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この時代の高校生じゃなくてよかった

めずらしくくたくたの週末。今回の日記まとめは開脚ストレッチの進捗やおうちでナンを作ったこと、趣味は?の返答に困ってしまうことなどの5本立てです。

「開脚べたーっ」の進捗

今月からほぼ毎晩続けている開脚ストレッチの成果がついに出てきた。開脚の下準備としてまず太もものあらゆる筋肉をほぐすべく、前屈や片足ずつの側屈をおこなう。感動したのが、はじめはつま先に手が届かなかったのがここ数日でようやく届くようになったこと。つま先をつかめるようになったのはいったい何年振りだろう。コツコツ続けた成果が目に見えてあらわれて、純粋にすごくうれしい!これは今年の上半期での大きな進歩といえる。
社会人になると、新しく何かができるようになることが学生時代に比べてぐっと少なくなる。小さいことでもいいから、私は日々挑戦を続けていきたい。まだまだ開脚べたーっへの道のりは始まったばかりだ。

手作りナン体験

インドカレー、特にナンが好きで近所のカレー屋さんに夫とよく食べに行くのだけど、たまには気分を変えて家で作ってみようということになり、
無印のミックスを使って家でナンを焼いてみた。発酵にかかる時間はたったの10分。意外と簡単にできた(生地をこねる工程はすべて夫がやってくれて、私は麺棒をコロコロ転がして伸ばすのみだったことは内緒だからね)。まだ焼く前のナンの生地はふにふにとやわらかくて、触っているだけで癒された。
焼き時間も両面あわせて5分もかからず、あっという間にできあがったのにかなりおいしい。簡単なのに新しい体験をする楽しさや癒しを味わえて、おまけにおいしいナンまでできて、なんという満足度の高さ(突っ込んでくれた方ありがとう)。
「新しい体験」というと多くのお金や労力がかかりそうだけど、案外身近なところにあった。おいしかったのでまた買いたい。

光浦さんのエッセイ

仕事も友人も住む場所も、「世界はここだけじゃない」を知ったら、どれだけ強くなれるんだろう

これはたまたまカフェに置いてあった光浦さんのエッセイ「50歳になりまして」に書かれていて深く共感したフレーズ。光浦さんが学生の頃、帰国子女で周囲にうまく馴染めていない友人がいたけれど、彼女は自分の世界はここだけじゃないということを知っていたから落ち込んだりすることはなかったという。

私は今いる会社で3社目だけど、1社目を退職する前は「この会社を辞めたら人生終わるんじゃないか」というレベルで心配していた。実際は辞めても何も終わらなかったし、逆に「いかに狭い世界で生きてきたか」ということを身に染みて感じた。
冒頭の光浦さんの言葉が、閉塞感を抱えて苦しんでいる人に届いてほしいなあと思う。

どっぷりハマれるものがない

「趣味は?」と聞かれると、途端に歯切れが悪くなってしまう。この前も初対面の方から聞かれたときに「えー、これといってないなぁ、、、あ、パンが好きです、あの、近所においしいパン屋さんがあって」ともごもご答えた。実際学生時代に4年間パン屋でアルバイトしていたくらいにはパンが好きなんだけど、こういうときに気の利いた返しができず、毎回この手の話題では「ご期待に沿えず申し訳ございませんっっっ(大泣き)」という気分になる。
料理、お菓子づくり、読書、aiko、お笑い、心理学。好きなことはいろいろいあるけれど、仕事にするほどのものや堂々と語れるようなものはない。何か一つでも極めているものがあればこういうときの話題に困らないのかもなあと思うけれど、実際みんながみんな何かを極めているわけでもないし、結局のところ趣味どうこうよりも会話スキルのほうが重要な気がしてきたのであった。

この時代の高校生じゃなくてよかった

マックで仕事をしていたら、試験期間で学校が早く終わったのかお昼時に高校生がたくさん入ってきた。4~5人組の男子高校生2組(それぞれ別グループ)が、みんなでわいわいハンバーガーやポテトを食べている。そして食べ終わるや否や、全員がスマホでゲームを始めた。
私たちの頃でいうDSやPSPがスマホに変わっただけだから、別にゲームをやっていることについては何とも思わない。だけど、その光景を見て私は心底「この時代に学生じゃなくてよかった~」と思ってしまった。
スマホはもちろん通信機器だしガラケーに比べて圧倒的に電波の速度も速くなっているから、四六時中だれかと繋がることができ、SNSを開けば友達の近況がすぐにわかる。反対に、スマホを持っていなかったら確実に取り残される。多感な10代の頃にこんなに通信が発達していたら、デジタルを通して無意識に人と比較したり自分だけ置いていかれる恐怖を感じたり、私だったらきっとくたくたに疲れてしまうだろう。通信網に合わせて、ティーンズのメンタルも変わってきているのかしら。


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