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散文詩 一筆したため春薄暮
前略貴女様
随分と笑顔を見せてくれるようになったと思います。
貴女のお母さんはやはり苦労の連続でしたが、いつもお話しているように大丈夫なのですよ。
思い出してください。髪をとかしてくれるのはお母さん。ぼろぼろの子犬のぬいぐるみを繕ってくれたのもお母さん。三輪車を押してくれたのもお母さん。
お母さんは大丈夫です。きっと幸せになりますよ。そして貴女を捨てたり、ましてや殺めたりなどあろうはずはありませ
後ろ髪引かれるくらいが
ずっと今日こそはと意気込んでいたわけでもないけれど、久しぶりに何とかフラペチーノが欲しかったのに。
あまりの混雑に時間がないからと、すごすごと引き返す。
気分的には後ろ髪を引かれたまま。
後ろ髪を引かれる。
それくらいか丁度いいのかも知れない。
いくらでもある。行き過ぎると憎らしくなってくる。愛情と憎しみは執着を介してある意味紙一重だと…… そうかもね。
たかだか何とかフラペチーノ?
いやそ