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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【5】

西からの信貴登山ルート、信貴山急行電鉄が開業し、営業不振に陥った信貴生駒電鉄。
このまま相手の優位を許すのか……!?

英雄譚になれないローカル線漫画、ここが佳境の第五弾!

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本編

信貴電磐船→交電磐船→京阪神磐船と、短い間に所属が変わったことで駅名も変わり、戦後まもなく無くなりました。
河内磐船駅からは今も交野線の高架が見えます。

解説

再建は親会社が責任持ってやるだけで、結局京阪の代わりに株を持っていた合同電気にとってはとんだとばっちりでした。
その合同電気が東邦電力となり、さらに鉄軌道線が切り離されて神都交通になったとき、大軌参急グループとなっておりますので子会社の信貴電も自動的に大軌参急系になったという。

信貴電が京阪系のままだったらifは、合同電気に肩代わりさせていた以上成立のしようがないのです。なんということだ。

信貴電鋼索線(東ルート)の撤去供出への反対理由は『三郷町史』を参考にしました。
東ルートは民家もあり、信貴参拝だけでなく地域の足として使われていたことが廃線跡を見てもよくわかります。

『張子の虎』は次回【6】で終わりです。
寝たきり信急はどうなってしまうのか……??
お楽しみに。

▼【6・最終話】はこちら

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