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自分への挑戦ー海外MBAからスキューバダイビングのライセンス取得へ

なぜ、ダイビングのライセンスを取ろうかと思った理由について、それはMBAを始めたことにも共通することなので、自分のことを振り返りつつ、今日は書いてみたいと思います。

20代で余命宣告

私は20代後半に大病をしたことがきっかけで、またその病気が再発するのではないかという不安がその後8年以上付きまとっていて、最初は数ヶ月おき、2年後くらいからは1年おきの検査のたびに「あー、死刑宣告がされませんように」と願うような月日を過ごしていました。

入院した時には余命宣告もされていたので、その時に強く思ったのは親に対して、孫の顔も見せられないで死んでいく不幸をするんだなぁということでした。

それから月日が流れて、けいれん発作が起きないようにする薬は飲み続けていたものの、主治医から子供を作っても良いよと言われた時から、私の不妊治療が始まるのですが、途中ストレスが大きすぎてやめた時期もありますが、計8年くらいは婦人科に通っていたと思います。


30代でストレス過多から心の病気に

すでに、結構色んなストレスを抱えていたのですが、入院していた頃から5年くらい経った頃、仕事場に新しく入ってきた上司にパワハラを受ける日々が始まりました。
そしてついに心を病んでしまったのです。実際には薬でおさまっているので起こらないのですが、けいれん発作が起こるんじゃないかと予期不安を覚えてしまういわゆる不安障害です。

そんなこんなで、私の30代はほとんど能動的をせず、常に守りに入る姿勢で月日が流れていきました。唯一の冒険は一年に一度、1人で海外旅行ツアーに参加して色々な国に行ったことくらいです。


40代で覚醒!自分への挑戦①ー海外MBA

そして、40代を目前にした時に、自分を甘やかしすぎていたなと気づきました。これからの人生について焦り出して、何かにチャレンジしないとしないともったいないという気持ちが大きくなっていきました。

そこで始めた大きなチャレンジは海外のMBAを取得するということ。

英語も得意でなく、新聞も海外ニュースも見ないような自分にとって、かなり途方もない壮大なチャレンジでした。しかし、周りの友人や素晴らしい教授陣に恵まれて、最初はまるで意味が分からなかった自分ですが、数ヶ月、また数ヶ月と経っていくうちにだんだん勉強が面白くなっていきました。これは自分にとって新しい発見でした。

そして、昨年、そのMBAを無事に卒業しました。過去の自分からしたら、ある意味“奇跡”です。

自分への挑戦②ーダイビングのライセンス取得

MBAがひと段落し、今度はダイビングのライセンス取得にチャレンジしました。
私は不安症で、しかも閉所恐怖症でもあるので、ダイビングは絶対無理とずっと諦めていました。
しかし、今回のチャレンジもMBA同様、やってみないと分からないから、ダメならそこでやめればいいし、運よく最後まで出来たらまた一つ何かを乗り越えられるのではないか、というくらいの気持ちでやってみました。

MBAに引き続き、ここでも、インストラクターさんや、同じ時に潜ったメンバーに恵まれました。私に付いてくれたインストラクターさんは、一つ一つ不安を取り除いていくようにゆっくりと丁寧に教えてくれて、「不安なことはないか」と度々確認してくれたのです。

そのおかげで、今まで不安に思っていたことは何だったんだと思うくらい、水中の美しい世界に魅了されて、怖いという気持ちもどこかに消えていってしまい、自然と呼吸にも集中出来るようになりました。(最終日にインストラクターさんに年齢を聞いてみたら、なんと22歳!私の子供でもおかしくないくらいの年齢でビックリでした)

ダイビングで得た収穫は、ライセンスだけでなく、意識して呼吸をすることで、緊張がほぐれていくということを体感できたことと、不安に思う気持ちはもっと夢中になるものがあったら消えてしまうということを身をもって体感できたことでした。

人生は一度きりで、その期限はいつ切れるか分からない。

だから、自分の思い込みで限界を決めずに、これからも前向きにたくさんのことにチャレンジし、なるべく後向きな自分が出てこないような日々を送れるよう心がけていきたいと思います。

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