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保育士のお話

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#フリー保育士

子どもだって頑張っている〜早番パート保育士より

子どもだって頑張っている〜早番パート保育士より

前に出来てた事が出来なくなることだってあるよ。
そんな時は甘え直しだよ。
何歳でもそれは関係ないよ。
ギューってしてたらまた前を向くから、私はそうしてる。

甘えたい時は誰でもある。
ましてや保育園児。働くパパママと離れて、保育園に来ることだって子どもにとっては働くことと同じだ。

そして時々、後押しする。
そしたらやっぱり出来るから褒める😊
成長も見逃さないよ。

子どもの本質は可愛くて健気で

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保育士という仕事と更年期障害

保育士という仕事と更年期障害

私は更年期障害を抱えている。

いつからなのか定かではないが、恐らく更年期に入っていると診断を受けたのは3年前の夏の終わり・・・。

その翌年からホットフラッシュの現象が起き、年々、障害と言えるほどの強さになって来ている。

保育士になって4年目なのだが、更年期とちょうど重なってしまった。

昨年からコロナ禍におけるマスク着用も重なって、夏を超えることが出来ず、去年は出会ったばかりの保育園を4ヵ月

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先生なんか大っっ嫌い!!〜ある日の光景

先生なんか大っっ嫌い!!〜ある日の光景

「先生なんか大っっ嫌い!!」

突然耳に飛び込んで来たその言葉に

何事?と振り返り目が合った途端、それが私に向けられた言葉だと分かった。

「え?何があった???先生、Nくんに何にも話しかけてもないよ??💦」

(なんで、大っ嫌いとか突然言われなくちゃならないんだ???)

Nくんは、3歳児クラスの男の子。

少し小柄なNくんは、ちょっと甘えん坊の泣き虫さんの3歳児。

それでも普段は機嫌良く

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子どもが主人公。

赤ちゃんは泣くものだから、では割り切れない。
いつも安心感を感じて欲しい。

泣くのには理由がある。赤ちゃんも子どもも同じ。

大事に扱われていると子どもは落ち着き出す。

大人は言葉で表せないメッセージを受け取る。それは勝手に決めつけるものではない。あらゆる想像をしながら対話する。想像力を働かせる。

その為にその時にわたしが出来ること。
それを積み重ねるのが私の生き方の軸。子どもが主人公。

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最低人数の配置基準と現場の保育士たちの意識

最低人数の配置基準と現場の保育士たちの意識

私はパート勤務の保育士なので、フリーで動くことが多い。今の保育園を含めて3ヶ所の保育園勤務での共通点だ。保育士の数が少ないところへ入ることが多い。

そんな時、どのクラスも人数が満たされていて、他の仕事を任されることがある。それが例えば急いでいる作業なら理解出来る。でも仕事を探すことも稀にある。

そんな時いつも思う。

配置基準でさえ最低人数、異常に少ない人数だと思うのに、現場の保育士もその最低

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遅咲きの保育士みほさんの葛藤

遅咲きの保育士みほさんの葛藤

私の今勤める園では、保育士の事を先生と呼ばない。

だから私は、保育士さん達からも子ども達からも「みほさん」と呼ばれている。

私は亡き父の残してくれたこの名前がとても好きなので、

みほさん、と呼ばれると気持ちが上がる↑↑↑

1歳児クラスのほとんどの子どもが最初、みほさんと呼べなかった。

「ほ」と言う発音も難しい。「ほ」は「お」となり、ミオさん、と響きは同じなので、それでも嬉しい。

ところ

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