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読んでみよう2月

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寒いねー。 今月こそは書きためた文章を上げるのだ。
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#コラム

その仕事にどこまで時間をかけるか?

その仕事にどこまで時間をかけるか?

いいアイデアは時間をかければ生まれるか書籍や雑誌の編集をしていて、ずっと悩んでいたのが、どこで仕事を終えるかである。例えば、タイトルを決めるという仕事。「いいタイトルができた」と思っても、一方で「もっといいタイトルが見つかるのではないか」と考える。あと1時間考えると、もっといいタイトルが出てくるのではないか、と。原稿作成も同様である。書き上げたものを推敲し、何度か手直しする。

一人前の人なら及第

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人を惹きつける東京で、人が人のストレスになる

人を惹きつける東京で、人が人のストレスになる

久しぶりに日本に戻ってきた知人先日、ラオスに住んでいた知人が久しぶりに日本に帰ってきた。ラオスは、隣国のタイやベトナムの経済成長を見ながら、遅ればせながら市場経済を導入して経済成長が始まったばかりの国である。人口も680万という規模。日本とは文化も経済も異なる。

そんなラオスから帰国した彼に「東京で何に驚いた?」と聞いたところ、日常的なある光景について話してくれた。

それは品川駅でのことだ。駅

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コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

日頃からnoteを書いたりTwitterでつぶやいたりしているからか、伝え方について聞かれることが多くなった。

そうやってコミュニケーションの悩みを聞くうちにふと気づいたのは、コミュニケーションのゴールは『伝える』のもっと先にあるのではないか、ということ。

例えば、顧客に商品を買ってほしいとか、部下にこう動いてほしいとか、自分が相手に求める態度変容を『伝える』ことで解決しようとしてしまうのだけ

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これからは「世界観」が商品になる

これからは「世界観」が商品になる

WarbyParkerやEverlane、CasperといったD2Cブランドの台頭と店舗のメディア化、PBブランドの隆盛。

こうした小売業界における変化の根源は、すべてひとつの要素に集約されると思う。

それは『世界観こそが最大の資産である』ということだ。

以前「ブランドとメディアの境目がなくなっていく時代に」というnoteを書いたのだけど、境目がなくなっていくのはもはや小売とメディアだけの話

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