・それは嵐の中のパーティタイム
嵐が丘というエミリー・ブロンテの小説がある。ガラスの仮面で名作舞台として出てくる作品なのだが、そんな激しい愛の嵐を思わせるドラマチックな夜だった『Jaye Kohyama 45th Anniversary Live in Tokyo』。荒れ狂う天候、飛ぶ傘、銀座線から地上に出てきたときの「わぁ…これ歩くんか…」という独り言。嵐の中から現れる猛烈な愛という雰囲気に包まれたライブだったなと思い返している。
東京公演が行われた2023年6月2日は
祈るような気持ちで開催を待つ。最近は本当にそういうライブばかりで、神仏もハの字眉なのではと思う。
2023年1月27日と28日、両日無事開催された4年ぶりの「ゴスペラーズコンサート2023 in Naeba」公演。ここ数年、辛い思い出が重なってしまった苗場の冬にようやく花が咲いた。ここ4年はコロナの影響で開催まであと1週間というところで中止になった年もあれば、催行が決定していたが、メンバーの体調不良で中止になったことも。苗場中止から開催された「おうちからハーモニーを」では、