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【読書感想文】あゆみさんの「思い出のものもの」を読んでみた

※こちらただの読書感想文と、ファンレターです。

先日、ライター仲間(と勝手に思ってるけど、オッケーですかね?)でもあり、編集者としてもバリバリ活躍されているあゆみさんのZINE「思い出のものもの」を読みました。

表紙のデザインがもうオシャレ!

数多くいるライターの中でも、あゆみさんは私にとって「推しライター(好きなライターさん)」の1人。

なぜ、私はあゆみさんのことが好きなのか。

(SNSを見る限りの話ではあるのですが)、必要以上に自分を良く見せようともせず、あくまで淡々と目の前の物事に向き合っている姿勢が「素敵だなぁ」と思っていたからなのかも。

ただ、一見飄々としたツイートの節々には、本人の頑張りや、抱えているものが零れ落ちてきそうな気がしていて……。

本当は、私が想像しているもの以上の何かを抱えている方なのではないかと、勝手に思っていました。

そこで、いつかあゆみさんの想いや葛藤を知る機会があれば知りたい……。Twitterを眺めつつ、ふとそう思っていました。(なんかストーカーみたいでスマン)

そんなことを思っていた矢先、あゆみさんがエッセイを書いたZINEがあると知り「これは欲しい!」と思ったんです。

ただ、ZINEを購入できる文学フリマは東京開催。

私は愛知県在住で、小さい子もいるのでそう簡単に東京のイベントへは足を運べず。

結局「またいつかの機会に、どこかで手に取れたら」と諦めようとしていたら……。

今回、縁があってあゆみさんから直接購入できました!あ、ありがたい!ありがとう、インターネット!

あゆみさんのエッセイは、流石仕事が途切れない売れっ子ライター・編集者というだけあって、サラサラと流れるような読みやすさ。

エッセイには、あゆみさんの思い出やこれまでの出来事を1話ずつコンパクトにまとめられていました。

中にはやや重ための内容もあるのですが(最後の話のみですが)、読了後の悲壮感はなく、本当に淡々と事実を受け止めつつ前に進んでいく所が彼女らしくて好きです。

多分、もし私が同じ内容を書いたら。おそらく、必要以上に話を大袈裟に盛って、悲劇のヒロイン感を出そうとしたり、読者の共感や応援を求めるような書き方をしてしまうかもしれない。いや、私なら絶対やってしまう。なぜなら、自分大好きだから(笑)

あゆみさんのエッセイは、他の登場人物にも「光」が当たっていて、まるで本当に動いているみたい。

自分だけではなく、周りの人にもしっかり目を向けて、1人1人の行動や雰囲気まで、じっくり観察したり、一つ一つの出会いときちんと向き合ってきた方なんだろうなと、エッセイを読みつつふと思いました。

爽やかな読了感はあるものの、言葉の節々に書き手がこれまで抱えてきた葛藤、重みを感じる素敵なエッセイでした。

言葉の表現も豊かで、私ももっともっと表現力を身につけたい……。私も、もっと本を読もう……。

自分では到底書けない書き方なので、とても勉強になりました。

あゆみさんのこれからのご活躍を、心より応援しております!

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