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本と一緒にどこへでも(読書への再接近№7)

こんばんは、みきぷろです。

紙の本の素晴らしい所はスマートフォンやタブレットとは違い、電池切れも無く特に単行本サイズであれば、鞄に忍ばせておけるところでです。どうしても画面を長時間凝視していると、かなり目が疲れますよね。

通勤電車での移動中はもちろん、旅先でも寝る前でもスターバックスカフェでの読書も良いですね。

周りの9割以上はスマートフォンを触っている中読書をして「あいつは紙の本で読書かよ。渋い!」と思われるのもなんか良いもんです。
(まぁ、思っていないでしょうね💦)

今回は2冊の本を読んでみました。書評などを見て本の世界の楽しさを共に感じて頂けたら嬉しいです(*^_^*)!

過去の読書に関する記事は、こちら👇



タイトル「窓ぎわのトットちゃん」 │ 著者:黒柳徹子

もし、これから読みたいのであらすじ等も含めて内容を知るのはご勘弁という人は、この先を読むのはご遠慮ください。

戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。単行本、文庫、絵本の累計は800万部!35か国以上で愛読されています。トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。

ユニセフの親善大使を務められてる女優の黒柳徹子さんの小学生時代の自伝です。主人公の「トットちゃん」は自分の名前「テツコ」を舌足らずでトットと発音したことに由来しています。小さい頃に名前ってきちんと言えない所が可愛かったりしますね(#^.^#)

小学生1年生で公立小学校に入学するも、授業中に窓の外の通行人に話しかけたり、机の蓋を開け閉めしたりで落ち着いて授業が受けられないという理由で早々に退学させられてしまいます。新しく通う事になったトモエ学園の校長の小林先生はトットちゃんと初めて会った日に、トットちゃんが話したい事が無くなるまですべて聞いてくれます。それも何時間も!トットちゃんは嬉しくて初めて出会った小林先生に対して安心感と温かさを感じて、絶大な信頼を置いています。

今の学校では大人にとって都合の良い人間である「きちんと静かにできる協調性があるこども」を量産するような教育となっている気がします。今までの周りが迷惑するから個性を認めない場所から、それぞれの個性を認める自由なトモエ学園でトットちゃんの様子を見ていると、本当に子どものやりたい事を上手に取り入れながらも興味の延長線上に勉強があるという理想の姿を感じました。

トットちゃんがトイレの汲み取り口にはまった話や学校主催で講堂にテントを張って泊まった話など、楽しいエピソードに思わず笑顔がこぼれてしまいます。

おてんばなトットちゃんに対して「君は、本当は、いい子なんだよ」と声を掛ける小林先生。あとがきで黒柳徹子さんは「この言葉がどんなに自分のこれまでを支えてくれていたか、先生に出会わなかったら、悪い子のレッテルを貼られコンプレックスにとらわれたまま大人になっていたのでは」とおしゃっています。

ありのままの自分を認めてくれる人がいるだけで、自信を持って生きてく事ができるんですね。今の日本の教育は、学力偏重で何のために勉強しているのかわからなくなることも多いのではないでしょうか。本当の意味で毎日学校に行くのが楽しい「トモエ学園」的な場所が増えて欲しいですね。



タイトル「ひとなし池」 │ 著者:赤星香一郎

もし、これから読みたいのであらすじ等も含めて内容を知るのはご勘弁という人は、この先を読むのはご遠慮ください。

主人公の黒木が同じ大学の研究室仲間と卒業旅行を兼ねて秘境へ遊びに行こうと「翡翠谷」へ向かう途中、一緒に来た斎藤が池の側で古びたカセットテープを拾い内容を聞いてみると、どうやら遭難者と思われる声が録音されていた。目的地に向かい歩いていくうちに、一緒に来た森が居なくなっていることに気づく。そして、斎藤までも奇妙な踊りを踊りながら、突然走り去ってしまう。

こちらはnoteに掲載なので電子書籍の分類かもしれないのですが……。
赤星先生ファンのみきぷろはスマートフォンで読んでおります(笑)

日本でも人里離れた場所に人が寄り付かない池ってありそうですよね。その池のほとりに立つと、昔に池で亡くなられた死者の方から呼ばれてなんか引き込まれそうな気がする事ありませんか。

赤星先生の小説を読んでホラー小説は単に描写が怖いだけでなく、そこに至る伏線があって読者の想像力で段々怖さが増幅されていくんだなということが分かります。

大学の研究室のメンバー4人は無事に助かって戻る事ができたのか、是非読んで確かめて頂きたいです(; ・`д・´)


まとめ

忙しい仕事終わりに本を読むと、気分を切替えるきっかけになるので、帰宅時の電車内でとても重宝しております。

本はどこにでも一緒に行ってくれる頼もしい相棒です。

これからも読んで自分の世界を広げていこうと思います。





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