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案件応募→落選してもむしろ媒体のファンになってしまった話

先日、某人気雑誌のライター募集に応募し、落選したとの通知が届きました。

ライター募集への応募は、確か1年ぶりくらいだったように思います。

応募した理由は、毎月その雑誌を読んでいて単純にファンだったから。特別仕事に困っていたという状態でもなかったので、たいして好きな雑誌でもなければ応募していなかったと思います。

たまたま雑誌を読んでいたら、巻末に「ライター募集のお知らせ」があったので、勢いで応募。

私は応募してもすぐ忘れるので、実のところメールが届いて「ライター募集に応募してたっけ」と気づいたくらいでした。

そのため、落ちたからといってショックというのもなく、「そういえば応募してたよね?」と、応募したことをふと思い出しました。

むしろ、これまでライターに応募しても連絡来ないなんてザラにあるので、連絡くる時点で「なんてしっかりした会社なんだろう」と感心したほど。

ライター何年も続けてると、連絡くる来ない、受かった落ちた位では一喜一憂しなくなります。

その理由は、ある日突然見慣れていたメディアが消える、継続案件から連絡がある日突然途絶えることにもすっかり慣れるからです。

だからこそ、きちんと連絡が来るとそれだけでも喜んでしまうのです。

しかも。しかもですね。

今回落選通知をもらった時に、そのメール内容があまりに素晴らしかったので、思わず何度も読み返し、保存してしまったのですよ!!

メールは一括送信ではあるものの、応募者一人一人への敬意、配慮が感じられる内容で、私はさらにその雑誌のことが好きになり、これからも読み続けようと思いました。

では、なぜそのメールが素晴らしいと思ったのか。今回の記事では、落選通知のメールに魅力を感じた点について紹介しようと思います。

①冒頭から「BCCにて失礼します」という一文で、一括であることをきちんと伝えていること

私が今回、最も感動したのはメール冒頭から「BCCにて失礼致します」と一文が添えてあったところ。

えっ。一括メールなのに、何がそんなにいいの?と思う方もいるかもしれませんが……。

一度でもクラウドソーシングを経験している方だと、きっとわかってくれるのではないかと。その理由は、クラウドソーシングには名前を変えて一括送信メールを送ってくる発注者が多数いるからこそ。

しかも、そのメールは一括送信であることを隠し、あたかも「あなただけに」と言わんばかりの内容でメールを送ってきます。

このようなメールにウンザリするようになり、私はやがてクラウドソーシングを使わなくなりました。(※クラウドソーシングは、実績積むと良いところからスカウト来るので悪いものではないと思います。)

だからこそ、メール冒頭から「このメールは一括ですよ」ときちんと伝えてくれるところに、そのメディアの誠意を感じられ、感動してしまったのです。

もしかしたら、今後私が発注者や募集側に回ることもあるかもしれません。応募者多数の時は、一人一人に丁寧な連絡なんて出来ないでしょう。そもそも仕事を円滑に進めるために募集してるのに、手間かかったら意味ないだろうし。

だからこそ、一括で応募者に連絡する時は、今回の出来事を参考にしようと思いました。

② 応募時の企画、アイディア出しへの感謝が添えられていた

案件応募時に、メディアによっては企画、アイデアを出すこともあるかと思います。でも、応募しても通らなければ、企画やアイデアはどんなに出しても、そこで終わるんですよ。

今回の落選通知メールには、アイデアや企画を出してくれたことに対し、感謝の言葉、これからも頑張りますという一文が添えられていました。

私はそこで、思わず「応募して良かった……」と涙出てきました。一括送信とわかっていても、すごく嬉しかったんです。

えっ?そんなの当たり前だろって?

いやいや。落選通知メールが来ること自体稀な上に、なかには「なぜこのライターが落ちたのか。そうだ、次回の記事のネタにしてやろう」とメディア内やそのメディアのTwitter次期ネタに使われてしまうことだって少なくないんですよ。

だからこそ、たとえ一括送信でも応募者1人1人に敬意が伝わる落選通知メールが送れるメディアって、改めてすごいなぁと思いました。

今回の経験を踏まえ、私も人への敬意、感謝を忘れない人でありたい。そして、これからも気になるメディアがあれば、自分からも応募していきたいです。

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