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鉄道擬人化 中長編漫画集

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鉄道路線(おおむね元会社単位)擬人化漫画のうち、note上で複数記事にまたがる中長編をまとめたマガジン。 連載中:近鉄生駒線の歴史『張子兄弟と絵図の虎』 完結済:氷河特急走行… もっと読む
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#マンガ

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【5】

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【5】

西からの信貴登山ルート、信貴山急行電鉄が開業し、営業不振に陥った信貴生駒電鉄。
このまま相手の優位を許すのか……!?

英雄譚になれないローカル線漫画、ここが佳境の第五弾!

▼【1】はこちら

▼前回【4】はこちら

本編

信貴電磐船→交電磐船→京阪神磐船と、短い間に所属が変わったことで駅名も変わり、戦後まもなく無くなりました。
河内磐船駅からは今も交野線の高架が見えます。

解説再建は親会社

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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【4】

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【4】

どうにかこうにか枚方線も開業し、ともに路線もちとなった兄弟。
しかし、信貴山の麓で急成長していた私鉄(大阪電気軌道、近鉄の直系)が信貴山参詣輸送に本腰を入れてきて……

情け無用の鉄道史漫画、第4弾です。

▼【1】はこちら

▼前回【3】はこちら

本編

そもそもなんで信貴電は競合線の免許とるのに協力して株も持ってたん? コスパ悪くない? という部分の答えが……

初期から交野のロールモデルと

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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【3】

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【3】

なかなか不穏な経緯で三重合同電気(京阪と社長が同じ)の系列になったものの、そのお陰で生駒延伸を果たせた信貴生駒電鉄。
しかし、彼の「弟」(枚方線、現在の京阪交野線)に対する悩みは尽きず……

全員頑張っても、なぜか報われない。あまりにも主人公補正がない鉄道史漫画、第3弾です。

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▼前回【2】はこちら

本編

↑【2】参照。旧生駒電気鉄道の専務は、信貴電では所謂「ヒラの取締役」

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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【2】

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【2】

不景気や車両の不備で開業が遅れた信貴生駒電気鉄道。
苦労の甲斐あって、信貴山にお参りできる第1期線は好成績でスタート!
しかし、そこにまたしても不穏な影が忍び寄る⁉️

現・近鉄生駒線のあまりにも主人公補正がない鉄道史漫画、第2弾!

▼【1】はこちら

本編

鉄道誘致に消極的だった理由がいかにも奈良の平群近辺。

旧生駒電気鉄道の役員は信貴電では取締役どまりで、専務の椅子は与えられませんでした

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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【1・完結済】

近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【1・完結済】

主人公補正がない路線の中編漫画を描くのははじめてです。
お手柔らかに。頼むで!

(7/31追記:完結しました。noteで全6記事分公開、読破可能です)

近鉄生駒線の元会社、信貴生駒電気鉄道→信貴生駒電鉄をメインに、
ゆくゆくは現在の京阪交野線や西信貴ケーブルも出します。
舞台は毘沙門天信仰と張子の虎で有名な奈良県・信貴山朝護孫子寺まわり。
英雄譚ではありませんが、どうぞお楽しみくださいませ!

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スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【5・最終回】

スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【5・最終回】

1930年の氷河急行運転開始まで。

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第一次世界大戦下、フランス資本のフルカは工事が滞り、1923年ついに破産が確定したが……

フルカはVZの主導により連邦・関係諸州の出資を得ることが出来、新会社「フルカ・オーバーアルプ鉄道」として再スタート。
そこからはトントン拍子で。

運行はじめて90年、この先も色々あるわけですが(そしてやっぱり? フルカは不憫です)漫画は一旦ここで〆

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スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【4】

スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【4】

VZ(フィスプ―ツェルマット鉄道)とフルカ(ブリーク―フルカ―ディゼンティス鉄道)との不和と、それぞれの試練。

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まずはアルブラ(この区間はオーバーラント線、フォルダーライン線などの呼び名があります)が最終形態へ。

なんで後発やのに旧式で安くしよう思たんや。
結局はアプト式に決めたのですが、工事の序盤ではまだ迷ってたので、フェル式やハンスコット式でも走行可能な90パーミル以下

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スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【3】

スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【3】

東側のレーティッシュ鉄道、西側のフィスプ―ツェルマット鉄道ときて、今回から「真ん中」ブリーク―フルカ―ディゼンティス鉄道の話へ。
真ん中の彼女、個人的にはドジだけど一番主人公っぽいと思っています。

▼第一話はこちら

ついに国南部を東西に結んでくれる路線の計画があがったぞー!

真ん中路線、ブリーク―フルカ―ディゼンティス鉄道登場。
というわけでレーティッシュ、VZの両社は乗り入れに向けた動きを

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スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【2】

スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【2】

今回はスイスの名峰マッターホルンの登山史と、氷河特急路線の西側、旧フィスプ-ツェルマット鉄道(VZ)の成り立ちの話。

▼第一話はこちら

・国内でのアプト式ラックレールの採用例として大井川鐵道があります。
・この記事のヘッダー画像は筆者撮影の逆さマッターホルンです

・スイスは直接民主制をとっているため、国有化も国民投票で決まりました。

次回には主要キャラも揃います! お楽しみいただけましたら

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完結🇨🇭スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【1】

完結🇨🇭スイス鉄道史漫画『アルプス横断記』【1】

箱根登山鉄道と姉妹提携をしている「レーティッシュ鉄道」の成り立ちと、アルブラ線開業までのダイジェスト漫画。

2021.1.29 完結しました。ページ下部のリンクを辿ることにより、現在最終話まで基本無料でお読みいただけます。

・19世紀末に温泉地/スキーヤー輸送⛷からはじまったLD鉄道→レーティッシュ鉄道は、スイス連邦鉄道(いわゆる国鉄)も発足せぬ時期から株の過半数をグラウビュンデン州に渡し、圧

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