日も いつか眠りにつくその日だって 君はずっと自由な少女のまま 僕の隣にいるんだって 本当の恋を見つけたの それは暗闇の中でもキラキラ輝き それは静寂

    • 広告はラブレター。広島県観光連盟の広告が気づかせてくれたこと。

      広島県観光連盟の駅広告。 広島出身ではないけど、思わず涙が出た。 今年の年末年始、帰省したいと思っていた。 年の瀬くらい、家族に会いたい。 あったかい実家で、みんなで年越し特番でも見て、 そばやおせちを食べて、箱根駅伝を見て。 NiziUが大好きな姪っ子と、おうちでカラオケもいいなぁって。 でも、コロナの第3波を受けて、帰らないことにした。 実家には小さな子供もいるし、家系的に肺があまり強くない。 母は帰ってきてもいいのに、と言ったけど、 不安の中でとても気をつかっ

      • どうせ他人は私を傷つけることなんてできない。

        最近、めっきり泣かなくなった。 過去のことが嘘みたいに、気分が安定するようになった。 残業をしても疲れにくく、誰かに怒りを覚えることもない。 新しい恋にも、前向きになった。 人といることが好きになった。 自分でも不思議だった。 変わった自分も不思議だったし、 過去の自分がなぜあんなに傷つきやすく、 もろく、いつも泣いて世界を恨んでいたのかも不思議だった。 あの頃、私はぬくもりが欲しくて 人に認めてもらいたくて 誰かに認められない自分に価値なんてないと思っていた。 でも本

        • すてきな二日酔い

          けだるい目覚めだった。 寝返りを打つだけで脳がグラグラ揺らぐような感覚。 胃にまだ残る赤ワインがふとせり上がってきそうで、慎重に体を起こす。 「きもち悪い…」 明け方のかすかな陽に照らされ浮かび上がる部屋。 机の上には半分ほど空いたボトル。 いつの間にかエンドロールで止められた映画。 読みかけの文庫本からはみ出た付箋。 脱ぎっぱなしの洋服。 顔は…ちゃんとメイク落としてる。 歯磨きで少しでも不快感を取り除く。 水を常備するのは、やっぱり大事なことだ。 ごくりと一口飲むと

        本当の恋

        • 広告はラブレター。広島県観光連盟の広告が気づかせてくれたこと。

        • どうせ他人は私を傷つけることなんてできない。

        • すてきな二日酔い

          恋の始まりを怖がるようになったのは、

          人を好きになることにブレーキがかかるようになったのは、 いつからだろう。 目が合って胸が高鳴って うまく言葉が出てこなくなって ふとした時に考えるようになって 会いたい想いがふくらんで 試着室で彼の顔が浮かぶ そんな気持ちを「恋」と素直に認めることが 年を重ねるほどに難しくなる。 まだよく知らないから 少し優しくされたくらいで 寂しいからよりかかりたくなってるだけ 人として好きなだけ 憧れと恋を混同してるだけ 彼とはうまくいきそうにないし 適当な言い訳を見つけて、 胸

          恋の始まりを怖がるようになったのは、

          一番辛かった恋の話。

          私には忘れられない恋がある。 決して素敵な恋ではなかった。 むしろ陳腐でくだらない、 自分を下げるだけだった恋。 ※長い上にかなりプライベートな話です。 人生で初めてというくらい 男の人を好きになって LINEに一喜一憂し その人の近くにいたくて 彼が世界の全てだった日々だった。 女の子なら一度は経験すると思うけど ほんと、恋愛中毒というか 自分の全てを差し置いても 彼を優先していた恋だった。 自分が世界の主人公になった気持ちで 彼との恋は日常を最高にハッピーにしたし

          有料
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          一番辛かった恋の話。

          書かないと死にそうだから、自意識なんてくそくらえ。

          noteを始めることは結構勇気がいった。 今まで、Twitterでつぶやいたりブログを書くことはあった。鍵アカウントで、こっそり自分の思ってることを呟いてた。日記として。 でもnoteって違う。 人に見られるし、結構みんな自分の身元を開示して書いているイメージ。だから私も、noteを書くなら仕事の話とか、客観的なことかなって思っていた。自分の感情や考えを書いて晒すことに、すごく抵抗があった。 特に私は結構ウェットな人間というか、これはこれ、それはそれ、と割り切るのが上

          書かないと死にそうだから、自意識なんてくそくらえ。

          可愛くなりたい、という永遠の欲求。

          誰のための欲求なんだろう。 この前、久しぶりにファッション誌を買った。 私は昔からファッション誌が大好きな女の子だった。 アパレル関係のお仕事をしている家族が多いこともあって、 実家にはいつも雑誌や美容本がたくさん置いてあった。 私もキッズモデルの経験があったからか、余計に 紙面でキラキラ輝くモデルさんに憧れていた。 同時に自分の外見にコンプレックスがたくさんあった。 可愛くなりたい、綺麗になりたい そんなことを、幼い頃から寝ても覚めても毎秒願っていた気がする。 大

          可愛くなりたい、という永遠の欲求。

          常に感謝するって難しいよね。

          人に感謝しなさい。 環境に感謝しなさい。 苦難にさえ感謝を。 ってよく聞くけど、常に感謝し続けるのって難しい。 側にいてくれる人や恵まれた環境は徐々に当たり前になっていってしまうし、苦難の最中ではありがたさよりも辛さ悲しさ恨みが勝ってしまうことが多々ある。 私も、毎日泣いて、辛くて、人間不信を極めていた頃(笑)には、とてもじゃないけど感謝なんてできなかった。なんで人生は自分にこんな仕打ちをするんだ、と思ったし、世界が怖かったし、もういいことなんてひとつもない、誰も信

          常に感謝するって難しいよね。

          起点が愛ならいい

          辛かった恋も 寂しかった生い立ちも 誰かにわいた怒りも つきつめた先にあるのは 根本にあるのは 愛だったかなぁ。 愛が起点だったなら いつかそれはきっと癒される 今は無理でも、いつか許せるようになる いつか違う形で身を結ぶ そう思って生きてる。 そう思って生きられるように、やっとなった。 許せなかった人も 恨んでいた自分の過去も 大嫌いだった自分のことも 掘り下げて行ったら 大好きだったから 相手の言動をどうでもいいと忘れられずに 許せなくて 大好きだったから 自

          起点が愛ならいい

          言葉と言語が好きって、つまり。

          幼い頃から、ずっと大好きなものがある。 言葉と言語。 私の人生の軸を構成する大事な大事なもの。 言葉と言語が好きってどういうこと?とよく聞かれていた。物語が好きとか、外国が好きだから言語も好きっていうなら分かるけど、言葉も言語も手段に過ぎない。その手段が好きってどういうこと、って。 この説明は難しい。 でもnoteを書いたり読んだりしてる人の中には同様の感覚を持っている人もいると思うので、今日は頑張って書いてみようと思う。 私が言葉と言語に本当の意味で目覚めたのは

          言葉と言語が好きって、つまり。

          寂しいって、愛しい。

          東京都に緊急事態宣言が発令されて、1ヶ月半ほど。 それまで当たり前に毎日会っていた同僚や友人と会えなくなって、面と向かって人と話さなくなり1ヶ月半。週に2回の食材買い出しと早朝のウォーキングを除いて、外に出ることはない。 もともと1人の時間が好きな私にとって、外出自粛はそこまで苦ではなかった。執筆も仕事も、むしろ捗る。睡眠時間も前より確保できているし、働き方改革の最後尾にの方に並んでいた広告代理店も、一気に前に進んだ気がする。 だけど、春から初夏に移ろう季節を眺めながら

          寂しいって、愛しい。

          あのねのね。

          小学1年生の頃、担任の先生に日報を提出する宿題があった。日報というか、その日起きたこと、思ったことを自由に書いて先生からお返事をもらう、交換日記みたいなもの。 そのタイトルが「あのねのね。」。 幼いながらにこのタイトルの響きが可愛くて大好きで、毎日この宿題だけは楽しみにしていた。自分が書くのも、先生にお返事をもらうのも、お母さんに見せるのも。多分、言葉を綴ることが好きなのはその頃から。 大人になってから、特に就職してからは、自分の気持ちや考えを日記に落とすことはしなくな

          あのねのね。