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2019年4月の記事一覧

デジタル毎日スタンダード・プランで読めないもの

デジタル毎日スタンダード・プランで読めないもの

毎日新聞の電子版「デジタル毎日」のスタンダード・プランを申込んでみた。月額980円。結論からいうと、やめる。

理由は、読みたいと思っていた記事が読めないことが判明したから。

日曜版の別冊「日曜くらぶ」に梨木香歩の連載「炉辺の風おと」がある。それが読みたくて申込んだが、スタンダード・プランで読めないことが分った。プレミアム・プラン(月額3,200円)なら読めるかもしれないが、この記事だけのために

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令和が採られた序文

令和が採られた序文

2019年4月1日に新元号が発表された日の夜に次の文章を書いた。

この際、典拠とされる文書の画像を掲載した。これは、おそらく、メディア関係に配られた文書ではないかと思われる。

私の中ではこの〈書き下し文〉の中で一箇所だけ気になる点があった。

それは最後の「蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」のところだ。おしまいの「薫らす」の送り仮名が「らす」となっているのに引っかかった。これは、元の典拠で

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適温茶の至福

適温茶の至福

紅茶を淹れたりコーヒーをドリップする。

日常ともいえるし、非日常ともいえる。

イレヴンジズと考えれば日常だし、飲み物が連れて行ってくれる香りと味わいの世界は日常にはないとも考えられる。



ティファールを愛用してきた。壊れた時は薬罐の世話にもなるけれど。

ずっと欲しかったティファールのある型をこのほど手に入れた。ティファールとして4台目。電化製品はいつかは壊れるとはいえ、愛着がある。その

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巧妙なすぱむ

巧妙なすぱむ

アマゾンを騙った巧妙なすぱむがちょくちょく届く。

同じ手を複数回みたので、魚拓をとっておく。

それが騙りであると分ったのはメール差出人のアドレスだ(下)。

よく見ると、「co.」と「jp」との前に、それぞれ余分なスペースが入っている。本物のメールにはそれがない(下)。

メーラによってはこの余白が見えないかもしれない。

用心、用心。
#空白 #アマゾン #差出人 #セキュリティ #日誌

羊羹のような時間

羊羹のような時間

羊羹をすぱっと切る。

そのようには時間は切れない。

そんなことを教えてくれたのが、rachelmirror さんの次の note.

こうお書きだ。

もちろん、時代が平成ではなくなったとしても、時間は相変わらず続いていく。羊羹を切り分けたり、切り離された電車の車両を車庫に戻して出発したりするわけではないのだから。



この羊羹の喩えを目にして、オングの書『声の文化と文字の文化』(下)を思

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ノートテイカー

ノートテイカー

その名前は知っていた。

だけど、自分の話をとられるのは初めてだった。

ふつうは2人のノートテイカーが付くという。

なんらかの事情で話を聞くのが難しいひとのために用意されるノートテイカー。

道理で、私の話を一言一句、書き留めるわけだ。

後で聞くまで知らなかったので、少しびっくりした。



が、ノートをとられると、話はすらすら出てくる。聞いてもらえていると実感があるからだ。

逆に、ぜん

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令和の典拠

令和の典拠

2019年4月1日に菅官房長官が新元号「令和」の典拠を読上げたとき、頭の中で何かがカチッといった。

それが何かは分らなかったが、深更になってやっと気づいたので、書留めておく。

引用文は漢文だが、人によって書き下し文が違う。さっと手許の本を見たら微妙に違う。

公式のものは次の通りだ(出典)。

この書き下し文とほぼ一致する文が手許の別の本で見つかった。『万葉集 全訳注原文付(一)』だ。これを著

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