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選ばれる作品は、ここが違う。メフィスト賞2024年上期座談会の記事が面白い

 先日、X(旧Twitter)を眺めていたら、面白い記事を見かけました。

 その記事は、好きな物語に出会えるサイト「tree 」に紹介されていたメフィスト賞2024年上期座談会という記事です。

 そもそも、メフィスト賞ってなんだろう。名前は聞いたことあるけど、実のところ詳しくはわからない。

 早速ググってみると……。

京極夏彦さんが先鞭をつけ、森博嗣さん、清涼院流水さん、西尾維新さん、辻村深月さんなどミステリー、エンターテインメントの異才を送り出してきたのがメフィスト賞です。

2019年は『線は僕を描く』(映画化)、2020年は『法廷遊戯』(映画化)、2021年は『スイッチ 悪意の実験』、2023年『ゴリラ裁判の日』と、受賞作が大ヒットを記録しました。
選考は編集部が行い、受賞すれば即書籍化いたします。

treeより引用

 ほぉぉぉ!辻村深月さんといえば、かがみの孤城じゃないですか。これは凄そうだ。(素人意見ですみません)

今回紹介する記事は、なんとtreeの編集部員の方々が全応募作品を読み、推したい作品を挙げていくという内容でした。

 ↑記事はこちら

 まぁ、部員達のコメントが、なかなか辛辣です(笑)

 ただ、数多くの作品に目を通した編集部員たちが、忖度無しでガチの感想を言い合ってるので、めちゃくちゃ学びも多いと感じました。

 その忖度無しのレベルが、江頭2:50さんのYouTube chにあるマクド○ルドへのコメントとは、比較にならないほど厳しいので、読んでる私も胸が痛くなったほど。

 ↑何回見ても、腹抱えて笑ってしまう(笑)

 それでも、リアルな意見が余すことなく飛び交っているので、創作や文章に携わる仕事についてる方には、勉強になると思いました。

 ただ、読む方へ注意点を挙げるとすれば。内容が、とにかく長いです。ポイントが多いので、注意点を抑えるのが難しいかも?

 実は私、文章サーっと見て要点をまとめるのが、そこそこ得意という特殊能力がありまして。(本業は、ライター)

 では、ライターの私が「ここは大事じゃね?」って所を、感想を踏まえた上で改めて紹介してみればいいんじゃない??

 よし、閃いた!!!!

 そこで今回の記事では、内容を拝見させて頂いた上で、私なりに気づいたポイントと、感じたことをまとめてみました。

 創作、公募にチャレンジされたい方などなど。これからの作品作りなどに役立てて頂けると幸いです〜。(あくまで、私が感想まとめた感じだから、それが合ってるかどうかはわかりません。あくまで参考程度にとどめて頂けると嬉しい……)

オリジナリティと熱量のある作品は、やっぱり強い?

 記事を拝見し、感じたのは上手い下手以上に、「読者が、楽しめる内容かどうか」が見られてる気がしました。

 とくに、編集部の方の意見で気になったのが、この辺りかな?

  • 楽しめるポイントが多い

  • 作者の熱量が伝わる

  • 面白いアイデア

  • 没入できる(これに関しては、筆者の表現力、スキルが求められるかも)

  • オリジナリティ

  • 価値観が、今の時代にあっている(これは作品によるかもしれないけれど)

  • キャラクターが魅力的

 私も色々作品を拝見して、読者を楽しませようといった工夫が見られると、「ああ、読んで良かったなぁ」と思えたりします。

 読者なら、これを読んでどう思うのか。相手の目線を踏まえて作品を作ると、もしかしたら良いのかもしれない。そんなことを、ふと思いました。

多様性とはいえ、まだまだセンシティブな問題は難しい

 記事を拝見し、とくに気になったのは人のアイデンティティや価値観的に左右されるもの(ジェンダー、性的描写、LGBT、政治、宗教など)など、センシティブな内容は、簡単には取り扱えないなぁと感じたところでしょうか。

 最近は、映像、歌の世界においても、扱う題材によっては炎上してしまうこともありますよね……。

 SNSが普及し、さまざまな人々の考察が表に出やすい時代だからこそ、取り扱いに難しいネタは細心の注意が求められる気がしました。

 私自身、今ライターとして活動していますが、炎上しそうなネタは極力避けてます。理由は、こ、怖いからだよ〜!

 ただ、そういったネタは需要もあるので、人の興味を誘うのは確かなんですよね。本当に、取り扱うには相当の腕が必要なんですけどね……。そんなことを、ふと考えさせられました。


推敲は大事と思った

 記事内では、読みづらい、主語・冗長表現の多い文章に対し、厳しい意見も。やはり、推敲は大事といった印象を受けました。

 推敲する時は、翌日(または日を置いて)もう一回確認したりすると、案外ボロが出てきたりします(笑)

 まぁ、私も誤字脱字の女王なので、気をつけなければ……!

 文章に厳しい人の中には「誤字脱字があると感じたら、一切そこから読まない」という人もいますしね。(この意見は、どちらかというと公募に応募する側の方で、やや意識高い系の方に多いかもしれない)

 ただ、出版社側の方、編集側の人だと誤字脱字や文章力よりも、その人しか書けないオリジナリティや、目を引くテーマ(webだと余計に)、センスを求めるというケースも多い気がします。

 ライターという仕事柄、そちら側の方と関わることはこれまで何度かありましたが、読者とは求める視点が違うんだろうなぁ……。そう思うことも、少なくありませんでした。

 大事なのは、読者、そして編集する側の人たち全員が納得できるものを作れるのが、1番いいんだろうけどね……。(身も蓋もない話)

 でも、文章に無駄が多かったり、誤字脱字たくさんあると直す方も大変だし、読む方もストレスなので読み直しは大事な気がしました。


 以上、メフィスト賞座談会記事の感想でした!

 他にも学ぶポイントが多いし、公募に応募される方が今後ネタを考える時の参考になるかと思います〜。ではでは。

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