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読書記録

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読んだ本の感想をまとめました。
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#エッセイ

『発信する勇気』を読んで変化した気持ち

『発信する勇気』を読んで変化した気持ち

末吉宏臣さんの『発信する勇気』、めちゃくちゃ心に響きました…!
発信することに対して気負っていたものが軽くなり、自分の発信が好きになれたような気がします(自分の書いた文章を読み返すのは苦手だったのに、すごい変化!)。
学びや気づきは書ききれないほど。そのなかでもとくに大きく心を動かされたことを3つ紹介させてください。

普段のnoteが書きやすくなった

価値のない発信なんてない。自分ならではのノ

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大好きなばななさんの作品の執筆について知る

大好きなばななさんの作品の執筆について知る

吉本ばななさんの『小説家としての生き方 100箇条』を読みました。

『人生の旅をゆく』『どくだみちゃんとふしばな』などのエッセイ集も好きで、シリーズをほとんど持っています。
ばななさんが日常生活を大切にされている話が好きなんですよね。

こちらの著書でも、日常があってこそ執筆ができること、柔軟に生きるために生活を遊びに変えるようにしていること、子育てが人生に与えたことなどを書かれています。
私は

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HSPが自分を好きになれない理由

HSPが自分を好きになれない理由

適応障害から回復するなかで起きた心の変化をエッセイにし、先日Kindleで出版しました。
これを書くにあたって繰り返し読んでいたのが『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』。

私はHSPなので、適応障害にもなりやすかったのかなと思います。
ストレスに弱い自分がダメなんだよなあ…と落ち込んでいました。自分のことが嫌いでした。

この本によると、HSPの人たちは自分を好きになれないことが多く、自己評価が低

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あなたに会えることが本当にうれしい/『きみは赤ちゃん』

あなたに会えることが本当にうれしい/『きみは赤ちゃん』

妊娠中のnoterさんの記事でよく見かけるエッセイ集。川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』を読んでみました。
思わず声を出して笑ってしまうような表現が満載でした!!胃もたれしてるときに読むと苦しい(笑)

ニッチな話題というか、未映子さんしか言葉にできない感覚というか、そういうピンポイントな部分が刺さりまくりました。
とくに激しく共感したのが、つわりの回復期の異常な食欲について。

これ、よくぞ表現

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心を柔らかくしてくれる言葉たち『弱火でトロトロ書くように』

心を柔らかくしてくれる言葉たち『弱火でトロトロ書くように』

発信するときは、伝わりやすいようにハッキリ書かなきゃ!と自分にプレッシャーをかけがちです。
末吉宏臣さんの『弱火でトロトロ書くように』を読んで、もっと気楽に考えていいかなあ、と思えました。
Kindle出版を目標にしようと思ったきっかけのひとつでもあります。

ぼんやり書いてもいいのかも

輪郭がぼんやりした感想でも、考えている途中のことでも、ひょいっと書き始めてみる。それくらいでいいのかも。

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ユーモアと冷静さと、あふれる人間味が素敵-『そういうふうにできている』

ユーモアと冷静さと、あふれる人間味が素敵-『そういうふうにできている』

つわりで冴えない生活だけど、1年の最後の日は明るい気持ちで過ごしたいなと思い、さくらももこ先生の『そういうふうにできている』を読みました。
ももこ先生の妊娠から出産までのことが綴られたエッセイです。

便秘のエピソードがまるまる1章あったり、帝王切開+盲腸の手術の経過がこと細かに書かれていたり…そこまで公開しちゃって大丈夫なんですか!?とつっこみたくなるくらい刺激的でした(笑)

帝王切開への不安

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