神田松麻呂の「畔倉重四郎」連続読み
週に一度、五週間に亘った、神田松麻呂による「畔倉重四郎」全十九話の連続読みが終了した。
会場は、早稲田にある「こはぜ珈琲」で、二十名ほど入る、講談をみっちりと聴く〜堪能するには絶好の空間である。
南町奉行大岡越前守が、「こいつらだけは絶対に許せない」と言った三悪人のうちの一人が畔倉重四郎である(ほかの二人は、徳川天一坊と村井長庵)。
その稀代の悪党である畔倉重四郎の悪事の馴れ初めから磔獄門までを、松麻呂は、弛緩するところなど一切なく、五週間をかけて見事に読み切った。
松麻呂さ