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統合失調症と発達障害の私は精神障害者保健福祉手帳を申請する決意をした

申請することにしました

私は精神障害者手帳を申請することに決めました。

引っ越してから新しい主治医とこの数カ月じっくり話し合い、回復具合をみながら考えていました。

前の病院でも「手帳の必要性は考えられるかもしれませんね」と言われており、相談しているところでしたが、体調がよくなくあまりちゃんと話し合えなかったのと、私が背伸びしすぎてた為「本当に困っていること」がちゃんと伝えられず医師が正しい判断をできない状況となっていました。

新しい主治医になってからは「できないこと」をストレートにはっきりと伝えることで「本当に手帳を持つ必要性があるのか」を再検討。

初診のその日に「十分取得できると思います」と言われて、「でもしばらく様子は見ましょう」とも伝えられ、時間をかけて考え下さいました。

しかし、私の旦那も私の為に「手帳は持つべきだと思う」と背中を押してくれたのもあり、私は決めることにしました。

今日、診察の際「そろそろ申請したいと思います」と伝えると「では次に申請書」を持ってきてください。と言ってくださいました。

今の主治医の先生は淡々としていますが、こちらに様々な提案をし、選択肢を与えてくれる良い先生です。薬も積極的に新しいものを挑戦させてくれるので回復も早かったです。

もちろん、前の先生も良い先生でした。違いと言えば、前の先生は対話を大事にして慎重にゆっくり決断をする先生だったこと。だから、今の先生は新しい提案を次々にしてくれていろんなことを無理のない範囲で試させてくれるし、意見もしやすいので合っているなと感じています。

もちろん、私の社会生活は「問題が無い」くらい元気な時もありました。でも急に「大問題」になって「何もできなくなる」ことがとても多い。しかも、ほとんど生活は旦那が支えてくれている。

私一人ではできないことが多く、コミュニケーション能力も低い為旦那しか私を助けてくれる人は今いません。

私は誰かが生活を助けてくれないと生活ができないのです。つまり、ひとりでは生きられないということ。しかも、企業では働く力はない。手帳が無いと理解がなかなか得られない。だから、手帳が必要だったのです。

私にできないこと

私にはこんなにできないことがあります。

私ができないこと

・自転車に乗れない
・長時間のバスや電車に乗る
・雑談や瞬時の的確な会話
・細かいタスクが追えない
・料理や家事全般
・一人の買い物
・金銭管理
・毎日の着替え(すぐ寝込みやすい)など

大体の人に「自転車に乗れない」ことを話すと驚かれます。自転車はこげるんですが、上手く運転できません。新卒の頃、自転車通勤を一時期していましたが、何回も転び友達に借りた自転車をぼこぼこにしてしまいました。

とりあえず前に進めるけれど、運転が下手だからすぐ転んでしまうんです。前後左右の空間の把握もできないし、バランスもとれない。特に自身の薬の副作用のパーキンソン症状で瞼が上手く動かないことから前が見えずらく人にぶつかりやすいんです。

車なんて乗れたもんじゃありません。

また、私は退職届をここ数年で10回は書いております。それだけやっては辞めてをたくさん繰り返してきている。さすがにここまでくると「私って普通じゃないかも……」と考えるようになり手帳の話になりました。

食事はレシピがあってもレシピ通りには作れない。どこか抜けていたり、見落としていておかしな味になることの方が断然多かった。料理教室に通っても周りについていけず、ひとり居残りなんとか完成させていました。

時には簡単なインスタントでも作り方を間違えますし、栄養バランスはあまり考えられません。食事は基本全て旦那です。

外食は人の目が気になり時には涙が止まらなくなることもありました。だから、基本外では食べられません。たまに、状況によっては頑張って外食はしますが、苦痛です。

お風呂でも髪の毛を洗ったのか、体を洗ったか、歯を磨いたかなどを毎回忘れ繰り返す時もあれば、コンディショナーをつけたまま流すのを忘れて寝てしまうなんてこともありました。

でも、掃除は得意すぎてこれもまた問題で。目の前にゴミや髪の毛があると、衝動的になってすぐに綺麗にしたくて止まらなくなります。整理整頓には以上に執着してしまうんです。だから、家では常に気が張っているんなんてことも。ゴミが落ちればすぐ反応します。

ストレスがたまると急な衝動買いもある為、旦那が基本的に金銭管理をしてくれています。

思考がまとまらず、人の話を聞いているように見えて頭の中にはほとんど入っていない時もありますし、他人の話をさえぎり自分の話を急にしてしまうこともあります。

休日は旦那の友達には会いますが、今は症状が昔よりは悪くなる時もあり、多くの自分の友達に会うことも減りました。連絡をすれば数年前の友達に会えるんでしょうが、今は友達がいない状態になっています。

沈黙ができず、沈黙が悪いことだと思って無理に会話をした結果、不必要な事を言ってしまい相手を不快にさせてしまうこともあります。

そもそも、自分が何を考えているのかを症状によってはほとんど整理ができません。でも時間をかけて考え思考がまとまった時には文字に落とすことでだいぶよくなります。文字に落とすと今までにないくらいスムーズに会話ができます。だから執筆に活かせるんです。でも、瞬時に発生する雑談や他愛のない会話や質問は苦手です。

面接などはあらかじめ言うことを準備できるのと、質問をある程度予測できるので綺麗に話せますが、入社後に「あれ?この人こんなに会話できないの?」とギャップが生まれやすいです。

上手く話せなかったと悩むと、さらに他人に合うのが嫌になり引きこもってしまいやすいです。その為、仕事も怖くなって行かなくなってしまうことが起こります。

統合失調症と発達障害の症状が複雑に絡み合っているので、自分のことを理解するのにはとても時間がかかりました。統合失調症の症状が強い時ほど神経の消耗が激しく、特に発達特性の不注意が大きくでやすくなります。

とくに、人間が怖くなって急に涙が止まらなくなった時はパニックです。また、そんな自分はムキになって傷つきたくなくて認めたくなくて主治医にまで嘘をついてしまう時期もありました。

旦那は私のことをものすごく理解してくれているので、「私の嘘」をすぐ見抜いちゃうんですけれどね(笑)

外出をするのにはかなりの体力もいるし、体力をためる期間も必要です。外で仕事をすれば土日は体力を消耗しきって寝たきりになるのです。

不快なにおいにはすぐ吐き気がして、トイレへまっしぐら。昔仕事中に急にトイレに駆け込んでいた時は「妊娠したのか?」と勘違いされていろいろ面倒なことになりました。

私の過去

以前こちらの記事でもおおまかに紹介しましたが、今回は私の暗い過去をメインに綴ります。

私は高校生の頃に母が出て行き、家庭状況は不安定なことが多かったです。

母はうつ病で父は躁うつ病。両親同士の喧嘩も耐えなくなってきたころには私は辛くて辛くて毎日家にいるのが苦しかったです。

5年以上引きこもっていた過去もあります。最終学歴は専門学校卒業ですが、高校は通信制高校卒業です。

地元ではよい思い出もなく、いじめられていたため大人になって地元に戻っても苦しくなり辛いことを思い出して涙が止まらないこともあります。

家にいても音がすると人の声なきがして、過剰に反応してしまうことも昔からあります。

以下の記事にある様に「暗記」で生きていたので、資格は多くあり転職は困りませんが、肝心の「実技」ができないのでどうしようもありません。

今まで勉強したパソコンやプレゼン、ワードプレスなどのスキルは結局自分のペースでゆったりとしかできないため、今の執筆などの仕事にしか活かせないとも言えます。

稀に自分を活かせる企業の仕事とも出会えることもあるのですが、人間関係でだいたいは人が怖くなって行かなくなってしまいます。

それでも私らしく生きたい

それでも、私はもう大きく凹みませんし、人生を「終わりだ」なんて昔のように諦めてなんていません。

「もう、ダメなんだ」そんな風には思うことはありませんよ。もちろん、症状が悪化した時はネガティブになる時はあります。しかし、根本的には「私は私でいい」と思えるようになりました。

それは私には得意なこともあるからです。全てがゼロではなくて、ちょっと極端にゼロの部分があって、極端に80くらいできる部分もあるからです。

それに、私は執筆ならできます。執筆だったらどこまでもできるのです。

私のペースで私のやりたいように。

私は私だってこうやって伝えられているのも執筆のおかげです。また、旦那様の私を支える努力にもとてもとてもとても感謝しています。感謝しても感謝しきれないくらいです。

こんな私でも「会いたい」って言ってくれる遠くに住む友達もいて、「そのままでも好きだよ」って言ってくれる旦那がいるのです。

昔は「なんで生まれちゃったんだろう」「どうして生きているんだろう」いっぱいいっぱい考えても考えても答えは出ませんでした。

頑張っても頑張っても周りのみんなに届かなくて、たくさん苦しみました。「私、何かを間違えてるけれど……何を間違えているのかわからない」状態が自分のことがわからず、ずっと続き、混乱もしました。

でも、今の私は「私の人生は全然間違ってなんかない」と思っています。

自信をもって、私は私のまま生きてていいんだって言えるのです。

それは私が以下の記事に書いた3つの「大切に生きる」を大事に大事にしたからです。

「今を大切に生きる」為に、これからも私らしく生きていこうと思います。

▽大切に生きるをテーマに執筆中▽

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