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ひやおろしの季節はお前さん、そりゃあ、酒の話をするってぇー寸法よー!

まほろばの酒


奈良100年会館で行われたゴスペラーズ坂ツアー「HERE & NOW」。昨日の酒井さんがあまりにも格好良くて、二次元に消えていってしまったらどうしよう…JOJO※の主人公になっちゃうと真顔で心配している。

※筆者は酒井さん決め顔がバッキリバチゴリに決まっているときに、荒木飛呂彦先生の「ドギャアァアアン!!」「バァーーン!」という描き文字が氏の背後に見える特殊なスタンドを持っています。

ライブ中のMCで優さんが「春鹿の酒蔵へお邪魔したことがあって」と話されていたが、会場から「白鹿~♡」と物言いが飛ぶ。白鹿、めっちゃ有名だからなぁと実は納得していたりもする。兵庫県の人なら、白い鹿のほうが親しみがあるだろう。実は白鹿も春鹿も関西にはあり、前日のライブは兵庫県神戸市で開催。白鹿はそこから車で20分程度で行くことができる。白鹿は日本でも有数の造り酒屋がひしめく灘五郷・辰馬本家酒造(兵庫県西宮市)の看板酒だ。

関西で言うと、スーパーやちょっとした酒屋さんなら白鹿は必ずあり、灘の生一本を代表するすっきり辛口が美味しい。ワイングラスで飲めるような芳醇系のお酒もあり、白鹿クラシックスなどのレストランやカフェなどもある、大手酒造メーカーと言えよう。

一方、春鹿は日本酒発祥の地とされている奈良の今西清兵衛商店のお酒。私は奈良のお酒が好きで、灘のお酒も愛飲しているのでどっちも好きではあるが、奈良のほうが日常的に飲んでいる。一時期通っていた居酒屋の店主が「うちは奈良のお酒しかおかん」みたいな人で、半年くらいは日本酒といえば奈良のお酒ばかりを飲んでいた。春鹿以外にも奈良は美味しいお酒が多く、若者に人気の酒蔵もある。下記に少し紹介しようと思う。

けっきょくみむろ杉が好きなんだ俺は。

●みむろ杉(今西酒造)
奈良のお酒の中で、一番スマホに写真が多いのがみむろ杉だった。店主の好みか、ふくよかで味わい深いお酒を出してもらっていたので、旨口が多い印象を持っている。燗酒が美味しく、芳醇な雰囲気。サバの味噌煮や煮つけ系とよく合わせた。

●篠峯(千代酒造)
なぜかにごり酒ばかり飲んでいる…。どちらかというとスッキリしたお酒が多い印象。いっろんな種類の篠峯を出している気がする。これと奈良のお酒ではないが、文佳人は秋の酒として愛飲している。食中酒でもいいけど、友達とダラダラと話すときとかに、漬物と篠峯があればそれで満点。


春鹿と篠峯は大阪の酒屋でもわりとスッと買える。


●風の森(油長酒造株式会社)
日本全国どこいっても若い子向けの立ち飲み屋には必ずある。さっぱりいい匂いで飲みやすい。日本酒らしさをそのままに、爽やかな味わいが特徴。夏酒はこれ。美味しいけどちょっと高価なお酒って感じ。

●梅乃宿(梅乃宿酒造)
みんな大好き「あらごし梅酒」は実は奈良の酒蔵が作っている。ソーダで割って飲んだりするよね。女の子はだいたい好きな印象。

ちょうど今日は秋も盛り。稲刈りも終わり、酒屋には秋味、ひやおろしなどが店頭をにぎわす。

さらに、コロナ禍で見合わせていた蔵開きもそこここで開かれる。

私も一ついってみようかな。

 これは秋鹿酒造と箕面ビールのコラボ「猿山鹿男」ビール。実は関西には秋の鹿もいるのだよ。

粗忽な蛇足

「さかいさんのはムスカだったのかな」の件は、私はゲッターロボでもいいな。なんて思っている。

舞台上で春鹿?白鹿?となったあと、「ナウシカ」で酒井さんが転がし、優さんが「かくかく「シカジカ」で次へ行きましょう」とサゲた。

最後の挨拶、酒井さんが「この会館の二階が動くということを聞きました。二階が動き、天井が開き、二階席の三角のところが光る。ロボットなんですよね。僕がもし動かすなら『見せてやろうじゃないか、本当の進化を』と言って動かしますねぇ~」と、話してらした。件を受けて、黒ぽんが「ナウシカも〇〇も無いよ笑」と突っ込む。「そんなぁ笑」と酒井さんが笑って受けてから、黒ぽんがテトに噛まれる仕草をしていたって話。

ムスカはラピュタだけど、ナウシカだとしたら、巨神兵を思い出したしたりしてした。トルメキア軍が投入したロボット。溶けながら軍を薙ぎ払い、早すぎた実戦に腐ってしまう。どちらも争いごとは何も生まないというメッセージのアニメなので、案外、「酒事で揉めるのは無粋なことである」というような話者のメッセージだったのかな?なんて手前勝手に解釈したりしている。ハニキャン争奪戦やネタバレの是非を問う殺気立った空気、正確性が必要なMC報告に、粗忽者の自分は歯が立たぬなぁと感じている。

熊さん「ああ俺だ、なんて浅ましい姿になっちまったんだ」、なんて調子だ。あきれ返る世話人を尻目に八さんは本人が引き取って行くと言って熊さんに死骸を抱かせる。
熊さん 「兄貴、わからねえことが出来ちまった」
八さん 「何が」
熊さん 「抱かれているのは確かに俺だが、抱いてる俺は誰だろう」

ちょうど、粗忽者を反省しているときに音源が見つかったので共有する。談志師匠の「粗忽長屋」。マクラがなんと19分笑。やっぱりいいなぁと思いながら、聴いていた。これと「死神」は落語家さんによって、雰囲気がガラッと変わるのでまた新しい人のも聞きたいなぁと思っている。

最後は「ハナシカ」の話で太鼓を鳴らしてもらう。

今日はこの辺で。
お後がよろしいようで。

おしまい


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