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持つ者と持たざる者。


人って、結局…
それぞれに悩みがあり
それぞれに喜びがあり
それぞれに学ぶことができる生き物ですね。

持つ者、持たざる者


勉強が得意な人、不得意な人。
手先が器用な人、不器用な人。
兄妹がいる人、いない人。
結婚した人、していない人。

どちらか一方が必ず幸せなんてことはなくて
どちらの場合にも
得るものがあり辛く感じることもあります。

ある側にはある側の
無い側には無い側の
悩みや喜び、経験と学びがありますね。

心の健康状態によっては
自分の置かれている環境ではない方を
羨ましく感じるし
眩しく見えるものです。

多くの人には
『隣の芝は青く見える』という傾向があるので
このように感じやすいことは
仕方ないというのがベースにあります。

隣の芝の良い部分がとても光って見えますし
例えば
「あなたの隣の芝は青くて良いね」と
他の人が言うのを耳にすると
尚更そのように感じてしまうものですよね。

光と影のある世界に生きている🕊𓈒 𓂂𓏸

目から鱗が落ちた出来事


学生時代の私は
ヘアスタイルひとつをとっても
無いものねだりがこびりついていました。

自分の中の
〝このヘアスタイルがいい♡〟という理想は
なかなか思う通りにはならないものでした。

私の髪の毛は細くて柔らかいタイプ。
私の理想は
馬の尻尾みたいな
コシがあってツヤサラしている毛。

もう真逆なワケですよ(笑)

真逆だから惹かれるともいうのでしょうが…。

でも、そうした理想が叶わない嘆きの中から
学びを見つけようと思えば
何かしら見つけられるわけです。

毛質は変えられないのだから
この髪の毛が少しでも喜ぶことをして
自分の顔や頭の形を活かせる
ヘアスタイルを目指すことの方が
よっぽど心が穏やかになり満足できると。

この考え方に至ったのは
中学校の卒業アルバムを見た時でした。

今は時代的に無いと思いますが
当時の卒業アルバムの各クラスのページには
さまざまなランキングが書いてありました。
(事前にアンケートをとってまとめたページ)

『将来お金持ちになりそうな人』
『教育ママになりそうな人』
『運動神経が良い人』
『優しい人』…
などの様々なランキングがあり
上位3人が名を連ねるのですが
『髪の毛が綺麗だと思う人』のランキングに
私の名前が!!!Σ(•ω• ノ)ノ☆

…嘘でしょ?となりましたよ(笑)

当時は
謙遜とかでなく、心の底から
自分の髪質に嫌気がさしていて
でも…そんな気持ちを誰にも言えずにいたので
この卒業アルバムのランキングの件は
私の中で目から鱗が落ちた出来事のひとつです。

持たざる者として捉えていたのは自分だった


こうして
自分がどんな性質を持っているのかを
俯瞰して理解できるといいと思えた
ひとつの出来事があったわけですが…

自分の持つ性質を
持たざる者として理解するのか
もしくは見方を変えることができれば
持つ者側として理解できるのか
とても大きく道を分けているように感じます。

水や肥料をあげて耕したりして
今ある土壌を
より納得のいくようなものへ育てる。

理想は理想のまま胸に抱きつつ
この土壌でできる事は何なのか
この土壌も意外と悪くないと思い行動できるのか
少しでも気持ちよくかろやかに暮らすのに必要な
ものの見方かなと思います。

意外と私の畑にも
美味しい果実が育っているんだなと
ひとつでも見つけられたら
めちゃくちゃ救われますよね(笑)

今は未熟な果実しか無いのなら
少し寝かせて熟成させるのもいい。

自分が食べて〝美味しい〟と感じられたなら
誰がなんと言おうと
それは美味しい果実なのだから。

おわりに


「こんなお家に住みたい」
「こんな風に生きていきたい」

理想を持つことは
時に大切だと思います。

夢や理想があって、それに近づきたくて
人は努力しますから。

要はそれが
自分を卑下することに繋がらなければ
良いんですよね。

へりくだるのではなく
次へ進む1歩の糧にする。
それがたとえ小さな1歩だとしても。

小さな幸せを貪欲に掴んで生きていくって
地味な生き方かもしれないけれど
素敵なことかなと私は思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

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