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自由の女神ツアー⑥(最終回)

その⑤はコチラ

二度あることは三度ある?

なぜ私はニュージャージー州にいるのでしょうか?

まさか異国の地でひとりぼっちで迷子になるとは思わなかった。

さて、どうやってマンハッタンまで帰ろうか。
安心と実績のGoogleマップで帰り道を検索してみた。

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ニュージャージー側にもマンハッタンと繋がってる地下鉄があったはず。
・・・・・・・・・・やはり地下鉄が繋がっていましたね。
とりあえず入り江をぐるっと回れば地下鉄の駅までたどり着くらしいが・・・

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徒歩で約40分かけてグローヴストリート駅まで?
えー、時刻は午後3時
季節は秋、夕方に向けて人気が無く異国の土地を40分・・・

街中の徒歩40分じゃなくて人気のない所を!?
怖っっっっ!!!

仕方なく、とぼとぼと入り江の小道を歩いていると、声が聞こえてきた。
私と同じくフェリーから降りた数人の方が、道端で椅子に座っていた地元のおじいに、「どうやってマンハッタンまで帰ったらいいのか」聞いていた。

ロクに英語も聞き取れないのに、なぜかその会話の内容がわかってしまったのはシックスセンスが働いたとしか思えない

ホントねぇ・・・何でこの会話が理解できてしまったのか正直、今でも分からないんですよね。

そのおじいは、しきりに「Ship office!」と叫んでいた。
はて?シップオフィスとは?と思いながら、再度検索してみる事にした。

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そのShipofficeとは?と検索した際、Googleマップを開いて調べてみたんだが、この時なぜか「徒歩モード」で検索しなおしていたらしく、なぜか川を渡るルートが新たに出てきた。(まじ偶然)
いやいや、ちょっとまって? ルートが入り江を渡っちゃってますけど? 
徒歩じゃ渡れないんだけど・・・
と思ってルート詳細を見ていたらフェリーって書いてあるじゃないですか。

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おじいはどうやら「フェリーに乗ればいいんだ。で、そのフェリーに乗りたければシップオフィスに行って聞け」という事を言っていたらしい。

その事務所は赤い船だった。

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早速どうやって乗ったらいいのか聞きに行く事にした。

突撃ーーー!w

英語全く出来ないのにね。
今考えても不思議なんだけど、このバイタリティというか火事場のなんとやらの行動力。

事務所の扉を開き、えくすきゅーずみぃー!

出てきた女性に対してどうやってフェリーに乗ればいいのか聞こうと、おもむろにスマホの翻訳機能を使おうと思ったら、まさかのアンテナ圏外!

なんてこったぁーーーーーーーーー!

途方に暮れていたら事務所の女性が「おまえはマンハッタンに行きたいんだな?そうだな?」と。
「この艀を下って行ったところからフェリーが出ているから、それを使うとマンハッタンまで行けるんで、すぐに行きなはれ。2~3分後に出港するから早よ行きなはれ!」って教えてくれました。

英語出来ないんですが、なぜか理解出来ちゃったんだよな。

Shipofficeに突撃した時にはいなかったフェリーが、いつのまにか船着き場に到着していた。

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到着した黄色のフェリーに乗ると、すぐに対岸の船着き場(Warren St)に着岸した。

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現在地はLIBERTY LANDING MARINA(リバティランディングマリーナ)
対岸のWARREN STREET(ウォーレンストリート)までの船賃は$2。
スクリューが動き切る前に対岸に到着。
所要時間は離岸から2分(早っ
結構下船する人が多かった。(マンハッタン側からの乗船客だと思う)

対岸からの写真があった。右手に見える赤い船が「Shipoffice」だ。
※要ズーム

WTC側にあるフェリー乗り場BROOKFIELD PLACE TERMINALまで。

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マンハッタンまでの乗船賃はニコニコ現金払いの$7。
乗ってしばらくしたら乗務員が集金に来ます。
船内にあったパンフレットをゲットしマンハッタンまで大人しく船旅。
外は雨だったが、到着時には上がっていた。

対岸にある埠頭に接岸し、何とかニュージャージー州から戻ってくることが出来た。
すごくホッとしたのは言うまでもない。

この時、午後4時ちょい前

この日の予定では2時にはマンハッタンに戻り次の目的地に移動する予定だったが、道に迷った事で2時間近くロスし、気力体力共に削られてしまいグッタリ。

今にして思うが、よくあそこ(ニュージャージー州)から無事に戻ってこられたなと。

もし、自由の女神ツアーに参加されることがあれば、こんなことにならないようにご注意下さい。

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