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”頼り合う”重要性に気づき、今日もハレ

前回のあらすじ▼
”人はひとりでは生きれない”
私たちは、日々たくさんの周りの誰かに支えていただきながら生かされていると感じます。そうです、私たちの【幸せ】な人生は、人との関わりを無しにして成立しえない。

たとえ、適当な量のお金があったとしても、【幸せ】そのものは買えないし、
そして、もちろんのこと、人との関わりをお金で買うことも出来ない。
だけど  ”人はひとりでは生きれない” 。

だからこそ、【幸せ】になるために人付き合いの工夫が必要だと思いました。
人付き合いを工夫した結果、日々のあらゆる物事が好転し出した、
そう、曇空の向日は晴れ間が射していて。まさに人生ハレ日和。

自己主張し合える仲やご縁を大切にする

先日、【幸せ】になるためには ①適当な量のお金の確保 と ②幸せになる考え方の実践が必要だと申しました。

而して、私たちは日々たくさんの周りの誰かに支えていただきながら生かされており、私たちの【幸せ】な人生は、①と②を持ってしても、人との関わりを無しにして成立しえないのであります。

だからこそ、“誰と” 関わるかどのように付き合っていくかが重要であり、自分の考えや気持ちを主張し合えるストレスフリーな人間関係が構築できる他者との付き合いを特に大切にすることが【幸せ】になる近道と考えます。

人は支え合いながら生きていく

さて、私たちが【幸せ】な人生を歩むためには、日々の生活で関わるたくさんの不特定多数の他者のなかでも、特に、あなたがご自身の考えや気持ちを主張できる間柄の他者との人間関係を大切にすると良いと先ほど述べました。

ところで、あなたには自分の考えや気持ちを主張できる間柄の他者はいらっしゃいますか。

私は、自分の考えや気持ちを主張し合える間柄というのは、なにも考えや気持ちを主張するだけに留まらないと思うのです。そこには、相互の信頼関係や相手への尊敬の念が存在すると考えます。

時には互いの価値観を主張し合って、譲り合い、はたまた別の場所では、悩みを打ち明けて相談したり、逆に相談されたり、困っていれば助けたり、助けられたりするのではないでしょうか。

人はひとりでは生きていけませんし、誰もがひとりで何事もこなせるような完璧ではありません。誰もが皆、長所も短所も持ち合わせています。
だからこそ、私たちは互いに支え合って生きていくのだと思います。

支え合う生き方とは

私は、[私たちは互いに支え合って生きている]と考えます。
実際に、「人」という漢字の成り立ちのひとつは「横から見たひとの象形」とも言われますが、「ひとがふたりで支え合っているところを象っている」という説も存在します。ですから、少なくとも、古来から人々は他者と支え合って生きてきたのだと推測します。

似通った意味合いで ”助け合い” という言葉があります。また、 ”助け合い” と ”支え合い” のふたつの言葉がひとつになったような意味合いで用いられる “相互扶助” という四字熟語も存在します。この記事では、それぞれの言葉の違いを議論したいのではありませんので詳細は割愛するとして、要は私たちは日々他者と相互に支え合ったり、助け合ったりして生きていると言っても間違いではないでしょう。

しかしながら、どうしてか「助ける」、「支える」という言葉たちが上から目線に感じてしまうのは私だけでしょうか。もちろん、「合う」という「相互で」という意味付けの言葉が組み合わさって用いられているのでさほど気にする必要はないのかもしれませんが、私は「助ける」、「支える」という言葉たちがむしろ私たちを生きづらくさせ、そして困ったときにSOSを出しにくくしているように思えるのです。

そこで、 ”支え合い ” を ”頼り合い” という表現で解釈したら良いと考えました。
誰もがひとりで何事もこなせるような完璧ではないからこそ、そして誰もが皆、長所も短所も持ち合わせているからこそ、互いに補い、頼り合って生きているのではないでしょうか。
私は、[私たちは互いに頼り合って生きている]と考えます。

頼り合う関係性を築くために

あなたは、[私たちは互いに頼り合って生きている]と聞いてどのように感じたでしょうか。救う、力を貸すという意味合いが強い「助ける」と精神的または経済的に支援するという意味合いの「支える」よりもハードルが低く聞こえませんでしょうか。
一方、「頼る」という言葉には類語で「縋る」や関連語には「依存」があるため少しネガティブなイメージを抱きやすいかもしれません。

ただ、ここで言いたいのは一方的に片方の人が他者に頼りきるのではなく、自分の考えや気持ちを互いに主張し合い、時に相互で頼ることができる関係性の構築こそが【幸せ】になるうえでの最短ルートだということです。

ここからはより【幸せ】な人生を歩むために、大切な人と頼り合える関係性を構築するために「『つらいのに頼れない』が消える本ーあさ出版」という書籍の内容を参考に考えて参ります。

なぜ ”頼る” ことは難しいのか

しかしながら、[私たちは互いに頼り合って生きている]と聞いてもなお、”頼る” ことに対してネガティブなイメージを持ってしまったり、躊躇してしまったりする気持ちはないでしょうか。

前回の記事で触れたように、そもそも私たちは自分の気持ちを上手に伝えることに対して苦手意識が強いことから、他者に ”頼る” ことは更にハードルが高く感じてしまうということは想像に難くないかもしれません。

なお、私たちが自分の気持ちを上手に表現できない理由などは前回の記事の中で触れておりますので、よろしければご覧ください。

なぜ私たちは他者に ”頼る” ことがなかなかできないのでしょうか。
書籍によると、この要因として「助けられる側の頼み方スキル[受援力]」にあるといいます。

そもそも[受援力]とは?

自分の弱みを見せ、まず自分から相手を頼ることで「あなたを信頼している」と伝えられる力

頼り合うことによるメリット

▼頼ることで頼られた側に生じるメリット
 ・自己肯定感がアップする
 ・承認欲求が満たされる
 ・心身の健康状態の向上

▼頼ることで頼る側に生じるメリット
 ・ストレスの軽減
 ・心身の健康状態の向上
 ・悩みを抱え込みにくくなる

つまり、頼る人だけでなく頼られた人にもメリットがあるため、自分の考えや気持ちを主張できる間柄の他者とは、特に積極的に頼り合うことでより【幸せ】な生活を送ることができると考えます。

受援力を発揮して【幸せ】な人付き合いを

私たちは他者に ”頼る” ことにマイナスイメージを抱きがちですが、上述したように ”頼る” ことは ”頼る” 人だけでなく、 ”頼られた” 人にもメリットを生じさせてくれることが分かった今、 ”頼る” ことに対して印象が変わったのではないでしょうか。

とはいえ、いざとなるとそこまで親しくない間柄の他者を ”頼る” ことには抵抗があると考えます。
特に受援力の定義に「自分の弱みを見せる」という表現がありましたし、私はどうしても他者を ”頼る” 必要があるならば、きっと自分自身が信頼できる他者を選ぶと思います。

そもそも、私たち人間は価値観が違うがゆえに相互で分かり合える事の方が少ないため、すべての人に好いてもらうことは不可能です。
だからこそ、自分自身が少しでもストレスなく付き合える人を厳選し、互いの権利を尊重しあいながら上手にコミュニケーションをとることが大切というのは前回も述べたとおりです。

つまり、話を戻すと、いわゆる自己主張ができるような間柄の他者とは ”人間の尊厳(誰からも尊重される権利)” のうえで成り立っていて、小さな葛藤やもめごとを前提としつつも、お互いの信頼関係のもと、お互いの希望を述べたり、相互確認をしたりしていると言えるので、この信頼関係こそ、理想的な頼り合いであり、受援力を活かすチャンスと言えます。

まずは、自分のことを知ってもらいたいと思える自分が好きな人や自己主張し合える間柄の他者に対して  ”頼る” ことから始めてみませんか。

だけれども、「親しき仲にも礼儀あり」ということわざもあるようにバランスが大切だと思います。理想的な人間関係をより長く保つためにも、相手への気遣いも忘れないでいたいですよね。

それにせっかく私たちが受援力を発揮して自分たちから他者を頼っても、相手はまだ ”頼る” ことに対し躊躇してしまったり、マイナスイメージを抱いていたりする可能性もあります。だからこそ、お互いが気兼ねなく頼り合える関係性を長く続けるためにも相手への気遣いが大切だと考えます。
そして、その相手への気遣いとして断り方の一工夫がありそうです。

どれだけ自分自身にとって大切な人であろうとも、かつそのお相手が頼み上手だとしても、時と場合によっては頼みを聞けないこともあり得ます。そんなときほど、頼り合える関係性を維持するために断り方を工夫します。

<頼り合える関係性を維持するための上手な断り方>

1. 「No」とは言わずに、まず真っ先に謝る
2. 断る理由を伝える
3. 代案を出す
4. 相手のことを考えているということを表現する

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 「No」とは言わずに、まず真っ先に謝る

「無理なんだ」と断られると次回また ”頼る” 必要性があったときに、相手があなたを”頼る” ことを躊躇してしまうかもしれませんから、「申し訳ありません」、「せっかくですが」、「残念ですが」と真っ先に謝ると良いそうです。

もし、あなたが他者を ”頼る” 時には、きっと引き受けてもらえるだろうか、断られたらどうしよう、と不安になるのではないでしょうか。それは、あなたの大切な人もきっと同じです。だからこそ、相手の立場に立って、相手の不安な気持ちを気遣った断り方が大切なのですね。

2. 断る理由を伝える

「今からどうしても外出しなくてはならないんです」
「今日は夜に家族との約束があって、O時までに家に帰らなくてはいけないんです」
「今日中に仕上げなくてはいけない仕事があって...」
など、どうして断らなければならなかったのかをきちんと伝え、相手の気持ちを軽くすると良いそうです。

確かに、きちんと理由が伝わることで断られた原因はそもそも自分自身には無かったことがわかり安心感に繋がります。

また、断られた要因がもし自分自身にあったとしたならば、自分自身を見直し必要があれば自分が変わる努力をすればよく、はたまたこのお相手との頼り合いの関係性の維持にこだわりが無ければ、今の自分らしさを大切にし相手から好かれない選択をしても良いのでした。
なお、この考え方については、前回ご紹介した「図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめーPHP」という書籍をご覧ください。

もちろん、頼り合いができる理想的な人間関係は維持できたほうが良いのでしょうが、ストレスを感じるような間柄では理想的な頼り合いとは言えませんので、もし自分ばかりが頼られ、自分ばかりが断られているようなときには、人付き合いを再度見直されることをお勧めします。

3. 代案を出す

「今は無理ですが、2日後ではいかがですか?」
「私はお力になれませんが、OO課に過去の書類をもらうといいと思いますよ」
「私が持っている文書をメールで送りますので、それをもとにたたき台をつくってみたらどう?」
「あの人ならこの分野に詳しいですよ」
「あそこのお店、こういうピンチのときでも大量にコピーできてすごく便利ですよ」
「納期が1ヵ月後ならできるのですが...」
「他に誰に頼めるかな...」
など、自分が直接役に立つことができないときでも相手の不安な気持ち、焦っている状況を気遣ってできる限りのアイディアを提案すると良いそうです。

自分自身が信頼のおける他者に何かを頼むときには、きっと引き受けてもらえるだろうか、断られたらどうしよう、と不安になるに違いありません。そして、相手から期待していた回答を得られなかったときには焦る気持ちも隠せないと思います。
だからこそ、信頼できる相手がたとえ今回は頼みを聞いてくれなかったとしても、一緒に悩んでくれたら救われると思いました。

4. 相手のことを考えているということを表現する

「ただでさえ忙しいのに、OOさんも大変ですね」
「いつも多方面で頑張ってくださっていて、本当に助けられています」
「優秀な人ほど仕事が回ってくるんですよね」
など相手を労う言葉を伝え、相手のことを好ましく思い応援している気持ちを示すと良いそうです。

一緒に悩んでくれるだけでもきっと救われますが、労いの言葉を添えられると「この人は本当に自分のことをよく理解してくれている」といった気持ちになります。

さて、先日誰彼からも好かれる必要がないと気付けて以降、むしろ「ミサキさん」には自分の好きな人には自分を好きになってもらいたいという欲求が芽生え、だからこそ、自分の好きな人には精一杯自分の気持ちを表現して自分という人間のことを伝えようと努力し、そして自分自身も好きな人の気持ちや考えをもっと理解できるよう努力しようと努めています。
また、こういった過程に今自分がいるからこそ、理想的な頼り合いについて考えるに至ったと思うのです。

私たちは、日々たくさんの不特定多数の他者と関わって生活をしていますが、
誰と関わるかを選択することができるため、まず自分自身が少しでもストレスなく付き合える人を厳選して付き合いをすることが大切です。
そのうえで、そのストレスフリーに付き合えるこの大切な他者とお互いの意見や気持ちを主張し合ったり、時に相互で頼り合ったりすることができる関係性の構築を目指すことで、私たちは【幸せ】な人生を歩むことができると考えます。


したがって、私たちが【幸せ】になるためには、 ①適当な量のお金の確保 と ②幸せになる考え方の実践、③自分の考えや気持ちを主張し合うことができる限られた人数の大切な他者との関わり そして、④その大切な他者と頼り合いができる関係性の構築 が必要だと言えそうです。

私たちは日々 “誰かに支えられ、生かされている” とよく言いますが、私は[私たちは互いに頼り合って生きている]と思っています。
けれども、頼る人だけでなく頼られた人にもメリットがあるとは言えど、 ”頼る” という言葉には類語で「縋る」や関連語には「依存」があることもあり、未だネガティブなイメージを払拭するのは難しいとも思うのであります。
ですので、まずは自分の好きな人、自己主張できるような間柄の方から ”頼る” ことをはじめ、まずはその方と頼り合える関係性を築くことを目指すことから始めませんか。

頼り合いができる関係性の構築が、私だけでなく、お相手にもプラスの作用があり、一緒に【幸せ】な日々を過ごせるのであれば、受援力を発揮しないなんてもったいないです。

今日もハレの日。
向こう数週間はこのまま好天(転)が続きそう、そんな予感がします。
そして、「ミサキさん」は誓ったのです。
絶対に【幸せ】になるのだ、と。


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