手嶋沙織

ロシア音楽専門ピアニスト。モスクワ音楽院修了後、カルーガ州立タネーエフ記念音楽学校にお…

手嶋沙織

ロシア音楽専門ピアニスト。モスクワ音楽院修了後、カルーガ州立タネーエフ記念音楽学校において教鞭を執る。現在は後進の指導を行う傍ら、ロシア及び日本国内で演奏活動を行なっている。 『月刊ショパン』での連載《未知なるロシアに魅せられて》の続編!

記事一覧

ロシア繋がり〜香月泰男〜

ロシアでの子育てについて投稿しておりましたが、山口県でロシア繋がりのある方について投稿します。 秋吉台芸術祭記念演目 11月に組曲『香月泰男』に出演させて頂きます…

手嶋沙織
7か月前
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ロシアでの育児④

前回の育児誌から数カ月が経過してしまいました。 皆様如何お過ごしでしょうか? 季節による服装変化 日本での0歳はどんな格好で散歩するだろうか。 そもそも散歩をする…

手嶋沙織
7か月前
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ロシアでの育児③

  異国での二人暮らし  出産後、舅姑と同居していた。 パートナーはモスクワでの仕事があり、彼不在での舅姑との同居は私にとって気の休まることはなかった。今考えれば…

手嶋沙織
1年前
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ロシアでの育児②

5カ月までの日々、ソ連式育児の開始 ※この話は6年前の話である! 産院を退院してから、生活は一遍した。 世の中のお母さんの偉大さと大変さに気づかされる日々であった…

手嶋沙織
1年前
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ロシアでの育児①

当記事は月刊ショパンにて連載していた『未知なるロシアに魅せられて』 続編である。 『未知なるロシアに魅せられて』最終回ではロシアでの壮絶出産記をお伝えしたが、今…

手嶋沙織
1年前
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未知なるロシアに魅せられて

こんにちは ピアニストの手嶋沙織です。 ピアノ音楽誌 月刊ショパンにて連載していました 『未知なるロシアに魅せられて』 続編という形でこちらに投稿していきます。 …

手嶋沙織
1年前
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ロシア繋がり〜香月泰男〜

ロシア繋がり〜香月泰男〜

ロシアでの子育てについて投稿しておりましたが、山口県でロシア繋がりのある方について投稿します。

秋吉台芸術祭記念演目

11月に組曲『香月泰男』に出演させて頂きます。
もちろん彼のお名前は存じておりました。
絵画展に行った時、彼の作品に『домой 』(自宅へ帰る、帰国する)と書いてあったのを拝見した時涙が止ませんでした。
彼の人生と私の人生とは違いますが、極度のストレスで日本へ帰国したいと思っ

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ロシアでの育児④

ロシアでの育児④

前回の育児誌から数カ月が経過してしまいました。

皆様如何お過ごしでしょうか?

季節による服装変化

日本での0歳はどんな格好で散歩するだろうか。
そもそも散歩をするという習慣がないかもしれない。
以前もお伝えしたが、ロシアでは2時間は子供を散歩させなければならない。
秋になると途端に寒くなるロシアは、服装を考えなければならない。
日本よりも朝晩と昼の温度差が大きいのである。
大人でも体温調節が

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ロシアでの育児③

ロシアでの育児③

 

異国での二人暮らし
 出産後、舅姑と同居していた。
パートナーはモスクワでの仕事があり、彼不在での舅姑との同居は私にとって気の休まることはなかった。今考えれば大変ありがたい環境だったが、産後精神状態が不安定な時その有難さに気づかず、娘が6カ月の時2人暮らしを選んだのであった。

 当時私はカルーガ音楽学校で勤務しており、その縁でカルーガ州立オーケストラの公演にも出演していた。当時のカルーガ州

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ロシアでの育児②

ロシアでの育児②

5カ月までの日々、ソ連式育児の開始 ※この話は6年前の話である!

産院を退院してから、生活は一遍した。
世の中のお母さんの偉大さと大変さに気づかされる日々であった。
題名にもあるように、私はソ連式の育児方法で育児を開始した。
同居していた舅姑の有難いアドバイスを頂き、妊娠中からベビー用品の購入についてなど助けて貰った。
私が探さなかったからだと思うが、日本にあるようなマタニティー誌など見たことが

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ロシアでの育児①

ロシアでの育児①

当記事は月刊ショパンにて連載していた『未知なるロシアに魅せられて』
続編である。

『未知なるロシアに魅せられて』最終回ではロシアでの壮絶出産記をお伝えしたが、今回はロシアでの子育て事情についてお伝えしていこうと思う。
(出産記については是非月刊ショパンを読んで頂きたい)

妊娠期間中のピアノ事情
妊娠7カ月から産休を取得できると勤務先のカルーガ州立音楽学校から言われていたが、生徒の演奏会や自分の

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未知なるロシアに魅せられて

未知なるロシアに魅せられて

こんにちは
ピアニストの手嶋沙織です。

ピアノ音楽誌 月刊ショパンにて連載していました
『未知なるロシアに魅せられて』

続編という形でこちらに投稿していきます。

このご時世、衝撃的な題名だと思われるかもしれませんが、
10年住んだロシアでの経験を是非読んで頂けると幸いです。

何故ロシアに行ったの?など疑問に思われた方は是非
月刊ショパン2022年4月号からの連載を読んで頂きたいですが、ここ

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