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子どもたちが騒がしいので、コソコソ話をしてみた。

児童指導員、放課後児童支援員として働いていると
子どもたちの前に立ち、大勢に向けて話をする機会がたくさんあった。

いつも困っていたのは
話を聞いてほしいのに、子どもたちがガヤガヤしていて全然静かにならない!ということ。
一度テンションの上がった子どもたちは手強い。
これは、子育てをされている保護者の方も、我が子に対して感じることがあるんじゃないだろうか。

そんなとき、たまに使っていたワザが
「コソコソ話」だ。

諸先輩方がやっているのを見て、お!と思い、真似することから始めてみた。

子どもたちに「お話するよ〜」と声かけをして
その時点で気がつく子、静かにこちらを向ける子も中にはいる。
その子たちは待たせることになるからごめんね…という感じなのだが、

静まらないなーというとき、
大きな声にチェンジするのではなくて、
逆に「コソコソ話」の声にする。

『(小声)みなさ〜ん。今から、お話しますよぉ〜。。聞こえてますかぁ〜?』

ジェスチャーはそんなにしないが、口は大きめに開けて、目線は配る。
そうすると、、「アレ?」という違和感を感じた子や、
たまたまこちらを見た子が興味を持って
じわじわと、なんかやってるぞ!が伝わっていくのだ。

たとえばこれと似たパターンで、1-2度大きな声で「ごちそうさまの挨拶するよー!」と伝えたあと
なかなか静かにならないな…というとき、
わざと「黙る」「黙り続ける」こともある。
ただただ待つ。
「待ってるんだけどなー」の目配りはする。

すると、他の子が「ねえ!」と言ってくれたり、
「アレ?なんか変な空気」というのを察知して
だんだんシーンとしてきたり。

根気がいることだし(子どもに関することは、だいたいそう。)、
こればかりでは続かないことなのだが、
毎日が同じでもダレてしまうというか、
新鮮みがなくて子どもたちの中でも「こんなもん」が定着してしまうので
色々工夫しながらやっていく必要がある。

今度はああしてみよう、こうしてみよう、、
もちろん失敗もたくさんあるが、
試しながらやっていくのは意外と面白くて、わたしは結構好きだ。

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