2017年3月
[ 第1週 /3日]
はや桃の節句となりました
頭から足へ向かう気の流れが最も強くなるこの時季、前頭部が熱くなって、頭がのぼせた状態になりやすいです。
チェックその①:手のひらで額に触れると、手のひらが冷たく感じます。チェックその②:仰向けで両足を伸ばしたまま持ち上げ、重さをみる。重く感じるほどのぼせが強いです。(頭脳型体癖の傾向が強い人はとくに敏感に反映します)
頭にのぼせていると、腰椎1番が硬くなって首も張っています。そこで腰椎1番をゆるめると、首も同時にゆるんで頭から足への気の流れがスムーズになります。「腰椎1番の疲れとり体操」やってみましょう。
[ 第2週 /10日]
TVの気象予報士が「今日は花粉がピーク!」と叫んでおりました
3.11東日本大震災+原発事故から丸6年です。震災後・原発事故後2年半くらいはずっと、足三里が敏感なままでした。その間、身体の反応が過敏で、過換気やアトピーのような皮膚炎を経験した人も数多く見ました。
震災前後の2010 〜 11年だけでなく、昨シーズンも今シーズンも、本来は春(=身体のリセット、流動期)に敏感になるべき足三里の反応が、秋や冬のうちから敏感です。3.11以降こんなことが多くなりました。足元の大地も流動的、身体もシンクロして流動的になっているということでしょうか?
足三里に、例えばワンちゃんや猫ちゃんのふわふわな毛に触れられているようにイメージできると、足三里からの気の発散が良くなり、全身がリラックスします。
[ 第3週 /17日]
昨晩は朝日カルチャー新宿教室でワークショップ。テーマは『間(ま)』ーーちょっとディープに感じるかもしれませんね。間(あいだ)だけに、目に見えないからでしょうね。でも日々誰もが体感しています。
整体というと、身体を手で操作するという無意識の前提がありますが、実際は身体の反応は<手と身体><身体と身体><身体の中の部分と部分>それぞれの間に起きるわけです。
手で操作しようとするとほど手に力が入って、流れは停滞します。間を意識する方が互いの間にゆるやかな間(ま)が生まれ身体の反応がのびのびします。
手のひらを胸の前で向かい合わせていると、両手の余計なコントロール志向同士が打ち消し合い、両手の間にゆるやかな<ま>が自然に生まれ、響き合ってのびのびと広がります。この<ま>からすべてが生まれます。
*写真は「朝日カルチャーセンター新宿教室」のフェイスブックページ からお借りしました。
[ 第4週 /24日]
頭から足へ抜ける気の流れ、最盛期ですね。足三里が最大の「出口」ですが、胸から腕へ抜ける流れが良くなると、頭から足へのタテの流れの途中で水平方向に発散しやすくなって、流れが全体に良くなります。
外関と手三里を近づけると互いに共鳴して肩甲骨の内側や胸の中が温かくなり、肩の上や腕の表面が涼しくなります。胸から腕へ抜けやすくなります。胸部反応点(前のツイートの図参照)・合谷と外関もよく反応します。
[ 第5週 /31日]
いよいよ身体が最もゆるむ時季に入ります。全身から伸び伸びと発散するイメージが持てるといいです。仕事上では年度替わり・異動の時期であったりして、慌ただしい人も多いですが、どこかで息を抜いてゆる~っとできるといいですね。
*過去の3月
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