後藤道輝

後藤道輝

最近の記事

洗濯物干すのもヒップホップ

お皿洗いでもして気分転換するかぁって、BGMを探し始めたら、気付いたら、お皿を洗ってる時間よりもサウンドクラウドを徘徊してる時間のほうが長くなってました。ブレイクビーツと家事、相性が良い気がします。 「洗濯物干すのもヒップホップ」はZORN氏の名曲「My life」でのリリックです。派手な遊び、大盤振る舞いを曲にしなくても、日常を如何に魅力的に切り取るか、それが重要だと訴えてきているように感じております。 「たとえ平凡で小さなことでも、それを自分なりに深く噛みしめ味わえば

    • 進捗のデザインの重要性

      この本は、3業界、7企業、26チームの1万2000の仕事日誌を調査した結果判明した「生産性や創造性を高める方法」が書かれています。結論を書くと、「やりがいのある仕事が前に進んでいる感覚」を高めてあげることが重要であるそうです。 仕事を効率的に生産性を高めて取り組むためには、インナーワークライフをポジティブなものに変えることが大切です。最も大切なのが「やりがいのある仕事が前に進んでいる感覚」です。 もちろん他にもインナーワークライフを高める要因はあるのですが、1万2千という

      • 山猫は眠らない

        伝説的スナイパー、トーマス・ベケットが活躍する戦争アクションのシリーズ第1弾。主演は『プラトーン』の冷酷な軍曹役が印象深いトム・ベレンジャー。銃器考証もよくできておりミリタリーファンからの評価も高い。 経験豊富なスナイパーのトーマス曹長。彼のもとへ、ワシントンの指令を受けた若きエリート軍人ミラーがやってくる。暗殺目標はパナマの犯罪組織のボスと、その援助を受けて政権を狙う将軍。だが、パートナーを務めるミラーは射撃の名手ではあるものの、実戦経験はほとんどなかった。 結果、2人

        • 職業倫理

          職業倫理とは、プロフェッショナルに期待される行動の倫理規範。それは個人のもの、また組織のものである場合もある。 プロフェッショナリズムという言葉は、もともとはキリスト教修道会の誓いに当てはまるものだった。少なくとも1675年までにはこの単語は世俗的な用法を見出し、3つ学問的職業に適用された。神学、法律、および医学である。プロフェッショナリズムという言葉は、同じ時期に職業軍人にも使われていた。 プロフェッショナルや定評のある職業で働く人々は、専門的な知識とスキルを身に付けて

        洗濯物干すのもヒップホップ

          PREDESTINATION

          ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンスです。時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命が描かれています。 1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョンは、バーテンダーに自身が歩んだ人生を語ります。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものでした。 それを機に男性として生きることを選

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          証券会社とETFと投資信託

          証券会社の役割実際に株式を売ったり買ったりする場合、基本的に窓口となるのは証券会社です。そんな証券会社の役割について解説します。 証券会社は、主に証券取引所と投資家の間を取り持って手数料をもらい、株式の取引を成立させる「ブローカー業務」をしています。 その一方で、証券会社も自分たちで株式取引に参加してお金を増やしているのです。これを「ディーラー業務」と呼びます。ディーラー業務では、一般株主との衝突を避けるため証券会社は保有できる証券の限度額を決めています。 また、証券会

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          消費者動向指数

          「景気が良くなる」「景気が悪化」などニュースでもお馴染みの言葉ですが、そんな景気の動きを数値化したものが景気動向指数です。 景気動向指数には3つの指標があります。まず、景気の動きに先行する「先行指数」があります。これは景気が上昇する前兆ともいえる動きで、例えば機械の受注量が用いられます。 企業が機械を導入すれば生産量が増加するため、市場に出回る商品の量と連動して、売上と消費が見込まれ、景気が上昇すると考えられるのです。また、同様の理由で新規の求人数も用いられます。 景気

          消費者動向指数

          直接金融と関節金融

          学校教育の過程において、お金について学んで経験のある人は少ないかもしれません。まずは、「金融」について解説します。 金融は「金融」の略語であり、資金が余っている人から不足している人に融通することを意味します。また、金融を大きく分けると「直接金融」と「関節金融」の2種類があります。 一般的に馴染みがあるのは関節金融で、代表的な例が「銀行預金」です。銀行は預金者から集めたお金を企業に融通することで儲けています。つまり、預金者と企業の間に銀行が介在するので関節金融というわけです

          直接金融と関節金融

          THE FIRST PURGE

          21世紀のある年、政権を奪取した「新しいアメリカ建国の父たち」を標榜するNFFAは、犯罪行為の減少の為、殺人を含む全ての犯罪が合法化される夜、パージと呼ばれる実験を、ニューヨーク州スタテン島限定で実験的に行うと発表し、善悪の狭間で住民達が悪戦苦闘する物語です。 果たして人間はそんなに簡単に人を殺したり犯罪に走ったり出来るものだろうか、そうした根本的な問いを、非日常での葛藤を通じて描かれています。基本的に、やはり人間はそんな簡単にはタブーを犯すことは出来ないのですが、些細な事

          THE FIRST PURGE

          THE BANKER

          1960年代、ビジネス界においても人種による制約がまだ存在していた時代を舞台に、白人を社長に立てて、その陰で用務員と運転手になりすまし、不動産取引、会社経営で黒人2人が成り上がっていく物語です。 黒人の弁護士や医師が増えていた背景もあり、時代背景として歪みがあり、賢くて野心のある黒人が成り上がる余地があったのかもしれません。胸に怒りを秘めてるという要素も重要です。バイタリティー、行動力、半端ないです。 改めて、信用創造は浪漫があるなと感じました。属性が理由で銀行融資が難し

          人件費の撤退と投資

          販管費を下げるべきであるという言説を唱える投資家が増えてきました。至極真っ当なご意見ですが、記事の中で具体的に何を削るべきかを言及しているパターンは少ない印象です。 人件費を削減することは、究極、簡単です。カットすれば良いだけの話です。しかしながら、自分自身に負けてしまって、人間、目の前の人間をクビにするのが難しいのかもしれません。 従業員を解雇するぐらいであれば、経営陣を総入れ替えをすべきではないかと相談すると、大抵の場合、やり切ってもらわないと困るという回答が返ってき

          人件費の撤退と投資

          ミリ単位で追求する姿勢

          最近、リクドウという漫画にハマっています。端的に言うと、スラム街出身のボクサーが成り上がっていく物語です。自分自身より強い敵を倒すことにカタルシスを覚えると同時に、ボクサーの椿さんのプロ意識がイケメン過ぎました。読んで良かった漫画です。 日本の大会で優勝しても、インタビューは反省から始まります。世界を目指しているからです。世界を目指しているからこそ、世界戦であれば致命的な失敗をした、論外であったという反省が本音になるわけです。 常に己の描く理想を、ミリ単位で追求し続ける姿

          ミリ単位で追求する姿勢

          ポジティブスパイラル

          青臭いかもしれないですが、先行きの不透明な時代であるからこそ、頑張りの見える化、生活に寄り添った価値提供、お金の識字率向上、更なる挑戦の後押し、こうした前向きな循環を体現していきたいと思います。 常にストレスやプレッシャーは感じますが、自分よりも、社員のほうが最前線で苦しんでると思っています。自分は夜中に鼻血が出たり、ケツから血が出るくらいで、大したことないです。ガツンと結果を出して、社員の履歴書を格好良くできるように、もっと報いていきます。 直近、マスクしてる人が減った

          ポジティブスパイラル

          羽田空港のアルバイト

          昔、羽田空港の飲食店にてアルバイトさせて頂いたことがあるのですが、暇になったときの、無心でやる業務、作業系の業務をやることが好きでした。無心で紙ナプキンを折ったりしてました。相手ありきの勝負も大切ですが、自分との戦いの業務を、どれだけ工夫できるか、これも重要な仕事であると認識しています。 ハードシングスというのは、すぐに記憶喪失になってしまうのですが、そういえば、創業時の大変なタイミングにて、社内メンバーと会話しながら、ひたすら、メモ帳で折り鶴を作っている時期もありました。

          羽田空港のアルバイト

          ジャック・ウェルチ

          ミッション、行動、結果。読んだ書籍を鵜呑みにし過ぎるのは良くないが、まず、混乱を招く言葉であるので、「バリュー」という言葉ではなく、「行動」という言葉を用いているのが印象深い。勝手な解釈ではあるが、行動に紐付いていないと意味が無いという意思表示であるように感じる。 心を開くこと、融合に情熱を持つこと、簡潔さ。例えば、市場調査会社、ニールセン社においては、3つの行動として上記を重視しているとのこと。日本語の場合、行動指針と近い言葉なのかもしれない。常に行動の一貫性を説いている

          ジャック・ウェルチ

          異常値の重要性

          外れ値を無くすことも重要だけれども、上振れの外れ値に関しては無くさなくても良いと思っていて、気付いたら普通になってしまうのが最悪で、どんどん前進させていきたいと考えています。因数分解という言葉自体は耳障りが良いですが、期待値を超える細分化ができるかというと、別次元の難しさ。逃げてはいけないです。 リサーチでも改善提案でも、インサイトが予想以上に深掘りされたものが出てくると、めちゃくちゃテンションが上がりますが、どうやれば深掘りされた視点が出てくるかというと、日頃のインプット

          異常値の重要性