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近鉄生駒線擬人化歴史漫画『張子兄弟と絵図の虎』【4】

どうにかこうにか枚方線も開業し、ともに路線もちとなった兄弟。
しかし、信貴山の麓で急成長していた私鉄(大阪電気軌道、近鉄の直系)が信貴山参詣輸送に本腰を入れてきて……

情け無用の鉄道史漫画、第4弾です。

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本編

そもそもなんで信貴電は競合線の免許とるのに協力して株も持ってたん? コスパ悪くない? という部分の答えが……

初期から交野のロールモデルとしている山口定亮氏。
信貴電合併時に専務になれず、当時の信貴電社長の「非紳士的な態度に憤慨」したという資料が残っています。
信貴電(社史)としては、信貴山電鉄の株を「共存共栄の実をあげるべきであるとに結論」から保有していたことも事実。
そして、大軌がこういう人事をしたのも事実なんですよねえ……。

そして西信貴ルート(大軌+信貴山電鉄)が爆誕。

解説

実質ラスボス戦(そうか??)
信貴電の申し入れに対し、不況で自身も余裕のなかった京阪は「直ちには応じがたい」としつつも、
当時の社長の自伝を見る限りでは自責の念もあったようです。合同電気の身を借りて色々やってたわけなので……

信貴電(兄)の「俺だけが身内やない」はこういう状況。

まず表向き兄弟扱いのふたりが血縁じゃない

だからキャラ的にも孤独感があってだからよりくさくさしてたんかなー……という妄想です。

ページは溜まっているので、【5】も近いうちに出したいです。出すんや!

NOW!!

役者が揃いました。
信貴山は東ルートと西ルートに分かれてドンパチ。
そして点線で表現している生駒-私市間は……埋まらぬ空白。

こじれにこじれた(義)兄弟の運命やいかに!

▼【5】はこちら

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