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2019年3月とこの春について

2019春の身体動向ーー足三里と血海を中心に

足三里”不発”

昨年まとめた『身体という前線 足三里と血海を中心に-2000年代環境変動の中で』では、本来春に活発化する足三里(排泄とリラックスを促す)が、2000年代に入ってからはほぼ毎年、冬の間から春までずっと活発に反応している様子をリポートしました。

とくに2011年東日本大震災の後は季節を超えて、2013年の末まで、2年半以上の間ずっと ” 高原状態 ” でした。

2014年以降も、足三里は活躍し続けてきました。冬の間から、早い場合は10月ころから活発化したシーズン(2017年秋~18年春)もありました。そこで昨年も、足三里がどの時点で活発化するか、秋からずっとモニターし続けてきました。

ところが結論から言うと、もっとも活発化するはずの3〜4月を含めて、今シーズンの足三里はほぼ ” 不発 ” といっていいくらいの感じでした。足三里に流れがちょっとつまりやすいかなーと感じたのは3月前半と4月前半の一時期の数日のみで、「春の淡雪」のようでした。身体に勢いがあって気の流れの激しい状態の人がつまることが多かった気がしますが、季節的というよりは個人的状況のほうが大きかったと思います。

血海の活動活発

一方、血海は昨年5月からずっと高い反応が続いてきました。もうほぼ1年になります。振り返ってみると2012〜15年も、血海が本来特異的に反応が高まる5月を超えて、夏の間もずっと反応が高い状態が続きました。猛暑と豪雨が続いた年でした。

昨年2018年5月から続く血海の高い反応は、もっと期間が長いわけです。そのかわりに、足三里のほうはおとなしくしているのか? ちょっと謎ですが、2012〜14年は足三里・血海が同時に活発化している時期も結構ありました。この時期は3.11震災・原発事故の後の不安定期であったことに関わりそうです。

血海の高反応が続いているということは、昨年の異常に長く暑かった夏、その後続く気象変動の激しさがやはり関わっていそうな気がするのです。

血海はもともと、5月(夏への身体の切り替え期)11月(冬への身体の切り替え期)に反応が高まります。日常的にはテンションの上げ下げ、緊張・リラックスの切り替えに応じて、下腹を中心に気を集め、集中方向にもリラックス方向にも移行しやすくする働きをしているといえるでしょう。

この血海が季節をまたいで頑張っているということは、環境変動に対して如何ようにも対応すべく、スタンバっている ” 臨戦体勢 ” ということでしょうか?

いずれにしても、”身体の叡智”は底知れません。

血海の行方、注目です。


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[ 第1週 /1日]

もう3月、速すぎる! 😓

頭から下りる気の流れがつかえて首の筋肉が張ると、肩甲骨・腸骨・腰椎1番が連動して持ち上がって硬くなります。どれかをゆるめると全部が動いて全身の気の流れが良くなります。

腰椎1番の弾力をチェック →「腰椎1番の疲れとり体操」を寝る前に。首ー腰椎1番がゆるんで、眠りが深くなります。足をちょっと高くしておくことでも、首がゆるんで眼の疲れもスッキリします。


[ 第2週 /8日]

3.11.後、世界が変わりました。
ちょっとでも希望を見つけたいものです。

身体の「気象状況」を「身がまま測候所」からリポートする。思いついたのが、3.11.の直前でした。結果として震災・原発事故後の身体の反応をずっと観測、リポートし続けることになりました。

note 「身がまま測候所」でこの8年間のリポートはまとめて観られます。同じくnote「身体という前線」で、2000年代の「身体の気候変動」とくに血海と足三里を中心にまとめてあります。

本来、春に活動が高まる足三里。2000年代はずっと冬のうちから活動が高まり、3.11.後は2年以上も高止まりしていました。ところが今年は2月になっても今ひとつで、3月に入ってから少し反応が強まってきました。

その代りというべきか、血海の反応が昨年5月からずっと高い状態です。血海は下腹への集中と安定を高め、結果として頭から下りるの気の流れが足三里から発散するの促します。足三里が涼しくなればOKです。


[ 第3週 /15日]

副交感神経全開、骨盤も全開、
ずいぶん鼻をかみました。

額に触れて熱い感じなら、こめかみが凹んで前頭骨が持ち上がり、つなぎ目が硬くなっています。額の皮膚をわずかに持ち上げてゆるめると、つなぎ目がゆるんで頭が涼しくなってきます。視界が明るくなり、頭がスッキリします。


[ 第4週 /22日]

この数日”暑い”くらいですね〜

急に暖かくなり、頭ののぼせ max です。頭がボーッとする、眠い、視力が落ちたと感じる人もいます。メガネを買い替えたのに良く見ない…という人もいます。頭が熱くなると、視界が暗くなりますが、発散すると明るくくっきりします。

あくびが出ると頭や首がゆるんで、頭から下りる気の流れが良くなります。前頭部は涼しく、眼の疲れが取れます。うまく行けば全身にリラックスが広がります。練習していつでも出せるようになると便利。この時季は反応がいいのでチャンスです。

[ 第5週 /29日]

先週は花粉の花盛りで
車も道場の天窓も黄色く煤けました。

1年中で最も身体がゆるみやすい時季となってきました。頭も肩甲骨も骨盤も思い切りネジをゆるめておくと、溜まった疲れがよく抜けます。” ボーっと生きてる ” だけでゆるみ切るのが花マル。→ そこからシャキッ!となります。

「腰椎4番の疲れとり体操」肩甲骨と骨盤の動きが滑らかになります。ゆるむためにもちぢむためにも有効です。


*過去の3月

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

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